ドイツで見えた、ソコ残念!
ドイツのボンに住み始めて3年が経った。
長くいると、それまで日本で聞いていたイメージとのギャップに時々、うぅっ!!っと唸る事がある。
よく耳にするのは、ドイツ人は真面目で日本人と似ていて、しっかり休みがあって、エコに対してすごい貢献してて、国はお金持ちで、何を取っても先進的、みたいな感じじゃないだろうか。
甘い!
ぜんっぜん甘い!
良い部分も勿論めちゃくちゃあるのだけど、今回はあまり触れられてない、僕のイメージと全く違った所を書き出してみた。
電車は遅れて当たり前
ドイツに来て、まず驚いたのが電車が時間通りに来ない事だ。
電車が遅れるのは当たり前、5分や10分ならまだいい方だ。
1〜2時間遅れなんて事も時々あるし、突然電車自体が無くなることも月に何回もあるから、空港に行く時など、時間にシビアなに時に使うのは本当に気を使う。
電車を使うなら、大抵予定の1時間は早く出る事をおすすめ!
タバコの投げ捨て率の高さよ
駅や道端、公園、店先など、目にする所ほぼ全てにタバコの吸い殻あり!って程に、みんなポイポイポイポイポイポイポイポイと当たり前の様に吸い殻をその辺に捨てる。
灰皿が設置してある横にいるのに、何故か道路にポイ捨てする。
一度、なんで捨てるのかと、ポイ捨て後のおじさんに聞いてみたら、掃除屋の仕事がなくなるから。という答えがあっさり顔で返ってきて、思わずひるんだ。
そうなの?
そうなの?
並ばないのが当たり前なのです
駅やバス停では、もやっとした列みたいなのが出来てるのだけど、いざ電車やバスが見えると、もう列もくそもない。
入口を制した者が一番に入れるのだ。
これは電車やバスの運転手によって、止まる位置が毎回違うのも関係してるのかもしれない。
割と適当。
いや、大分適当。
すぐに帰ってしまう配送屋
ブーッと呼び鈴がなって、玄関に出てみると誰もいない事が時々ある。
ポストを覗くと不在者届けが入っていて、これが入ってしまうと自分で郵便局まで取りに行かなくてはならなくなる。
どんなに大きな荷物だろうとチャンスは一度きりだ。(再配達なんて夢のようなサービスはない)
しかも最寄りの郵便局という訳じゃなくて、家から随分離れた場所の事もあるから大変だ。
時にはブザーすら鳴らず、いつの間にか不在者届けだけが入ってる事も。
ブザーがなったらともかく玄関にダッシュだ。
サービスは作り手優先なのか
先日、オンラインバンクにログインしたら、新しい仕組みに変わったので、これでセキュリティー強化にもなります!
たったの3ステップ!!
みたいな画面になって、残高が見たいだけなのに3ステップを踏まないとログイン出来なくなってしまってた。
しょうがないので、3ステップを始めたら、これがえらく複雑で、まずスマホがないとダメだし、普段使わない暗証番号を提示してください!とかなるし、30分程かけてようやく3ステップを終わらせると、最後の一文に、
デハ、パスワードヲ記入シタ手紙ヲ郵送シマス。
ソノパスワードヲ、モウ一度コノサイト二記入スレバ終了デス。
と、地獄みたいなメッセージと共に、結局残高は見れないまま終わってしまった。
4ステップじゃん!
ほいで3ステップからの1ステップが、20ステップ分くらい遠いじゃん。
こないだは、バスの予約の電話をしたら、15分くらい待った後で、ドイツ語話せるか?と聞かれて、ノー!と答えたら、ブツッ。そのまま切られてしまった。
どっちももう一生使わないと思う。
これらは勿論全てじゃないし、僕が感じてるままなので、また全然違う意見もあると思う。
全体的に人から感じるのは、相手の気持ちを汲み取るより、まずは自分の意見を大事にしてる風に見える。
これが良いのか悪いのかって問題ではなくて、きっとドイツではそういう教育で、それが当たり前なんだろうと思う。
逆に言えば、日本の人がしっかり並ぶ所や、電車が時刻通り来る所、配送の人を待たせてる事に大分依存してた自分を知った。
もうがんばってる人とかには、なるべく感謝を伝えようと思う。
常識って人や国ごとに全然変わるものなのだ。
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