見出し画像

Kenya 18 -援助ってなんだろう-


さて、僕の財布の中身もほとんどなくなってきて、
すっかり仲良くなったドンも、
何やらナイロビでミーティングがあるからと、
ぼちぼちナイロビに帰る方向へ。

宿主エノックの親父さんは、

ドンは一人で勝手にバスで帰ったらいい!
ムサシはずっとここにおればいい!

と、我が子当然のドンには容赦ないのを横目に、
身支度を始める。



昨夜はドンの親戚の家に一緒に行かせてもらって、
遅くまで彼が家族と過ごすのを眺めてた。


案の定、出会う人がみんな知り合いなので中々目的地までたどり着かない。


無口なカンフー男子が、僕の為にわざわざ僕っぽいチャンネルにかえてくれた。(わからないなんて言えない)


内緒だけど、実は俺カンフーマスターなんだって
それらしいポーズをとった瞬間からカンフー男子との絆が出来た。
(嘘だなんて言えない)






以前ケニアに来た時に、動物ガイドになりたい!
と熱望する友達と出会って、その彼の為にFacebookで

誰かカメラを譲ってくださーい!!

と、お願いしたところ、


一人の女性が、なんと以前使ってたというカメラ一式を
贈ってくれた。(しかもほぼ新品!)


別の友達は長く使っていたパソコンが壊れて、

仕事が出来なくなってしまった!

と嘆いてたので、そのことも同じ様にお願いしたら、

なんと今度はロシアの方が中古品をわざわざ買って贈ってくれた。

その後、カメラを手にした友達は自ら情報発信を始めて、
今は大学に行くお金を調達しようと頑張ってる。

パソコンを手にした友達は外でも作業が出来る様になったよ!
と常に持ち歩くようになって、4人の娘の学費を作ってるそうだ。






何の因果か、ある日惹かれ合ってしまった人と、
それを面白がってくれる人との関係が上手く絡み合って、
その結果誰かの夢が叶ってしまうなら、
それは関わった人みんなにとって最高の出会いだと思う。


クラウドファンディングやオンラインサロンは
今その筆頭だけどケニア内ではまだまだ聞かない。

あわよくば、関わった人同士が国を超えて
いつか実際に会えたら本当に面白い。

そんな方法はないものかとぶつぶつ考えながら、
隣でドンから、

急げ!大事なミーティングだ!

(本人は決して言わないけど、どうやら好きな子が出席するらしい)

と急かされつつ、僕らは村を後にしたのだった。







【インスタでもケニア旅編やってます】


【ご意見、ご感想はコチラが嬉しい】


【オンラインストア(カレンダー屋)オープンしてます】


いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!