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2024.09.12 ドイツで離婚は一大事

ビエラと兼ねてから、一人暮らしが落ち着いたら離婚届を出そうと話してたので、早速離婚届をプリントアウトして、サインして大使館に届けて、ハイ!一件落着!って思ってたのだけど、流石ドイツ、離婚も一筋縄じゃいかない。
ドイツに居住するなら、世界の何処で結婚しててもドイツ式の離婚をしないといけないと聞いて、ビエラと二人、日本大使館のカウンターの前で白目。
大使館のお姉さんもすんごい困惑してる。

ドイツ式の離婚
・離婚には裁判が必要で、裁判の前に1年間の別居が必須。
(同じ家の中での別居でもいいんだそう)
・裁判申請から離婚成立までの期間は約10ヶ月。

裁判と弁護士費用は、裁判内容によって随分変わるそうで、
子供もいないし分ける財産や年金もない、争うことが何もない僕らの場合、それぞれの月の収入分くらいなんだそう。

離婚しようと決めて、離婚成立するまで1年と10ヶ月。
地球一周出来るじゃん。

離婚にそんな時間と労力とお金をかける意味なんてあるのかと心が折れかかってる僕の横で、全く諦めないビエラ。
今度は弁護士さんに会って相談することに。
すると、色々知れた。

僕ら(日本人+ロシア系宇宙人)がドイツに住みながら離婚する方法は二通りあるんだって。

・ドイツでドイツ式の離婚をする。
・二人で日本に行って離婚届を出してから、ドイツで専門の人に依頼して日本式の離婚手続きをしてもらう
(離婚届の郵送は不可なんだって)


どっちにしても結構な額のお金がかかるなら、二人で日本行った方が楽しそうねって話をしてたら、なんと弁護士さんから朗報が。

低所得者は、裁判と弁護士費用を国が全額保障してくれるんだそう。

・手続き開始から離婚成立するまでの期間は約3ヶ月。(こっちの方が遥かに早いのなんで。)
・書類作成などの費用が全部で300ユーロ。
(但し、離婚後4年間の間に僕らの収入が何倍も上がった場合は、国が保障してくれた費用を支払う仕組みなんだそう)

僕らの月の収入と家賃を聞いた弁護士さんは、それは完全に低所得者ね!って感じが頼もしいがなんか切ない。

そんなこんなで、次は人生初の離婚裁判。
結婚する時は神様に誓うのに離婚する時は裁判て。笑
中々強烈な国にいる。
写真撮れるかな。

別れ際に弁護士さんが、もし離婚したら4年経ってからお金持ちになってください。って言ってて、ユーモアのある人でよかった。






ビエラのインスタが面白いのよ









いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!