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2023.08.26 幸せの正体

みんなのお陰様で、ガーン発見後の幸福度は、病と裏腹にめちゃくちゃ高くて愛で満たされてる。

抗がん剤が血液中に入ってる時は、体力が落ちて心も不安定になりやすいと聞いてるんだけど、本当みんなのお陰様。

知ってるアニメでもすぐ泣く様になってるけど。

これまで大きな病気や怪我をしたことがなくて、生まれて初めてこんなにも沢山のお見舞いや、心配、励ましのメッセージやコメント、電話や動画、食事、音楽、ダンス、納豆、梅干し、医療用大麻などを通じて毎日誰かしらから「愛してるよ」のメッセージを貰ってる。

好きな人達から、なになに、俺って愛されてるじゃん!感じた時の満たされ方は、僕にとっては何より一番のハイなんじゃないか。
それ以外はもう全部おまけなんじゃないかと思う程に、過去を後悔することも、今や未来に不安を感じることもない。

最近は半径10kmの圏内の生活なのに満たされてる。

この幸福感を死ぬまで感じる為にやることはたったひとつだと気付いてしまった。
好きな人達から愛される様な生活を続けることだ。
それがわかっただけで生きてる軸がグッと固まった。

僕みたいな感覚の人は、あれやこれや知恵と時間とお金を使って、この幸福感でいる為に生きてるのかもしれないと思うと、なんか人類ってロマンチックだね。

そうなると、僕にはベルリンで夜遊びしながら酒やドラッグの摂り過ぎで自分を見失ったりしてる様な時間もお金も全くない。
ギャンブルに溺れたり、今悩んでもしょうがないことをイライラくよくよ悩んでる場合でもない。

何処にいても、あいつ、今日も元気でやってんなあ。が人生のベース。

病になって知った、人生の最優先は、元気になることと、元気でいることで、元気でいることの最大の栄養は愛されてることなのかもしれない。


今回のガーン発覚がきっかけで、とにかく身近にいる面白い人達を撮り続けきてることが、15年以上の時間をかけて、今年、みんなから人生最大級に救われてる。
もし、これが全部仕事としてだけの関係だったら、こんな風にはなってなかっただろうなあと、これまで繋がった人達と不思議な縁を感じる。

写真だって撮りたいものだけを撮ってるんだから、そりゃ飽きるはずがないんだけど、それにしてもツイてる。

僕には一箇所で撮影の仕事をバシバシ入れる生活より、投げ銭で世界中を撮り歩く方が合ってることが、長い年月を得て証明された気がした。

自分は当たり前でも、人の為にも早く元気になってあちこち飛び回ろうと思ったのは人生で初めての経験だ。

まさか、ガーンになってよかったと思える日が来るなんて、なるまで思いもよらなかった。




Nimbin, Byron Bay, Mullumbimby, Australia / 2008 






ベルリンの友達が、僕の治療費の為にクラウドファンディングを立ち上げてくれてます。
本当ありがとう!



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Musashi
いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!