計画は、あくまで計画だから計画なのだ!2019
何かを始めるには、大抵の場合計画が必要だ。
ただ、その計画がいつもその通りに行くとは限らない。
いや、その殆どが計画通りに行かないんじゃないだろうか。
ふとしたきっかけで、人生は思いもよらぬ方向へ行ってしまう事は、大抵後で気づくのだけど、よくある話だ。
現在、隣国のオーストリアのウィーンで暮らすヨガ師でデザイナーのゴウ君と出会ったのは、かれこれ10年前の事。
当時、グアテマラの大きな湖の辺りにある小さな村のひとつ、サンペドロを訪れた時、ゴウ君も単身で旅をしていた。
炎に包まれたポイをブンブン回す姿や、同じ歳とは思えない落ち着いた口調、でも話してみればやっぱりどんまいな彼と、すぐに仲良くなった。
「グアテマラ日記」
偶然の出会いほど必然に感じる事って時々あるよね。
洗濯とポイ。
ダンスパーティーで火まみれポイ。
やってやってー!って要望すれば、どこでもポイ。
グアテマラ以降もお互い旅を続けて、その後、彼は旅中にパートナーと子供を授かり、それからオーストリアで新生活を始めてるそうだ。
当時は、このまま旅生活を10年くらいは続けようと計画してた僕も、たまたまビエラと出会ってしまい、彼女がドイツの大学を受験しちゃったから一緒に来ちゃったという、全くもって予想外の生活が始まって、日本の道端で拾った猫3匹まで海を渡って来てしまってる始末。
さらには、今アフリカに猛烈に惹かれてるのも、ヨーロッパに来たからこそ出会えたのだから、もうラッキー以外何者でもない。
じゃあ、あの時の計画は失敗だったのかと言うと、実は全然そんな事なくて、その計画から外れた瞬間に、また新たな目標が見つかって、そこに向かって計画を立て始めるのが人間みたい。
10年越しにゴウ君と再会して話してると、やっぱり気が合うし、見てる方向は近いし、あの頃よりお互いスケールも広くなってて、せっかく近くに住んでるんだし、じゃあ一緒に何かやろう!って事になった。
行き当たりバッチリ!
と言って、カブで日本からアフリカまで横断した偉大な旅人を知ってるけど、全くもってその通りだ。
どうやら、計画と同じくらい大事な事は「今」なにげに選択してる未来を受け入れていく度胸なのかもしれないね。
悩みすぎて動かないより、動きながら悩んだ方が面白い!
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