世界中に広がる Fridays for Future ってなんだ
Fridays for Future という言葉を知ったのはつい先日のこと。
Facebookに流れて来た、一人の女の子のスピーチ映像を見た時だ。
彼女 (グレタ) は環境問題の解決に向けて、政治的な介入で問題が解決に向かわない事を訴えて、 毎週金曜日になると、学校をストライキして、国会などで座り込みを始めたのがきっかけなんだそうだ。
グレタ・トゥーンベリさん(当時15歳)
2018年12月12日、ポーランドのカトヴィツェで開催されたCOP24での演説
(国連広報センターより)
スウェーデンの学校で、たった一人で始めた行動が、現在125カ国、2000以上の場所で、なんと100万人以上の学生達が、毎週金曜に学校ストライキを起こすまでになってると知って驚いた。
丁度プラハでもストライキをやると知って、ともかく見に行ってみようと、朝一で電車に飛び乗った。
想像してた以上に集まってる学生達は、6車線の大通りを優々と塞ぐほど、ものすごい行列で歩く。
気持ち良いのは、数千人規模のパレードで、ビールビンや、タバコの吸い殻、食べ物の袋などのゴミが驚くほど出てない事で、人が集まれば大抵ゴミまみれになるヨーロッパの道が、なんと綺麗なまんま!!
こんな綺麗なデモンストレーション始めて見た!
服装や髪型にそれぞれの個性がって、見てるだけで楽しい。
ゴミは投げ散らかさないし、争いもない、イヤホンやヘッドフォンをしながら歩いてる人すら殆どいないっていう。
一丸か!
次の世代の子供達が、同じ目的を持って集まって、楽しそうに歩くだけで、こんなにもパワフルなのかと、なんだか感動してしまった。
今の社会のシステムがうまく機能してない事や、地球規模の環境問題が本当に破滅する直前まで来てる現状、そして、それもしょうがないんだと諦める多くの大人達の内情も、既に子供達にはバレちゃってる。
経済、宗教、他国との関係や政治が複雑に絡み合って、何だか今の世界がうまく機能してないこともバレちゃってる。
その上で、気候変動の理由を知ってしまった次世代の行動力はシンプルで速い。
スピーチの中で彼女は、
今を生きてるみんなが50年後のイメージをして、そこに対しての行動をぜひ今からして欲しい!
と、世界中の大人を前に堂々と言っていた。
帰りがけ、旅行者風のおじさんに両替を頼まれたからしてあげたら、中に偽札が混ぜてあって、やっぱ年齢じゃねえなあと思った。
【感想はレターポットだと尚嬉しい】