見出し画像

2025.02.13 ドイツで離婚は一大事(完)

旅行してる間に離婚手続きは着々と進んでて、ついに裁判当日。
泊まり込みで犬シッター中の僕は、まさかの雪で電車は期待を裏切ることなく遅れて滑り込みセーフ。
まさか自分の人生に裁判する日が来るとは思ってもみなかったけど、裁判所で通された小さな部屋で、ものの10分くらいで、映画とかで見る、カンカン静粛に。みないなやつもなく一瞬で終わった。

お互い外国人で、子供もいないし分ける財産も年金もない、特に争うこともないと、本当に別れていいんですね。って確認を取るくらいなんだけど、ちゃんと裁判官、弁護士、通訳の人までいて、裁判費用はこういう仕事にかかってるんだなあと思って眺めてた。
この国に離婚する人がいる限り、こういう仕事が無くならない仕組みが賢い。

僕らは所得が低いので国が費用を持ってくれてるんだけど、普通は大体一人につき、一ヶ月の収入分が裁判費用にかかるんだって。
わざわざ裁判なんて、そんな大袈裟な!って思えるんだけど、全ては後々揉めない為に必要で、寧ろ何ひとつ揉めなくていい人といれたことが奇跡なのかもしれない。
ええ子や!
離婚が成立するのは裁判の一ヶ月後くらいなんだそうで、その後日本大使館経由で日本でも離婚が成立するんだそう。(離婚する日が離婚するまでわからないっていう)

好きな人があれこれ問題抱えながらも、全て自分で選択しながら伸び伸び生きてるのを見てると全力で応援したくなるし、俺も頑張ろうって生きる力になってるし、別れたから話せることもあるから、たまに離婚も悪くない。

別れてもっと大事になることもあるんだね。

僕は身軽になった分、仕事も旅も遊びでも、自分に使う時間と心の余白が圧倒的に増えたお陰で、人生最後の日まで全力で遊ぶ覚悟だけは出来た。
人に優しく出来るのは、自分に優しく出来るからなんだなあと思う。

裁判所から出ると、なんかひとつ大仕事を終えた気分で記念写真を撮って二人でお茶した。







只々、地下鉄の駅を巡るだけのアカウント作りました。
フォローしてね。







いいなと思ったら応援しよう!

Musashi
いや、これ誰かからサポートあった時ほんまにむっちゃ嬉しいんですよ!!