写真を贈ると、旅が200倍満たされるかも
-2009-
宿の管理人、コビッチがサパティスタの居住区を訪れる際、鞄いっぱいにえんぴつやノートなどを買い込んでて、それを村の子供達にプレゼントする事を知って、えらく感銘を受けた。
村についてカメラをぶら下げてると、子供達が撮って撮ってー!と寄って来くるのを見ていて、これだ!と思った。
村中の人達の写真を撮ったプリントを贈ろう!!と思ったら、すんごいワクワクしてきて、早速出会う人に写真を撮らせて貰って歩いた。
これが大ヒット!
本当に楽しくて、大興奮で何枚撮ってもポーズを変え続ける子供達に笑ったり、
恥ずかしがって家から出てこないお母さんが、それでもいざ撮る時は、顔を半分だけ覗かせる姿にほっこりしたり、とにかくみんな暖かい。
少なくとも当時、プリントは贅沢品だそうで、観光で来る人に撮られる事はあるけど、一枚も写真を持ってないの。というお母さんの話を聞いて、僕はさらに燃え上がった。
街へ帰った後、全部プリントして、また次に行く機会を待った。
1週間後、再び村へ来た数人で、プリントを渡して歩いた。
子供達にプリントを手渡すと、また撮って!とポーズが始まり、それもまたプリントしたくなってしまうという最高の循環。
コビッチが鉛筆やノートを先生に渡した後、子供達が集まってくれたのだった。
並ばないのだった。
自由!
みんなの長男に見えるコビッチ。
今はスマートフォンで、綺麗なプリントも出来る時代、旅行に出かけたら、撮った写真をプリントにしてプレゼントすると、きっと喜こばれるような場所が、世界にはまだまだ沢山あると思う。
そして一度喜ばれたら、もうそれ以前には戻れない体験になるかもよ。
超絶おすすめです。(喜ばれない人にはやめようね)
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