Baracoa
-2010-
Baracoa, Cuba
500年前に、スペインの入植と奴隷貿易という物凄い思いつきと行動は、ヨーロッパとアフリカ、アメリカ大陸で暮らしてた人達とを、強引に混ぜ合わせてしまった。
その後、今度はスペインからの独立、そしてアメリカの支配から革命を起こし、1990年以降、ずっと経済制裁を受け続けてるという、想像もつかない歴史の延長上にいるって事を忘れるくらい、太陽のごとくゆるくて明るい人達とよく出会う。
ハバナから深夜バスで、島のほぼ最東端にある港町、Baracoaへやって来た。
まさかこの町がキューバ最初の首都だった事を、さっき Wikipedia で知って衝撃を受けてる。
町の小さなメインストリートで、亡くなった方のセレモニーが始まった。
町中の人達が集まる。
近くにいたおじさん方が、今が一番暑い時間だからと家の中に招いてくれた。
自分達は自由に海外に出られないから、外から遊びに来た人と仲良くなるしかないんだ。
と、地元の男子達は旅行で来てる女の子達をダンスフロアに誘い出す。
辺境の地で日本人の友達とばったり再会した時の驚きと、その後にやって来る大きな安心感よ。(宿にやって来たのだった)
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