雑記:クイズについて

注意!!

①わりと重め&暗めの記事です。心の余裕があるときに見たほうがいいかも。

②この記事は石田の趣味のひとつであるクイズについて書いたものであり、他の人の趣味との向き合い方に対してとやかくいっている記事ではありません。

③あまりに文章が鬱っぽかったので、最後に我が家のシマエナガのぬいぐるみの画像をおきました。そこだけ見て可愛かったらいいねしてブラウザバックでも大丈夫です。



クイズについて

僕は、多分クイズをやっている。

5年くらい前は「競技クイズ」をやっていた気がするけど、今はなんとなく楽しい知識を仕入れて、早押しで披露できたらな、くらいの距離感だ。正直ちょっと「クイズをやっている」と言っていいかどうか自分の中では自信がない。

クイズのことを、今やっているような競技的な形で認識したのは多分高校生の頃、テレビで『頭脳王』という番組を見た時だ。

画面の中では「〇〇大医学部」とか「数学の天才」とか、煌びやかな(そして今思うと非常にテレビ的な)二つ名を持った人たちが一心不乱にボタンと向き合っていた。

特に印象に残っているのは「東大のIQ貴公子」とかいう人の押しで、問題が読まれてすぐ「東と北東の間/」くらいで押していたと思う。
僕はその頃問題集の読み込みとかをしていたわけではないけど、なぜかその問題に聞き覚えがあったので、テレビの中の人とほとんど一緒くらいに「北微東」とつぶやいて見事正解した。「クイズ、いけるかもな」と思った。

余談だけどこの「北微東の人」は今、僕の会社で上司をしているらしい。人生わからないものだ。

その後、大学ではクイズ研究会に入った。

最初の頃は問題集の読み込みがとても楽しく感じられた。知らなかった知識がたくさんあったし、生活の近辺にあったけど見過ごしていたものに名前が与えられた。

でも、数ヶ月したら問題集の読み込みをサボるようになってきた。理由は単純に飽きたから。

僕は結構飽き性で、2ヵ月くらい「なにかひとつのことしかやらない時期」があって、それ以外基本的にそのコンテンツには触らない。例外はピアノと麻雀くらい。読書ですら読まないときには徹底的に避ける。

多分その時期を乗り越えて「日常の一部」にしてしまえばものすごくクイズが強くなるんだろうけど、終ぞ強い同期や先輩みたいに「クイズは生活の一部、いや全てだ!」みたいなテンションでクイズをすることはできなかった。

周りの人々は優秀で、何もしないと水を開けられるばかり。しばらく、僕の成績はクイズ研究会でも最下層だった。

ただ、何もしないわけじゃなくて、読み込み自体はたまにやっていた。大会の後はモチベーションが上がったし、何より周囲の人々がクイズ大好きで一生懸命だったから。

そこから1年くらい経った。ちょっとは知識がついてきた。

2年くらいしたら流石にちょっとは強くなった。

そして、大学3年生の冬。サークルの中でもかなり大きな大会があって、なんとそこで準決勝だかのタイマンまで残ってしまった。
その時出題された問題群はちょっと難しめの問題で、結局そこで負けてしまったけど、問題のセット次第では勝ちもあり得たんじゃないかと思っている。

ちなみに、何人か出題側の人間がいる中で、僕が答えた問題を作っていたのはほとんど山上とかいう奴だった。

今思い返すと、自分のクイズプレイヤーとしての原点がそこにあるんじゃないかという気がする。

多分僕は周りの人が覚えてない重箱の隅にある問題をつつくのが好きで、 それが他の人の出題と被ったときに爆速回収してみんなが呆気に取られているのを見るのが好きなんだろう。そう思うと、なんだか笑えてきて肩の力が抜けた感覚があった。

そこからしばらくはかなり読み込みをした。大3の1月~2月くらいはそこそこ強かったんじゃないかと思う。少なくとも、このままやっていけば「普通にこのメンツの中でクイズを楽しむ」くらいはできるかな、と思う程度には。

でも、大4になってからは問題集の読み込みをしなくなった。コロナと勉強でそれどころじゃなくなった。モチベーションなんて存在しなかったし、そのときに主流になったオンラインのクイズは、正直ちょっと苦手だった。

一応最後のabcには記念受験的に遊びに行って、サークル同期の優勝を見届けたけど、そこにいる同期の顔を見て「僕はもうクイズをしてないな」って思った。

QuizKnockに入ってからもたまにクイズをしたり暗記アプリを回すことはあるけど、熱を入れて問題を覚えようとする気配は、今のところない。

フリバに参加することもあまりないし、出ても素の知識を使って2個か3個〇を積んで終わる。たまにメガロマみたいな「傾向があっているかな?」みたいな大会で予選突破まであと1〇くらいのところまで行き着くことはあるけど、それだけ。

好きでたまに覚えようとする難しめの問題でも別に強いわけではなくて、その界隈にも熱心に問題を覚えている強い人がいるから、たまに「ペデストリアンデッキの命名者」とか「日本で最初に野菜室が実装された冷蔵庫の型番」とか、ちょっと胡散臭い情報を同僚に喋って、笑って、終わり。

自分の中での「クイズをする」のハードルが、日に日に高くなっているのを感じる。

まずクイズに触れてない5年くらいのブランクを埋めて、最近の問題集を買い漁ってNewmonic的な何かに入れて回して、その上で文頭確定っぽい頻出の問題文を覚えて、そこまでやって初めて「ちょっと触れてるかな」くらいに感じるのかもしれない。

でも間違いなく「クイズ経験者」ではあるから、QuizKnockスコレーの「TOMOE」には声がかかった。

TOMOEの運営とかをしている大塚さんはサークルの後輩だから、もしかしたら勝てずとも華のある解答を期待して抜擢してもらったのかもしれないけど、今のところその兆候すら見られない。(早く難問パートでモフォンゴとか小宮豊隆とか出してほしい)

また、ちょっと専門的かもしれないけど、最近の短文基本では冒頭に特徴的な固有名詞を置く問題が少なくなったという話も聞く。どうやらあまり「本質的な問題文」ではないらしい。冒頭に知っている固有名詞がきたときに反射神経で押し勝っていた人間からするとはた迷惑な話だ。(これは確かな話ではないので、「お前が弱いだけだよばーか」と言われたら何も言えない)

最近、サークルの先輩で同じくTOMOEに出演中の志賀さんがクイズの勉強をしているらしい。なんであれ、「勉強している」と言えるのはいいことだし、
正直羨ましい。

クイズは好きだ。でも僕は今、本当にクイズをしているのだろうか。

おまけ(シマエナガのぬいぐるみ)

……思ってた100倍くらい鬱々しい文章になってしまったので、中和のための文章を置いておきます。最近シマエナガが好きです。これは我が家のシマエナガ。

かわいい

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