小説家よりもセールスライターが稼げた理由
内的価値の話をすると目的に関する質問をよくいただきます。
確かに目的ってなんやねん、って話ですよね笑
目的、目標の違いも微妙って人も多いと思います。
目的とは、一言で言えば『他者への貢献』です。
そして不思議とそれは『目指すべき方向性』とも定義することができます。
他者貢献=目指す方向性
まず、後にも先にもここが結構大事で『自己満足やエゴは目的とは呼ばない』ということなんです。
ここを意識して仕事をしてる人はやっぱり結果を出してる人が多い印象です。
必ずアウトプットを自分以外に向けています。
自分(内側)に向けたアウトプットや結果は反対に『情熱』と呼びます。
この違いは常に意識しながら私も生活しています。
なぜならば、情熱と目的は喧嘩することもたまにあるからです。
・自分がやりたいこと
・他人に役立つこと
は常にイコールとは限りません。
入口は自分に向けて。
出口は他者に向けて。
『好きなことを仕事にするのは難しい』
『趣味を仕事にすることはできない』
などなどの議論は巷でよくありますが、それは近からず遠からずで。
好きなことを仕事にすることはできますが、目的のない行動は単純に『仕事にするまでに時間がかかる』というだけです。
・好きなこと(自分が楽しければOK)
・目的がある(他者貢献できる(したいという意識がある))
これを満たせば結構お金や仕事に変わりやすいのが現状ですし、その目的が明確であればあるほど富を生み出します。
逆に仕事にならない、お金に変わらないということは自分では目的を持っているようでまだ出口が自分に向いているケースは多々あります。
もちろん、何度も繰り返しますがそれが悪いとか仕事に変わらないと言っているわけではありません。
『時間がかかることが多い』ということです。
例を挙げて説明しましょう。
昔私は小説を書いていました。
自分が面白い、楽しいと思えるものは売れる! 小説でお金を稼ぎたいなあと昔は思ってましたし、自分の感性は世界一だと思ってました。この感性を発信し続けるんだと考えてました。勝手に爆発的に売れていくと思ってました。
そう信じて書き続けていましたし、小説を書くことが大好きでした。
実際には今も細く長く時々売れてはいますが、それ以上でも以下でもありません。
これが目的なき情熱や好きなことをするということです。これを『趣味』と言います。
では次に私はTRIGGERというwebsiteを始めました。私はライターを担当し、様々な人を取材しました。
小説とは違い、このTRIGGERには『記事を読んでくれた人の一歩目を創り出す』という他者貢献の目的が存在してました。
非営利でマネタイズはしていませんでしたが、『何か自分たちが自分たちの力で動きたかった』というのが正直な気持ちで、やっぱり自分自身に意識は向いていたと思います。
ただそれでも情熱と目的は当時間違いなく存在しており、実際にこのサイトは今も存在していますし、自分のブランディングの一つにもなっています。ライターの仕事の依頼や相談もたまに来ます。
違う形でお金に変わってはいますが、小説と同じように『ゆっくり時間をかけて』お金や仕事に変わっています。
そして最後の話ですが、そのTRIGGERをきっかけに、私はお声がけをいただき、セールスライティングの仕事を手伝わせてもらえるようになりました。
『セールスライティング』とは今までやってきた『コラムニスト』とは異なり、目的やゴールがあるライティングです。
例えば、一番最初に手伝ったのは、健康食品の黒にんにくに関するランディングページでした。
振られた仕事はいわゆるワンタイムオファーというもので、購入ボタンを押した人が申し込みを終えた後に、「更にこんな商品も併せて購入してはどうですか?」 という画面や文章を出して買ってもらうというものでした。
見た人への確実なゴール設定と目的、そして結果が存在しています。
そして、コラム出身の私からすると四苦八苦しながら4時間くらいで書き上げます。
そのお金をもらったとき、正直な話「え! こんなにもらえるの!?」と思いました。
目的(他者貢献)が存在することでこんなにも違うのだと学んだ瞬間でした。
ただ一方で、セールスライティングは私の情熱が存在していませんでした。
作家出身の私は自分の書きたいことを書きたかったし、毎日統計局や総務省のHPを漁り、裏付けを取らないと公開できない文章には私個人としては面白みを感じませんでした。
だからこそセールスライティングは続かなかった。そしてその仕事を辞めたのです。
セールスライティングの仕事には目的(他者貢献)はありそうで、”私にとっての”目的は存在してなかった。
目的があれば何でもいい、
お金を稼げればそれでいい、
誰かの役に立つならそれでいい
そんなことはなく、『自分の情熱の先にある目的を大切にしよう』と決めた瞬間でした。
目的というのは『目指すべき方向性』であって、今この瞬間にも決めることができます。
私であれば物書きという情熱を、
→小説で読む人に非日常を提供する。
→取材と発信でモヤモヤの会社員に新しい一歩目を踏み出してもらう
→セールスライティングで良い商品を世間に届ける
様々な目的を私たちは今設定することができますし、目的という他者貢献の方向性を少し変えるだけで、大きな結果や富を生み出してきた人もたくさん見てきましたし、モチベーションを大きく向上させる人もいます。
結局、情熱は内に向けたアウトプットなのでそのままにしておく(趣味)と燻って不完全燃焼になることもあります。外に出してあげることも大切です。
前よりも楽しめなくなったなあ
何か上手く行かないなあ
ワクワクしないなあ
楽しくないなあ
そんな思いをもったなら、今あなたが探すのは情熱や好きなことではなく『目的(方向性)』かもしれません。
あなたの情熱エンジンを動かす先を今一度考えてみましょう。
なぜそれをするのですか?
何をするのですか?
誰に?
どうやって?
いつどこで?
上はいくつ思い浮かべてもいいです。
一つずつ、やってみませんか?
そしたらなんだか楽しくなってくる自分に気付けるはずです。
まとめ
・情熱は自分に向けて。(エゴでOK)
・目的は他者に向けて。(他者貢献)
・目的は方向性。今決めることもできる。
・その方向性で結果やモチベーションが大きく変わることもある。
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