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スノボの滑り方=人生の教訓?

タイトルですが


おまもりコーチむーさん公式Xより


私のスノーボードデビューは22歳。
内定中、会社の同期となる男女のメンバーで長野に行きました。

自慢じゃないけど運動神経の悪い私は
はじめはへっぴり腰で立つこともままならず

とにかく

・怖い
・無理
・寒い
・痛いの嫌
・変なところにいって遭難したらどうしよう

など、あることないこと必死に考えていました。笑


ほぼ平らなところで練習をして
ある程度形になってくると、当然

ちょっとコースに行ってみよう!となるわけですが。


リフトに乗って眺める斜面に
「・・・おや?もしかして急?」


そして到着して(リフト降りる時は絶対転ぶ)
上から下を見た時の感想は
「え、メッチャ急なんだけど。絶対無理。降りたい。」

恐怖心で心がいっぱいになった私。


恐怖に支配されたまま、ちょっと進んでは
自分から尻もちをつきにいく私を見かねた同期が


むーさん!

『足元ばっかり見てたら転ぶよ!』

『でも足元確認するのも大事だよ!』


と声をかけてくれました。


「え!どっち!両方!?無理!」




となったのは言うまでもありません。


そこで更に

行きたい方向とか目標物を自分で定めて

 それを「目で見る」だけじゃなく「身体を向ける」んだよ!

 そうすると、それだけで勝手にその方向に進んでいくよ!!』


と。



なるほどね。

・なんか先に進まなきゃ
・急いでいかなくちゃ
・みんなと同じようにしなきゃ
・怖いから早く終わらせたい

じゃなくて


どこに行きたいか ね。


身体を起こして目を凝らすと
一足先を行ったRちゃんが写真撮っていた。

よし。Rちゃんのところまで
とりあえず自力で行ってみよう!


と決めました。(もはや「覚悟」といった方がしっくりくる)


教えてもらったことを
頭で考えつつ
でも全身と五感を使って。


そして不思議なことに
「Rちゃんのところまで行きたい!」って強く思う

身体がそっちに向いてくれました。

あとは上手にバランスをとって・・・・




やったー!!!!!!!


となる私に

「すごいじゃーん!ここまで来られたね!」

そういって

私より嬉しそうにしてくれたRちゃんの笑顔。



それを上から見守ってくれていたSくん達も(滑らないで待ってくれていた)

「むーさん覚え良いからできるって思ってたよー!」

といって私のところまできてくれました。


その時。

あ~私は

応援してもらって、励ましてもらって

そして信じてもらって許してもらってここまでこれたんだなー


って

涙がでるほど嬉しかった。



これって人生と一緒だなーって。



だって一人じゃ絶対できなかった。

怖いし不安だし寒いし。
1人なら絶対そそくさと帰っていた。(か山小屋でお茶してた。)


でも

「みんなが一生懸命教えてくれたから頑張りたい」

みたいな気持ちがあったし

一緒に喜んでくれて本当に嬉しかった。



「あー幸せだなー」って思った。




そのあと、また転んでなかなか起きられず

ふかふかの新雪の上で1人「ぼすっ!」っと横になった時に聞こえた


しーーーーーーん


という音と(本当に何も音がしないとしーんて聞こえるんですね)

遠くでガサガサッ!っと木の雪が着地した音を聴きながら

目に映る世界があまりにキラキラしていて綺麗で


私は一人で

高揚感と幸福感に満たされて泣きそうになったのでした。





(本当はちょっと泣いちゃった。)




だからね。


今怖くても不安でも何も見えなくても


勇気を出して

ひとつずつ乗り越えていけば

応援してくれる人は現れるし

頑張りたい自分にも出会えるし

それを乗り越えた先には

見たこともない風景が広がっていたりする。


その時の達成感といったら!


痛かったり寒かったり怖かったことなんて

取るに足らないものだということに気づくんです。




あの時の

小さな成功体験は

私の人生の大きな大きな教訓として

今でも景色、音、温度、想い と共に

生き続けています。


きっと一生忘れることはないな。




そう。

振返ってみると

これまで私は
沢山応援され、励まされ、信じてもらえたから


私もそれをあなたに渡したい。


今度は私が「大丈夫だよ!」「ちゃんと見てるよ!」

「もしだめならまた一緒に考えよう!」って言いたいの。



今、怖くて不安で動けなくても大丈夫

あなたにそれを伝えたい。




ファイト!闘う君の唄を

闘わない奴等が笑うだろう

ファイト!冷たい水の中を

ふるえながらのぼってゆけ

~ファイト! / 中島みゆき~



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