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基礎練5ヶ条を抑えていこう!

みなさんこんにちは、MUSAKOドラム教室です♪
noteの記事としては約2年ぶりの更新になってしまいました…(笑えない)

この2年の間で色々とありましたが、それは次回書くとして..笑
今回は基礎練と呼ばれる内容について掘り下げてみました。

日々ご質問をいただく中で生徒さんはじめSNSで1番多いご質問は、"基礎練はしないとダメですか?"です。

きっと皆さん多かれ少なかれしないとダメなんじゃないかな、と思っているからこそ、この質問が多いのだなと考えています。
基礎練したくねー!と思っている自分の背中を押してほしい。なぜしないといけないのか知りたい/納得したいあるいは、やっぱりしないとダメだよね!をより確固たるものにしたいから。

僕の考えですが、基礎練はしないとダメです。
ましてや習う、お金を使うとなると尚更です。

ただこの基礎練、という言葉や内容にみなさん大きく解釈の違いや幅があるように思います。

回りくどい言い方になりますが、僕は僕が思う基礎練は必要だと思っている、というのが結論です。

もちろんレッスンでは詳しく説明しますが、あえてこのnoteで僕の思う基礎練の内容を書くのであれば

●楽譜、音符の読み、理解
●フォームの確認
●メトロノームを使った4分音符、8分音符、3連符、16分音符、6連符、32分音符の練習
●バスドラムダブル
●アップダウン奏法

が僕の思う基礎練習です。(あくまで趣味で楽しむ方用)

なぜこれらが必要なのか。
それは曲を叩くため、ドラムを長く続けるため、です。
ある一定レベルの曲になってくると、このどれかが欠落していると必ず壁にぶつかります。

初心者向けのゆっくりで簡単な曲であればもちろん上記のどれかが欠落していても叩けます。
なんなら全欠落していても叩けるかも。

ただずーっとそのレベルの曲だけやっている、それでいい、
という人に出会ったことがありません。
何かができるようになると、その上へ、違うこと、を自然と求めていくものです。
その結果どこかのタイミングで上記の要素が全て必要とは知らず、その曲をトライした際に壁にぶつかるのです。その壁を乗り切れるか、諦めてしまうか。そこに基礎練の重要性が現れると考えています。

ざっくり言ってしまえば明らかに上手だなーという方やプロは上記の要素が全て揃っていますし、長くドラムを楽しんで各々のペースでレベルアップできている方は基礎練をしている方です。

難しいと思われる曲でも基礎が揃っていない人と比べて短時間で仕上げることもできます。

さて、では先ほどの

●楽譜、音符の読み
●フォームの確認
●8ビート、16ビート
●メトロノームを使った4分音符、8分音符、3連符、16分音符、6連符、32分音符の練習
●バスドラムダブル
●アップダウン奏法

これら、どうやって取り組むの?
地味な練習とか耐えられないし続かないんだよなー、という方もたくさんいるでしょう。

ここは教わる側の目線で言えば"考え方"、こちらの目線で言えば"教え方"が非常に大事になるポイントだと思います。
単にこれらの要素を基礎練譜面や口頭で伝えられて、先生と一緒にやっても確かにしんどいと思います。

僕は最初はこれらの要素が一個ずつ必要になる曲をトライさせるようにしています。
例えばABCという曲があったとして、
この曲は簡単な8ビートだけ叩ければできる曲です。
結果的にこの曲をできるようにするために8ビートの練習をしたり、曲と合わせて叩くことで8ビートを練習したことになります。

その次にハイハットのチキチキ、16分音符がよく出てくるDEFという曲をやることで、
そのフレーズを早く叩くために必要なフォームチェックやらメトロノームを使って練習することも同時に教えます。

要は曲を使って基礎練習をさせる、という感覚です。結果的に基礎練してたんだ今、みたいな。曲はメトロノーム代わりになることもあるので、テンポキープにも良いでしょう。感覚的に曲と合わせる能力も必ずついて来ます。
バスドラムのダブル/アップダウンのテンポも速すぎず、数小節だけ必要な曲をトライ、と言った感じです。
初めの1.2年はこんな感じで十分です。

このやり方でもわりと難しめの曲までたどり着くことができます。

ただここからですね。笑
みなさんが聞いてドラムかっこいーってなる曲や、ドラムが難しいことで有名な曲ともなってくるとこのやり方では通用しません。残念ながらこれが現実です。(ゆっくり受け入れましょう)

そういう曲をスイスイ〜っとやってのける人たちは必ずその曲とは別の練習をしています。

ただ落ち込む必要はありません。
1.2年でも曲ベースの基礎練を繰り返し、ちゃんとレベル上げに成功して来た人たちは、基礎練だけの時間が必要ということを本当の意味で理解、実感できるようになっています。
いまみたいなアレルギー反応は、コツコツと考え方ややり方を工夫して取り組めば必ず薄まっていきます。

要は"基礎練大事"、"やらなきゃ"、と言ってもその人のレベルによってやり方、時期がそれぞれ異なるということです。

例えば音大生やプロ育成のレッスンに通っている人たちは曲と合わせて練習する時間よりも、そうでない時間の方が圧倒的に多いです。
ただこのやり方をいくら基礎練が大事だからって初心者のうち、はじめて間もないうちからやらされると、そりゃしんどいよなってお話です。

冒頭に書いた長く続けるため、にもつながって来ます。
楽しく成長していければ長く続けられますよね。
続けてきたことで、1曲ができるまでの時間が短くなり、結果的にたくさんの曲を叩けるようになります。
基礎練をやらなきゃいけないからといって楽しくない方法で詰め込んで、結果的に一年持たずに…辞めてしまうと本末転倒かなと思います。

続けること以上に上手になる方法はないのです。

いかがでしたか?
基礎練という言葉に嫌悪感やアレルギー反応を起こすことは珍しいことでも不思議なことでもありません。
ただ教わり方やご自身の考え方次第で結果的に楽しんで基礎を習得することは十分可能なんだ、ということが伝われば幸いです。

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