【コラム】上手にならない!!助けて!#3
みなさんこんにちは、MUASAKOドラム教室の茂木草馬です。
さて、今日でこのシリーズも最終話ということで。。
皆さん気になる曲の練習の仕方について書いて行こうと思います♫
楽譜はほぼ必須
ピアノやバイオリンに代表されるようなクラシック曲を練習する時に、譜面を使わない人はほとんどいません。
しかし我々のジャンル、軽音楽やロック等は耳だけで感覚的に練習、演奏する人がとても多い印象です。
様々な理由があって、譜面を使わないでも練習できている、という風潮が広まったのですが、個人的にはやはり楽譜はあったほうが練習も捗るし、正確なものになると思います。
ご自身で楽譜が作成できる場合はそれでいいのですが、大半のケースではそうは行きません。
なのでまずはバンドスコアでも、ドラムパート譜面でも入手することをお勧めします。
まずは進行を確認
楽譜も手にしたらまずすることは、その曲が譜面上でどう進むのかの確認です。
これが頭に入っている、理解できていないと曲中で迷子になったり、一人だけズレたシーンを演奏することになったりしてしまいます。
繰り返し、セーニョ、コーダ等々進行に関わる表記を見落とさずにしっかりとマークしましょう。
進行が頭に入ったら、1度曲を聞きながら譜面を目で追って見ましょう。
叩いてみる
いよいよ実践!というところでしょうか。
譜面を見ながら進めていくのですが、この時曲を流しながら練習するのはお勧めしません。
もちろん簡単で、おそらくできるだろうなという曲の練習であればやってもいいのですが、初めてやる曲や難しいかな?という曲はまずはドラムだけでやってみましょう。
そしてテンポも曲のイメージにとらわれず、出来るテンポ(叩ける、譜面が追える)からやるようにしましょう。
進めていくと、意味不明なところがあったり、、
ゆっくりやれば出来るってもんじゃないな、、となったり、、
反対にここは出来そう!と思ったり。。
いろんなシーンに出くわすと思います。
そしてあることに気づくようにして欲しいのですが、それが
よく使われているパター ンがあるなということ。
ドラムというのは伴奏楽器です。
数小節にわたって同じリズムパターンを演奏したり、
曲中で場面は違えど同じパターンを演奏したりする機会がとても多い楽器です。
譜面を見ていると同じような表記が続くなあ、とか
これさっきもやったやつかな?
とか似てるなあ!こことここ、みたいなことがあると思います。
そのパターンが曲の基本パターンなので、一通り叩いてみた後に、
まずはその練習に取り掛かりましょう。
曲の構成を考える
4分ぐらいのとある曲の全体を100パーセントと考えた時に、
ドラムでドン タン ドンドンタン と演奏するシーンが1番のAメロ、サビ、
2番のAメロ、サビだったとします。(バスドラム等のわずかな変化は同じと考える)
おおよそこれだけで2分程度になります。
つまり曲の半分はドン タン ドンドンタン と叩いているわけですね。
逆に言えばこれができれば曲の半分はできたも同然。
まずはこのパターンの練習をするのが先決です。
そして次に曲に占める割合が多いのはどのパターンだろうか、と考えていきます。
これはもっと全体的な話になりますが、通常ドラムは曲の6〜7割はなんらかのパターンを叩いていると言われています。もちろん難易度も様々ですし、その種類も様々です。
同じことを繰り返していればいいのですが、曲によっては毎小節パターンが違ったりと厄介なものも。
ただ曲を制するにはいかにパターンの練習が大事か、ということはお分りいただけたかと思います。
私自身も実際まずは叩いてみて、難しいパターンやその曲の顔になっているようなよく使われているパターンも見つけ、練習します。
そして最後にフィルインですね。
これはかっこ良くもあり、、
見せ場になったりもするので最初に練習しがちですが、実はフィルインって曲中に置ける割合は高くありません。
Aメロの最後、Bメロの最後、
などなど基本的には各パートが切り替わるところや、サビでは途中でも出てきますね。
ただ多く見積もっても楽曲に占める割合は3割程度なんです。
つまり手っ取り早く曲をそれなりに完成させたいと思えば、
多く出てくる順にパターンを練習し、出来るようにする。
どうしても難しければ自分の出来るパターンにしても良いでしょう。
次に残りのパートやフィルインです。
同様にどうしても難しければ自分の出来るパターンにしても良いでしょう。
全てを表記通りにやろうとして途切れ途切れになるよりも、
出来ることをしっかりとやる方が聴き手の印象は良くなります。
ぜひこの要領で一度曲の練習をしてみてくださいね♫
このシリーズはこれにて終了!
また次回、新たな記事をお楽しみに♪
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