マンチェスターシティとアーセナルの浅からぬ因縁と今回の試合で生まれた因縁
昨日、シティホームのエティハドスタジアムにてプレミア天王山のシティ対アーセナル戦がありました。(セリエAでは、ミラノダービーがありました。)
ご存知の通り、2-2の引き分けとなりましたが、同カード、昨今は点が入らない、お互い出方を伺うような試合が続いていましたが、今回が打って変わって激しい試合となりました。
the athleticにてアーセナルとシティの関係性についての記事と試合振り返りの記事がありましたので、telegraphの記事も引用しながら、今回の投稿を行いたいと思います。
引用元:
https://www.nytimes.com/athletic/5770847/2024/09/23/manchester-city-arsenal-rivalry/
https://www.nytimes.com/athletic/5785885/2024/09/23/man-city-arsenal-rodri-chelsea/
https://www.nytimes.com/athletic/5782484/2024/09/22/manchester-city-arsenal-trossard-walker/
https://www.nytimes.com/athletic/5786138/2024/09/23/arsenal-man-city-resilience/
https://www.nytimes.com/athletic/5785742/2024/09/22/leandro-trossard-red-arteta-arsenal-city/
https://www.nytimes.com/athletic/5787818/2024/09/23/manchester-city-passive-arsenal-premier-league/
アーセナルとシティの因縁
ベンゲル政権期
時代はアーセン・ベンゲルが指揮していた約10年前に戻る。
主力であった、アデバヨール、コロ・トゥーレ、ナスリ、クリシーなどを当時参入してきたばかりのシェイク・マンスール下のシティに巨万の富で奪われていた。また、その度に戦力を落とし、ついにプレミアの優勝争いに長年参加することができなくなっていた。
そのような金満主義に対して、ベンゲルは「ハイバリーで石油を見つけない限り購買力に対抗するのは不可能だ」と言い、また、アーセナルの副会長のティム・ルイスも国営クラブが参入することが根本的に間違っているベンゲルの哲学を教え込まれている。
シティの"金銭的ドーピング"
先日公聴会が始まった、シティの疑惑の"金銭的ドーピング"の被害者であり、シティがトロフィーを総なめにしていることを見て、恨み、嫉妬もあったが、常にルールを守り、正しい方法で物事を行う責任あるクラブとしての立ち位置を確率させる部分ともなった。
アルテタの引き抜き
アーセナルが2019年12月にシティでアシスタントコーチをしていたアルテタを引き抜きぬく際に、当時アーセナルのマネージング・ディレクターだったヴィナイ・ヴェンカテシャムが、マンチェスター南部にあるアルテタの家から出ていくところを写真に撮られた。
また、彼には、当時フットボール・オペレーション部長のハス・ファーミーが同行していた。
シティは、隠れてアルテタへアプローチしたことを公式に苦情を申し立てる権利があったが、それを行わなかった。
しかし、
昨今の関係性
アルテタ就任後、立て直しに成功したアーセナルは2年連続二位とシティの後塵を拝してきた。
数年前のクロップのリバプールとペップのシティというより、やや地味なライバル関係であった。アルテタとシティの間に友情があるためか、敵意より、尊重の方が強く感じられる関係性に見られていた。
しかし、アーセナルがリバプールに代わるタイトル挑戦者としての地位を確立し、シティが財務不正を告発されて依頼、徐々に悪化していった。
5年前、こそこそとアルテタを引き抜いたアーセナルが自分たちを汝らよりも神聖であると表現し、一方、シティはルール違反者であるとされていることから、不満を感じている。
また、不正の情報リーク元にアーセナルが関与しているとシティの内部でも疑っている人間もいる。
試合展開
そのような状況下で行われた試合を簡単に振り返りましょう。
試合開始早々
キックオフからいきなりハヴァーツがロドリの胸にショルダーチャージを見舞い、ロドリが倒れ込み、試合が中断した。
おそらく、シティの4連覇時、ロドリは、シティとアーセナルの差は"メンタリティ"にあるとの発言からきていると思われる。
前半戦
前半9分、プレミア100ゴール目となるゴールを決めたあと、アーセナルはクックリスタートによってプレミアデビュー戦のカラフィオーリが同点ゴールを決めた。
この同点ゴールはシティ側の抗議を生むもので、キャプテンである右サイドバックのウォーカーをセンターサークル近くまで呼び寄せた。
その後、ウォーカーがポジションに戻りきる前に笛が拭かれ、そのサイドにパスが通り突破され、そのまま失点に繋がった。
そしてペップは椅子へキック。
その後、アーセナルはガブリエウがセットプレーで追加点を決め、逆転したものの、ハーフタイム直前にトロサールの遅延行為による2枚目のイエローカードにより、退場処分となった。
これにはアルテタも怒りを露わにした。
後半戦
一人少ないアーセナルは後半頭から怪我の不安があるベンホワイトを投入し、フォーメーションを5-4-0とし、守備に重きを置き逃げ切る作戦を選んだ。
対するビハインドのシティは前半から変わらず3-1-5-1で攻め、そこまで攻撃にシフトした選手交代策は取らず、意外と攻撃的ではなかった。
対するアーセナルは難攻不落のエティハドを落とすために、極端な守備陣形の6-3-0へシフトし、より守り切ることを選択した。
しかし、ロスタイム98分に途中で出場のストーンズにより同点ゴールが決まり、2-2の引き分けで試合終了となった。
新たな引き金
同点ゴール後
ハーランドがアセナルのガブリエウにボールをぶつけたことが話題となった。次回の対戦時に何か因縁となる可能性がある。
試合後の記者会見
シティのベルナルド・シウバは試合後、「フットボールをしに来たチームは一つだったね」「リバプールは常に試合に勝つために我々と向き合ってきた。アーセナルとは違う」と揶揄した。
また、アルテタはトロサールの二枚目のイエローカードについて、遅延行為を行ったとして、選手が退場になるケースが100試合あるだろうとジャッジを揶揄していた。
このようにアーセナルとシティの関係性がこれまでとは違う関係性となり、次回の対戦が俄然楽しみとなりましたね。
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今回もお読み頂き誠にありがとうございました。
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