クリスマスの誘惑。
あっという間に師走になってしまった。通訳学校に通い始めて早2ヶ月。まだ準備コースということもあるがなかなか課題や授業内での録音作業(日英、英日の逐次通訳のための訓練)もややハードになってきたところだ。
先日また祖母の家に立ち寄った際に、叔母からニコライバーグマンのレッスンのクリスマス仕様ギフトボックスアレンジのアレンジメントワークショップで製作したというフラワーボックスをもらった。
材料費はおそらく2万円近くはかかっているだろう。今年の夏一時期落ち込んでいた際も色々と心配してくれてなんやかんや1番お世話になった人だと思っている。忙しい合間をぬってわざわざこうして丹念に作った作品をギブととして貰えるなんて・・と感動もひとしおだった。
枯らさないように数日に一回お水を少しやっている。暖房をつけているのもあってなかなか温度調節が大変だがなんとか来年まで綺麗な状態を保っていてほしいものだ。
赤は元気をくれる色。クリスマスを彷彿される美しいアレンジメント。真紅のバラがぎっしりつまっていて素敵な組み合わせだ。
来年また元の自分が取り戻せるタイミングで何かお礼をしたいと思う。
小さな贈り物だが、私に大きな勇気をくれた。
さて、今日は10代の青春を共にした友人たちと横浜でランチをした。
みなとみらいでも好きな場所は、神奈川県庁近くにあるここの海沿いの道だ。年の瀬ということもあり家族連れやカップルや学生たちが集まり、賑わっていた。大分冷え込んでいることもあってさすがにテラス席には誰も座っていなかったが、青々とした壁が冬の少し重苦しい空気をすっと取り払ってくれていたような気がして思わず手に取っていたスマートフォンで1枚撮影。となりには小さな移動式のコーヒスタンドとベーカリーがあり10名程の人が連なりパンを買いに並んでいた。
話を戻すと、こちらが今日ランチをしたスカンディアでのランチプレート。
暖かい紅茶も一緒についてくるお得なセットだ。
あつあつのえびと牛肉のジューシーなコロッケに少し甘めのソースがなかなか美味しかった。友人達とは数年ぶりの再会。
おめでたい話も聞き、なんだか心がほっこりした。
3人とも出身も違い、進んだ進路も違うのにこうして北欧のスウェーデンでの短期留学が絆を引き寄せてくれているのだと思うと有難い。
社会人になってから心を通わせる友人を作るのは個人的には相当ハードルが高いと思っている。海外で大学を過ごした私にとっては10代を一緒に過ごした仲間が宝物だ。
16歳のとき、スウェーデンのストックホルム郊外のウプサラに10ヶ月間留学していた。地元のホストファミリーには大変お世話になり今でもホストマザーと1年に1度クリスマスカードのやりとりをしている。
北欧で過ごしたクリスマス。
真っ白な庭で走り回っていたボーダーコリーのフォンシー。
クリスマスツリーに飾られる伝統的なトムテンの人形達。
何もかもが特別だった。
談話を楽しんだ後、みなとみらいの赤レンガ倉庫の方に歩いていくと大きなクリスマスツリーが飾られていた。
「ここに飾られているピカピカのツリーとは対照的だったな、」
と心の中で呟いた。
アイススケートリンクも併設されており、ドイツのクリスマスマーケットを彷彿される雰囲気でなかなかの人気スポットになっていた。
シュトーレンやビール、グロッグやチュロスなど飲食中心の屋台が出ていた。週末ということでとにかく人がごったがえしていてあまりゆっくり覗くことはためらい、早足で桜木町方面へと切り返した。
緑豊かな美しい自然と青々とした青空、
湖に囲まれたあの懐の深い国のことを思い出しながら、
帰路についた。