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満蒙開拓に関する情報の一元管理システム「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」をリリース

2024年8月9日、満洲開拓資料館(以下、弊団体)は、新しいウェブシステム「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」のリリースを発表いたします。このシステムは、満蒙開拓に関わる資料を一元的に管理・提供することを目的としており、関連情報を容易に検索・利用できる環境を整備しました。

システム概要

「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」は、満蒙開拓に関連する資料や情報が複数の書籍や情報源に分散しているという課題を解決するために開発されました。本システムは、以下の主要な機能を提供します。

  • 資料の一元管理:満蒙開拓に関わる様々な資料を一箇所で管理。

  • 情報提供:検索機能を通じて、ユーザーが必要な情報に簡単にアクセス可能。

ターゲットユーザー

このシステムは、満蒙開拓に関心を持つ個人を主な対象としています。歴史研究者、教育者、そして一般の歴史愛好家が、本システムを利用して充実した資料にアクセスし、研究や学習を進めることが期待されます。

リリース詳細

今後の展望

「One Cross-Search 横断型情報検索管理システム」は、今後さらなる機能拡張を予定しています。具体的には、地理的情報や研究資料との連携を計画しており、利用者がより広範な情報にアクセスできるようになります。また、弊団体の事業内容の一つである「『中国帰国者』についての発信」との連携も模索していく予定です。

さらに、情報検索機能をWeb APIとして提供することも検討しています。

メディア向け情報

満洲開拓資料館は、以下の3つの事業内容に重点を置いて活動しています。

  • 「満蒙開拓」の伝承:満蒙開拓の歴史や背景を後世に伝える活動。

  • 史料の収集と整理、提供:関連する史料を収集し、整理・提供する活動。

  • 「中国帰国者」についての発信:中国から帰国した人々に関する情報発信。

本システムのリリースにより、満蒙開拓に関する情報へのアクセスが飛躍的に向上し、さらなる研究と理解が進むことを期待しております。

お問い合わせ先

詳しい情報や取材のお申し込みについては、専用ページもしくは電子メールにてお問い合わせください。

以上、皆様のご利用を心よりお待ちしております。

注釈

  • 満蒙開拓
    1930年代から1940年代にかけて、日本政府によって主導された満州(現在の中国東北部)およびモンゴル地域への日本人の植民・開拓政策。多くの日本人がこの地域に移住し、農業を中心とした開拓活動を行った。

  • 中国帰国者
    第二次世界大戦後、日本から中国に渡ったが、戦争の終結後に日本に帰国した人々。また、その子孫。彼らの帰国や帰国後の生活には多くの困難が伴い、現在もその影響は色濃く残っている。また、その経験と歴史は現在も研究と記録の対象となっている。

  • Web API(ウェブ・アプリケーション・プログラミング・インターフェース)
    異なるソフトウェアアプリケーションがインターネットを通じて相互に通信するための規則やプロトコルのセット。Web APIを利用することで、システムやサービスは他のアプリケーションやウェブサービスとデータや機能を共有・利用することができる。

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