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語学学習アプリ Duolingo を100日使った感想【第二外国語学習にはオススメ】

海外移住にあたって最も心配される「言葉の壁」。
ドイツ語力ゼロで渡航し、可能な限り語学学校に通いたくない私が出会ったのが Duolingo でした。

Duolingo は語学学習者向けのアプリで、基本無料で使えます。
かくいう私も無料ユーザーです。

語学学習が続かないことに関しては自信があった自分でも、100日継続できた理由をお伝えしたいと思います。

なぜ Duolingo を選んだか

Duolingo に出会ったきっかけは、友人からの紹介でした。
渡独してからしばらくして、何となく続いていた LINE のやりとりの中でおすすめされました。初心者でも始めやすいよ、と。

実は数年前、一度インストールした事がありました。
職場の上司が英語学習におすすめと言っていたので。
ただ、その時はそこまで響かず。基礎の基礎から始まるので、学校で文法を何周もしていた身としては、かったるかったんです。

ところが、逆にそこが良かった。だって基礎の基礎から始まるから。
日本から持ってきた文法書も一人で読み解くにはハードルが高く、持て余していた私にはちょうど良かったんです。

日本語で学べるのは英語と中国語のみですが、英語を選択すればドイツ語を含む31ヶ国語を学ぶことが出来ます。

英語のレベルは高校卒業程度であれば問題ないと思います。
たまに英語を間違えることもあるけど(笑)
ドイツ語を勉強するついでに英語も思い出せる事も魅力のひとつでした。

続いた理由①文法説明がほぼ無い

文法の説明、理解しづらいと思いませんか?
普段使わない文法用語が出てくるし、文の仕組みを説明されても例文ありき。理解するにはいくつか例文を見ないと飲み込めない…

それならいっそのこと、説明は極力省こうぜスタイルなのが Duolingo です。
各チャプターごとにペラっと説明はあるものの、最初は目を疑いました。
これだけ?!しかも、「ドイツ人は緑が大好き。庭を借りてガーデニングするんだ」みたいなプチ情報付き。文法、関係なくね…?

それらしい情報といえば超重要な動詞の活用表、語順のきまり、発音のルールくらい。難しい情報は削ぎ落として、離脱を防ごうという気概を感じます。

続いた理由②いきなりクイズ形式

文法説明がなくてどうするのか。いきなりクイズが出てきます。
とはいえ、問題文の単語をタップすると意味が出てくるので、いちいち辞書を引く必要はありません。

全体的な仕組みはRPGに似ています。クイズ正解するごとにポイントがもらえて、地図を進めて他のユーザーと合計ポイント数を競う。
問題を間違えるとHPが減り、正解するまで同じ問題が出続けます。

各チャプターごとに1~5レベルに分けられ、
レベル1~:選択問題中心
 ↓
レベル2~:並び替え問題、リスニング、ドイツ語→英訳
 ↓
レベル3~:スピーキング、英語→ドイツ語訳
と、段階的にレベルアップしていきます。
声を出せない環境下では、スピーキング問題をスキップしてOK。

間違えると地図を進められなくなるし、同じ問題が出続けるのは至極鬱陶しいので、ちゃんと覚える気になります。

続いた理由③リスニング&スピーキングもできる

ずっと選択問題、ずっと並び替え問題が続くと飽きますよね。
それに、語学をやるなら音も重要。

Duolingo では、ちょこちょこリスニング問題やスピーキング問題が挟まってきます。文法書についてきたCDで練習するのとは大違い。

リスニング問題では、流れてくる音声を聞いて単語を並び替える問題や、まるっと自分でタイプするディクテーション問題もあります。
ちょっと面白いのは、打ち間違いは大目に見てくれるということ。例えば、you を tou と打ち間違えても正解にしてくれるんです。

おおらかな文化大好き。

それから、私は iPhone ユーザーですが、文字を打つと出てくる予測変換機能がここでも登場します。カンニングぽいですが、文字を書くよりタイプする方が多い人にとっては、これくらいでいいのかもしれません。

スピーキング問題は、iPhone であれば Siri のような音声認識機能を使って判断しているようです。Siri に向かって英語で話しかけて「うわ、全然伝わってない」ってなった人いませんか?私なんですけど。
そういう感覚です(笑)

続いた理由④リーグ内ランキングが出る

先ほど、クイズ正解するごとにポイントが貰えて、他のユーザーと合計ポイント数を競うとお伝えしました。
そう、人は比べられると奮い立つものです。

しかも、このアプリは全世界で使われていて、ベースの言語が英語だったら。世界中のユーザーが同じフィールドにいる訳です。ランキングの名前を見るだけで世界と戦っているような気分になれます。

リーグは全部で10グループあります。
下から順に、銅・銀・金・サファイア・ルビー・エメラルド・アメジスト・パール・黒曜石・ダイヤモンド。宝石ですね。

リーグ内ランク上位になると昇格、下位は降格になります。
リーグ更新は週一回。一週間放置していると、落っこちてしまいます。

ちなみに今の私はダイヤモンドリーグにいます(ドヤ)。

課金していなくても、毎日コツコツ進めていればトップリーグに行ける事がわかると思います。

続いた理由⑤「勉強時」をリマインドしてくれる

アプリからの通知をオンにしておけば、然るべきタイミングで勉強しろと発破をかけてきます。

然るべきタイミングとは…
・HPがフルになった時
・昇格ランキングから落ちた時
・降格ゾーンに入った時
・連続ログインが途切れそうな時

概ね「やばい」と思うタイミングでお知らせしてくれます。
私自身、何度も連続ログインが途切れそうになりましたが、このリマインドのおかげで旅行中も続けることが出来ました。

また、週報という形で獲得ポイント数の推移やプレイ時間のグラフも週イチでメールしてくれます。どれだけ頑張ったかレポートしてくれるのは結構嬉しい。

まとめ

なんだか Duolingo の回し者みたいになってしまいましたが、ドイツ語学習が続いた理由は、このアプリの仕組みのおかげだと感じています。

いくらドイツに引っ越したからって、誰もが勉強する気になれる訳ではありません。何から覚えればいいのか分からない。そんな自分にはピッタリのアプリでした。

100日続けて感じた手応えは結構あります。

日常生活で使われる簡単な表現に反応できるようになったこと。
文法書を見たときの理解度が上がったこと。
ドイツ語留学した夫に「自分より名詞の性を正確に覚えてる」と言わしめるようになったこと。

少しずつではありますが、「分かるぞ」を積み上げることで見える世界が変わってきました。

私のささやかな目標は、買い物するときに会話を交わせるようになること。来るその日を迎えられるように、今日もアプリを開きます。

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