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福祉ニュース雑記2023/3

カバー写真は烏丸〜河原町間にあった、
特定非営利活動法人 障碍者芸術推進研究機構主催の
『天才アートがやってきた!~公共空間にアートの彩り!』

なんか3月は電車が止まった影響で2回ぐらいここを通ることがあって、
憂鬱な気持ちを少し吹っ飛ばしてくれたのでありがたかったです。


気づいたら4月になってた。
いやまだ3月です4月1日だから。
マジで意味わからん理屈。エイプリルフールの力技。

てことで3月に気になった福祉ニュースについてつらつら書いていくよ!
年度末って忙しい!めっちゃちょっとだけで!
デデドン!!


レンタル障害者手帳持ち…とは一体?(障害者ドットコム)

この人自体が話題になったのは結構前だったと思う。
Twitterでは賛否両論。


私はもとから24時間テレビみたいないわゆる感動ポルノを「好かんけどそれでお金が集まって誰かが助かるならいいんでない?」ぐらいの距離感で人間なので、
個人的にはこういう活動についても結果的に利害が一致してればまあいいんじゃないかと思ってた。

(ちなみに24時間テレビは目に見える障害ばかりフィーチャーされてる側面が強いので私は好きになれない)


そんな中でこの記事で引用されてた乙武さんの持論がなかなか勉強になった。

「健常者側は障害者との出会いをさほど求めていない」っていうのはなにも「障害者と関わりたくない」っていうことではなくて、
「野球に興味ない人がわざわざ野球観に行くこともない」ぐらいの話で、
「特に障害のことや福祉のことに興味がないので、自らそこに飛び込もうとは思わない」ってことなんやろうと思う。

そして野球界もひとつの課題として、
そういう興味のない層にもどう興味を持ってもらうかというのがあると思う。

興行と同じとか言うと途端に色んな人から怒られそうな気がするけど、
「どんなきっかけでも少しでも興味を持ってもらえればその界隈への理解が深まるよね」っていう話です。
こわいこわい!叩かないで!!無防備!!!
こちとら全裸!!!!


このサービスを始めた人がどれぐらい支援を必要としている人かは分からないけど、
制度上は支援が必要だから手帳が交付されているわけで、
その人と一緒に過ごすことで障害のある人の生きづらさが分かるかもしれないし、
何もなかったら何もなかったで障害のある人へのイメージが少し変わるかもしれない。

このサービスって「障害のある人と関わることでこんなインセンティブがありますよ」っていうのが関わる前から分かりやすい形で提示されてるってことやんな。

「金銭的な利益だけじゃない、障害のある人と関わることで自分の中で得られるものがある」っていうのはもちろんなんやけど、
それをどう説明しても実感してもらわないことにはなかなか伝わりきらんもんで、
そのきっかけとしてはありだと思う。

逆に「めっちゃ障害者と関わりたいです!」っていうのもそれ自体が差別なんちゃうかと思えるような。
例えば根底に「障害者と関わることで自分の中の多様性を広げたい」っていう気持ちがあっても
それは障害者を自分の成長のために利用してるとも捉えられるし、
まったく奉仕の気持ちしかなくても「そうやって承認欲求を満たすのに障害者を利用してる」みたいに穿った見方をする人間はいそう。

そんなことを考えてるとどこまでが叩かれることか分かんないわ。うんこ。



障害者の過去をたどる旅~健常者にとっても他人事ではない「T4作戦」(障害者ドットコム)

ナチスが障害者を虐殺していたことは知識としては知ってたけど、
分かりやすくまとめられてるなと思った。

ただ、単純にダーウィンの進化論が優生思想の起源と考えるのは慎重になった方がいいかなーと思った。
なんかで聞いたのよそういうの。


......頑張って思い出した結果、それを知ったのはコテンラジオでした。
これこれ。
優生思想を考えるにあたっては、この回を補足として知ってた方がいいなと思う。
世間で理解されてるのと経過が全然違う。

ダーウィンの進化論が曲解されて社会ダーウィニズム、そしてその果てに優生思想に繋がっていった感じ。
社会ダーウィニズムはダーウィンの理論とは異なるのに社会ダーウィニズムの「適者生存」がダーウィンの理論みたいになっていくってやつ。




ライブハウスでマグロを解体するのは…なんとラッパー!? さらには障がい者の就労支援にも取り組むこの男、何者?(まいどなニュース)

もうタイトルだけでも情報量が多すぎて面白いんやけど、
やってることもめっちゃ面白い。

福祉とストリートの親和性という話に関連して。私自身は福祉とヒップホップの親和性は高いと思っている。

ヒップホップには逆転現象。
マイナスをプラスに、ネガティブをポジティブに変える力がある。

「自分が自分であることを誇る」文化であるからこそ、
自分にある全てをアイデンティティとして力にできる。

前田さんとは違う視点やけど、そういう意味で福祉とヒップホップ、福祉とストリートは親和性が高いはず。

こういう動きどんどん増えてほしいな。



おまけ 福祉関係ないけど気になったやつ

Z世代の新人・若手の育て方・生かし方
(リクルート マネジメント ソリューションズ)

いやこんなんZ世代よりも前の世代から結構普通の価値観やし
こういう定義付け自体が逆に「Z世代じゃないから俺らの価値観分かるやろ」っておかしな幻想をまた生むのよ。
スキマに埋めるな!Y世代を!!!!
そら若手もどんどん辞めますわ!!!!!!!

マジで今さらこの価値観に歩み寄ろうとしてること自体が遅れてるというか、ズレてると思う。


ちなみに世代の呼び方はこんな感じらしい。

引用: Z世代、X世代、Y世代ってどの年代のことを指すの?詳しく解説 | CX設計(顧客体験)CRMのオノフ
https://www.onoff.ne.jp/blog/?p=3224

この感じで辿っていくとA世代は1615〜1630年ぐらいになるっぽい。
黄門様とかA世代らしいわ(1628生)。

「いやーA世代は子分連れて印籠目に入れようとしがちよね〜」

「身分隠して入社してくるからほんと分かんないわ〜」

奇天烈すぎるやろA世代新入社員。さすがにお前が控えろ。



おわりに

3月はすごいスピードで去った。
さすが3月。

ストレスからか、わけわからん耳の不調に悩まされたこともあったけど、
カメラロールを振り返ってみたらライムスのひっさしぶりの声出しありライブから始まって、
映画は当たりばっかり、謎の荷物がAmazonから届く、文具アートの展覧会、リエゾン完結と
早かったけど色々あってプライベートは楽しかったです。

映画は『私のはなし 部落のはなし』、エブエブ、
『シン仮面ライダー』、『劇場版センキョナンデス』、ベビわる2と、
5億点作品をたくさん観れて良かった。

リエゾン最終話のポッドキャストも収録済!
編集頑張るぜ!
そして新しい企画も!



新年度、新しいことが次々起こりそうですが、
ライフをサバイブしていきましょう!!

ほなね!!

「知られざる文具アートの世界」より。
色鉛筆を束ねて固めたものを削ってひとつの作品にしてんだってー!すご!!

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