内定ブルーと決断の時 ~内定から承諾まで~【就活の履歴書Vol.4】
これで就活の履歴書はたぶん最後になります
今回は内定をもらった後の話です
内定をもらった後に待っていたのは内定ブルーでした
内定ブルーとは
内定者がほんとにこれでよかったのか悩みだすこと
マリッジブルーのようなもので、これも就活が恋愛に似ているといわれる要因になっている気がします
一人で考える日々
内定をもらってから数日間一人で悩み続けました
まだ、選考中の企業は2社ありましたが
就活をやめる選択肢が現れたのです
一人暮らしで研究室も封鎖、就活でバイトもやめていたので
他にやることもなく
漠然とした不安に悩まされる日々でした
「本当にこの会社でいいんだろうか?」
「就活を始めた当初から大幅に進路が変わったが良かったのだろうか?」
「小さい企業だから大丈夫?」
「オンラインでしか会ってない不安」
だって、会社説明会から最終面接、オファー面談すべがオンラインですよ?
こんな時代とは言え結構キツイ
いくらデジタルネイティブ世代でもしんどいです
「親に報告したらなんていわれるだろう」
「友達にはなんていわれるだろう」
「もう就活から逃れたいだけなんじゃないか?」
こんな不安がずっと頭の中を駆け巡るのです
非常に苦痛な日々が続きましたが
一つ一つ不安と向き合っていきました
相談と助言
■この春から新卒で働いている友達に相談してみました
「就活より明日やる事が重要になるまで続けたら?」
なるほど、、、
この言葉で就活から逃げたい気持ちをぐっと抑え
一旦、今選考中の企業は全部受けよう
信頼できる友達の助言をそのまま実行することにしました
■オンラインコミュニティーのイベントで
ベンチャーの社長に質問できる機会があり
衝撃の一言をいただきました
「君は面倒な社員予備軍だね」内容についてはオフレコなので書きませんが
そのあとも、初対面のであるにも関わらず自分のために、熱心に話をしていただき
何度もシビれました
■親に相談してみました
驚くことにとても肯定してくれました
母「面白そうな会社ねーいいじゃなーい」
心ではこう思いました
「え?!悩む必要なかったじゃん!!」
とても心が軽くなったのを覚えています
あまり親の反応を見て就活はしたくないということで
一切話をしてこなかったのですが
最後の最後には聞いてしましました…
やはり、親に肯定してもらえる事
応援したもらえる事はうれしいんだと思います
他の選考も進んでいき
某IT企業の選考がいいところまで行ったので
それを受ける前に何か感じたい
なにかって?
わかりません、でも納得して進むための要素が欲しかったのです
勉強会に参加
無理をいって会社の勉強会に参加させてもらいました
快く引き受けてくれたこと、勉強会も前向きに取り組んでいたところを見て少しほっとしました
一度も会社に行ったこともない、受けている学生とも会わない
説明会~最終面接まですべてオンラインで進んだ不安をここで解消しました
面談の言葉に惹かれて入社を決意
ずっと引っかかっていることがありました
それは面接官に言われた「今ウチでいいの?」
この新卒のタイミングでこの会社でいいのかという質問です
「いやいや、そんなこと聞かれたら不安になるじゃん」という気持ちをぐっとこらえて
いたのが内定が出てからもずっと引っかかっていたのです
二次面接でも最終面接でも言われ心の中でモヤモヤしていました
私からしてみれば
落ちたかと思ったのに内定まで来てるわけですから不思議でした
内定が出た後、社長と話すオファー面談という面談でこのモヤモヤは晴れることになります
オファー面談
ほとんど社長の雑談で終わろうとしていた面談の最後に
一つだけ質問をしました
「今 ウチの会社でいいのって面接官2人に言われたのに内定をいただけてるんです
それがどうしても気になって…」
もうちょっと長く、具体的に話しましたが割愛
社長が答えてくれました
「君はアクティブに行動しているし、志しも高いから、きっと数年後には転職していってしまうかもしれない…このように人事から聞いてるんだけど」
「それでも、ウチで働いて欲しいし、転職しても人として一生繋がっていたい人を採用してるんだ」
こんな言葉を社長からいただきました
こんなの一撃ですよ!
会社的にも成長するフェーズでここから長く働いてくれる人を雇いたいだろうに
数年で会社を辞めると宣言してるようなやつをそんな評価してくれる事あります!!
よし、この会社で働こう!
そんな時、一通の通知が入りました
突然のVCの求人
内定受託?の電話を明日しようと思っていたら、wantedyから通知が来ました
このタイミングで、志望していた某VCが新卒社員を募集したのです
なんとバットタイミング
いや、良かったのかもしれません
受けないと絶対後悔すると思い、急いでエントリーしました
いや、さっきの決意はどこに行ったんだよ笑
今まで何も考えてこなかったですが
考えるより先にやっていたことほど上手くいくことが多かったので
ここはよい判断だったと思います
最後の二択は神頼み!
ということで、内定をもらえたらVCに
ダメだったら
さっき入社を決意した会社に進むと決めました
この件を親に伝えたら大激怒されました
「この仕事理解したうえで言ってるのか?」
「新卒にできるわけない」などなど
結構キツイ言葉をかけられたのです
1社目内定出たときと全然反応違うんですけど!(゚д゚)!
それでも
とても冷静にすべの問いに返答できました
就きたい職だったので自然と言葉が出てきたのです
こんなにキツく親に責められたのには心当たりがありました
というのも、自分では起業家の道や投資家の道に進もうと決めて大学生活を送ってきましたが
あまり口には出してきませんでした
また、通っているのは理系の電気科
6割が大学院に進学し、3割5分はメーカーやインフラ会社に就職するかなり硬い学科に在学していたので、かなりビックリしたんだと思います
以前一度だけ起業するんだ!と言った時もめちゃくちゃ詰められました汗
(今はバイトとか言いながら個人事業主としてこっそり働いてますが)
それ以来自分の事業のことは言わない様にしています
応募して数日たちました
返事が来ない…
内定承諾書にサインする日が迫っていたため焦りました
先送りすることもできたのですが
内定先の人事も考えると早く判断した方が良いと思いましたし
心も痛かったので
早く通知来ないかと待っていました
さらに数日後
しびれを切らして、働いてる知人に直接連絡を取り聞きました
結果は不採用
「wantedyの使用上なのか返信はしないことになっている
待たせてしまって申し訳ない」と連絡が来て
私の就活は終わりました
《昔の自分へのアドバイス》
・内定後も悩みます、この期間しっかりと自分と向き合ってください
・一人で悩んで解決することは少ないです、他人から話を聞いて自分の考えを揺さぶってみると、いいかもしれません
・親や友達にどう思われるかはわからないけど、ちゃんと考えて決めた会社なら絶対応援してくれます、否定されたとき自信をもってここがいいんだ!って言えないならたぶんその会社ではありません
・完璧に合う会社はありません、会社も変化するし、自分も変化します、だからどれだけ探しても、ずっといい会社は見つかりません
あなたが入社してからどう働くかだけです