見出し画像

大手思考から抜け出せない理由 ~3・4月でやったこと~ 【就活の履歴書Vol.2】

3月は説明会とエントリーシートの提出に追われ
IT企業、エンタメ企業、なんとなく金融も含め10社ほどエントリーしました

相変わらずの大手思考
10/10大手にエントリーしました
というか、大手しかエントリーできなかったのです

なぜ大手思考なのか

理由を考えてみると2つあると思っています

理由1:情報と信頼
予定していた大型の説明会は中止となり、自分で企業の採用ページを見たり、就活系のYouTubeを見たりしながら情報収集するしかなかったですし
逆オファー型の求人アプリに登録したりもしましたが
その時は名前を初めて聞く企業にエントリーしようとまったく思いませんでした

知らない企業のモノを買うのも少しためらうのに
自分が少なくとも数年過ごすであろう会社選びはどうしても
名前の知らない候補は入って来ずらいのです

理由2:周りの環境
私の通っている理系大学は多くの人が大手のメーカーや教員を進路に選ぶ人が多く
スタートアップやベンチャー、起業などに進む人はほんの一握りでしたので

仲良くしていた友達の進路を見ても
三菱○○やT○Y○TAやH○ndaと大手が多く
親しくしていただいた先輩も○○メトロや○○銀行など
両親も大手企業で働いています
いやー、今周りを見渡しても大手の多いこと多いこと

だからといって大手がいいとは限らないのですが…


東大の就活をしてる人からこんな話を聞いたことがあります
「なんでコンサル志望してるんですか?」と私が聞くと
「みんなが受けてるから…あとは可能性を狭めたくないんだよね」という答えが返ってきました

どうやら、みんなが受けてるからなんとなくであったり
やりたいことがないので見つかるまで可能性を狭めたくないということで
コンサルという選択肢になるということでした

給料いいですし、“コンサル”という響きだけで仕事のできる人というイメージも後押ししている気がしています
※サンプル数は2なのでみんながみんなそういう訳ではないと思います


この状況下だと、外部からの情報が限りなく少ないので
大手企業や有名企業にエントリーが集中するだろうと
わかってはいたものの大手思考はずっと抜けないままでした

でも、さすがにこのままじゃやばい…
そう思った私は就活のマッチングアプリを使い始めました

使っていた社会人との就活マッチングアプリ

MatcherとHELLO,VISITをダウンロードし、3人の社会人と会うことができました
ベンチャーキャピタリスト(VC)という職業に興味があり、身近にいなかったのでアプリを通して連絡を取りお話を聞くことができました

そのほかにも、第一志望だった企業の社員さんや興味を持ち始めていた外資コンサルの社員さんなど
会社のこと、業界のこと、自己分析なんかも手伝ってもらいました
これ以外のOB訪問的な活動はしなかったわけですが
無料で社会人に時間をいただきお話を聞けるなんでいい時代に生まれたなーと思っています

そんなこんなで
エントリーと情報収集をしていたら
気が付くと4月に突入していました

面接ラッシュ

4月に入ると多くの企業で面接が始まります
テレビやネットのニュースでは大々的に就活の話題が取り上げられ家にいながらも、就活ムードが感じられました

4月上旬人生初のWeb面接を受けました
〇MMという会社で一人グループワーク(ケーススタディ?ケースワーク?)をやったり、面接官の音声が途切れたりなど対面ではないアクシデントにおどおどしたのを覚えています

ここからもIT企業は落ち続け、ついに本命の○○ミュージックと✕✕ルートの選考結果も出ました

第一志望の選考結果

Webテスト落ちとES落ち、面接すら受けることは許されませんでした

結果を見て大変落ち込み、ショックで1日何も手がつかなくなりました
インターンシップに参加したり、ESも自分なりには最高の出来のモノを出したにもかかわらず落ちてしまう現実に自信はまったくなくなり絶望感に満ちていました

この時期は、内定は出ません
なぜなら、6月に内定を出す企業が多く、今までの取り決めではそうなっていたからです

選考はES→WEBテスト→面接(数回)→最終面接(6月あたり)
とまだまだ先は長く、4月から1次面接が始まるところも多くありました
※21卒の場合です

ですので
基本的にはお祈りされますが、内定が出ないという苦しい時期になることは確定しているのです

途中で気づいたわけですが それでも、苦しかったです

ここでのこのような状態に陥らない様にするための1番の対策法は
”早期(12月~2月)で選考のある企業を受けて内定をとりあえず保持しておくこと”
だと思っています
もちろんインターン先で内定をもらっておくでも言い訳ですが
一つ内定を持っているといないとでは精神状態が大きく異なります
※内定1社保持の苦しみもありますので次回以降に書きたいと思います

悪く言うと滑り止めのような感じですが、会社側もそれを見越して多く採用するので早期選考であればあるほど
採用されやすいと言われています

とはいえ、そんなに早くから動いてる就活生は外資やらイケイケのIT企業を受けてる人なので競り合う空いても強敵揃いですが…

持ち駒の補充

言い方が悪い気がしますが、就活ではよく聞く言葉なのでそのまま使います
持ち駒とはエントリーしている企業でまだ選考中の数をさします

4月も後半になると持ち駒はなくなっていき、当時受けようと思っていた企業はすでにエントリーし終わっていたため、新たに
エントリー数(持ち駒)を増やさなくてはいけません

なぜなら、選考結果が出るのはエントリーしてから2ヵ月後くらいになります
全部の選考結果がでて持ち駒0になってから他を探し始めたのではエントリーできる企業がなくなってしまうのです

しかしながら、先ほども言った通りエントリーしたい企業にはエントリーしきったのです
会社を探すにもどこにエントリーしたらいいかわからなくなり、硬直状態に陥りました…


思い返すと、落ちたからこそ自分と真剣に向き合うことができ、思考や気持ちを整理するすべを身につけられたのだと思います。

次回いよいよ起承転結の“転”ということで、この絶望の中をどのように抜け出したのかお楽しみに!

《昔の自分へのアドバイス》

・就活はじめた夏や秋に業界を広く見るだけじゃなく、大手~スタートアップまで見てみるといい(特にあなたはスタートアップに惹かれますよ笑)
・スタートアップとベンチャーは見極めが大変だけど、面白そうな事業や社風の会社が多い
・知らないから怖いと避けていることが多いから、まずはいろんな社会人と話してみるといい
・エントリーから内定までは2・3ヵ月のラグがあるから気を付けて
・落ちまくって悩んだ日々はとても自分の有意義な時間になります、悩みまくりましょう!

いいなと思ったら応援しよう!