【つらみ】スーパースターの組織づくりやブランディングは憧れるけど、だいたい参考にできないオチ【が深い】
これよんでふと思いました。
メルカリさんはワンプロダクトのwinner takes allの市場だから、エリートだけ集める。故にGo bold。プロフェッショナル集団。
サイバーエージェントさんはインターネット会社みたいな感じだし、インキュベーション機能が中にあったりするからこのなかで頑張ろうと思えるシステム。
メルカリを真似するとしても、メルカリはそういう構造をもってるからそうしているということであり、構造が違うのにアプリケーションを真似してもうまく動作しないはず。
組織づくりで言うと『NO RULES』の本がヒットしたネットフリックスの組織も憧れるけど、あれはネットフリックス社が世界的なスーパースター集団だし、高収益構造だから為せること。カルチャーでマネジメントはマジ難しい。
マッキンゼーのフレームワーク「組織の7S」を見てもわかるように、ど真ん中のShared Valueを固めるのって、相当むずいこと。
ダイキン片山さんのブランディングの本にもありましたが、凡人は凡人らしい打ち手をしなければ、高みには到達できません。
マーケティングもマネジメントも、人に関心を寄せて、人をどう動かすかが肝の共通点はありますが、とるべき構造が変わればとるべきアクションも変わるように、しっかりと構造を見つめないと成功のヒントは発見できないなと感じました。
ティール型組織とかホラクラシーとか1on1とかパーパス経営とか最新手法を取り入れれば、ありとあらゆる組織の問題が解けるわけではありません。組織ってそんなかんたんなものではないですよね。
ダイエット方法と近いと思います。バナナダイエットが流行ればそれに飛びつき、〇〇ダイエットが流行ればそれにと。
一食をこれに置き換えるだけみたいなのもありますが、理由もなく腹いっぱい食べたい欲望や悪習慣があるから太ってるわけで、それならはじめからうまくいってます。だから、魔法の杖を求めて、どんどん飛びつくのだと思います。
摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにするだけのシンプルな構造です。体質や遺伝など、身体に合わせた方法を取り入れるのがいいのと同じ。
高いビジョンは掲げつつ、凡人は凡人らしく、地に足をつけて、しっかり自社の事業を見つめて、進んでいくのが大切と思いました。