なんでわかってくれないの!と悩んでいる女性に対する提言
皆さんごきげんよう。
僕です。
彼氏が!旦那が!全然わかってくれないの!
という女性の皆さん、日々お疲れ様です。
「もう!そこじゃないの!謝ってもらいたい訳でもないの!!」
分かります分かります。
僕自身もそう言われて生きてきました。
なんて言うか・・・女性が求めるコミュニケーション方法って、男性には難しいのですよ。
難しいというか、そういう風に脳みそが出来上がってないんですね。
男性脳、女性脳なんて話がちょっと前にありましたが、男性と女性だとコミュニケーションの性質が真逆過ぎて、それを分かっていないと、とにかくストレス!!!って事態になっちゃう。ということなんですね。
ざっとその辺の違いをまとめると、以下の通りになります。
男性:行動・結果重視、問題解決志向
女性:気持ち・過程重視、共感志向
ここだけ見ても相容れないですね。
『察しない男、説明しない女』なんて書籍が出るくらいすれ違い。
生物的なバグなんじゃないかって思います。
一説には、狩猟に出ていた男性はその場のトラブルにもすぐに対応しなくてはならないから、とにかく問題の原因究明と解決が必要だったからとか、女性は集落に残ってコミュニティの維持を行っていたからとかそんな話もあるのですが、まあ余談です。
要は「男性と女性では、伝わる話し方が変わるよ」って話です。
極端な話、ホウレンソウしてれば男性はその通りに対応できるんですが、察するとか出来ない。
一切できない。
もう、そういう生物だと思っていただく他ない。
だから、その対応をするための基準というか、正解を一回教えてあげないと、一から対応を考えるってのは難しい。
というか無理です。
自分なりに一生懸命考えさせて、導き出された答えが、思てたんとちがーーう!!ってなったら、また怒るでしょ?
そしたらもう、男性はどんどんやる気が無くなって行って「この人は自分を否定して労力を奪う人間だ」ってラベリングが始まってしまいます。
もちろん女性を理解しようとする姿勢や、自分ができる事を模索する姿勢は必要ですが、自分から思い付けない、できない事を求め続けるのは酷だと思います。
そして、女性の感情爆発!のタイミングとは、積もり積もったものがちょっとしたきっかけで全部飛び出してしまいますよね?
これは結果・行動主義の男性からしたら「え、これがそんな怒られる事なの!?ごめんね!」って見えてしまっています。
なぜなら、目の前の些細な事しか見えていないから。
あなたがそれまで何を我慢し、蓄積してきたのかなんて理解しようもないからです。
それはなぜか。
あなたとそのお相手は他人だからです。
他人なので、それまで溜まってるものなんかは知る由もなく、当然に男性の認識の外にあって、今起こったことに対して怒られてるって認識にしかなりようがないじゃないですか。
だから、感情にあかせてわー!と積もり積もった事を吐き出されても、目の前のことに対して謝罪して終わりになるしかない訳です。
過去の事を色々とほじくり返されて、嫌な気分になりながら目の前で起きているものを「まず解決しよう」という思考です。
男性の思考とはそういうものなんです。
訳わかんないですか?
残念ながらそれはお互い様なんです。
さらに
「わたしは具体的にどうしたい」とか「こうしてほしかった」とか明確な解決策を提示して伝えない限り、男性は謝罪して終わりになる場合が多いです。
なぜならその方法しか知らない。概念が男性の中に無いからです。
「具体的な問題点は提示してもらえてないけど、おそらく自分がしたことで相手に不快な思いをさせていたと推測できる。つまり非は自分にある。ならば謝罪するのが筋。」
って考えているだけです。
何も問題解決になっていませんね。
だから、謝るけど行動が伴わない。
というか、具体的な解決方法がわからないから、どうして良いかわからないと言うのが正直なところです。
そして
正解を教えてもらえない→感情爆発のループを繰り返すことになるわけです。
男性は、女性が望んでいる基本の基本であるところの以下の2つの考え方の大前提、「解決するための基本的な情報」と「こういう方向で考えると問題は解決できると言うノウハウ」が、全く理解できない状態のまま放置されています。
つまり、男性からしたら『これらを学んで、理解する機会すら与えてもらえてないのに、理不尽に罵倒だけされる。』っていう状況が続く事になります。
さて、この状況はとある精神的な拷問の手法によく似ています。
これによりもたらされるのは、気力の減退、自己意識の消失、思考能力の低下、積極性の消失などなど。
日常生活でそこまで行くことはまずないでしょうが、自己防衛のための意識が働き始める事になります。
ですので、ある日突然ぷつっと頑張るための糸が切れるという瞬間が訪れます。
自分を守るために「こいつ(彼女)は俺から搾取する奴だ。」ってラベルに切り替わるわけです。
そうなると修復は不可能に近いです。
男性側はいつ切ろう、いつ切ろうって機会を探してしまうからです。
そうすると、普段は全く気にも留めていなかったような、些細な悪いところだけが目に付くようになってきます。
「ああ、ここも嫌だ」「今日はこんな事をされた」と、どんどんあなたを嫌いになっていく材料だけが積もり積もっていきます。
それはお互いにとって、とても悲しい時間だと僕は思います。
破局の為に今をしのぐ努力をするのはとても辛いものです。
ではどうしたらいいのでしょうか?
問題の本質は『コミュニケーション方法の掛け違い』です。
男女間のコミュニケーションの性質には、絶対的な性別の差があると理解して、相手に届く方法を選択するしかありません。
相手が理解できる発信方法を選択するのは、話し手の役割だと思います。
「会話は受け手が100%」
まずは、話し手の責任を考える事です。
もちろん、受け手も理解する努力は必要ですが、最初の発信方法がしっかりしてないと成立しません。
男性は目の前の事象に対しての対応に特化したコミュニケーション方法を取るので、過去の不満、感情的な発露をそのままぶつけたとしても、余分な装飾品に問題の本質が覆われてしまって、結局、改善に進むことができないまま終わってしまいます。
本当に問題解決をしたくて男性と話し合うなら、感情を排して理論的に解決策を模索する「仕事的」な話し合いが必要になると理解してください。
言葉にしなくても恋人や伴侶、パートナーであるなら察してほしいとか、理解してほしいという気持ちは理解できます。
でもどうか、そんな自分勝手な幻想を押し付けるような事はしないでください。
まれに、そういった事ができる男性もいますが、ライ麦畑で数本だけ植えられた小麦を見つけるより稀有な存在なので、そっちを基準にしてはダメです。
そういう男性が空を飛べる魚だとすると、一般男性は普通のお魚。
そして、ほとんどの魚は飛べないのが当たり前です。
魚には魚のコミュニケーション方法があります、
魚と話したければ魚に伝わる方法で話しかけなければ、当然伝わりません。
それをしないで「なんでわかってくれないの!?」と言われても、なんでわかるように話してくれないの!?と魚も思います。
一番厄介なのは、言葉が伝わらないお魚でも、感情は読み取れてしまう事です。
ああ、なにか悪いことをしてしまったんだな。とだけ理解できてしまう事なんです。
何を言われているのかも、何をしたらいいのかも分からないまま、ただ負の感情をぶつけられるのは、暗闇に取り残された子どもみたいな気持ちになるんです。
大切な人に笑っていて欲しい、喜んで欲しいのに、何をしたらいいのかも分からないのは、とても寂しく悲しく、自分が情けなく感じるんです。
だから、わかる言葉で話してほしいんです。
2人の関係をもっと良くしたいと考えている男性にも、どうか目線を合わせてほしいんです。
そのうえで、こいつなんも変わんねえな!ってなったら、そいつはクソ野郎なので、さっさともっといい男探せばいいと思います←
遠慮はいりません。
あと、女性がそこまでしてあげなきゃいけないの!?とか思っちゃう人は、別にそのままでいいと思います。
相互理解は同時に歩み寄る事はできません。
どちらかが先に歩み寄るしかないのであれば、どうかこの記事を読んだあなたから、「これこれこういう記事があってね?」と歩み寄って見てください。
どうかお二人に幸せが訪れますよう。
以上!僕でした!
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