地球を拾った
道端に落ちている物を、何とはなしに拾って持って帰る時があり、
見知らぬマスコットキャラがくっついたストラップであるとか、
黒地に緑のラインが入ったマフラーであるとか、
泥だらけのアコースティックギターであるとか、
ギターには思い入れがあって、自宅のふろ場で洗ってやったら、首んとこがサビて軋むものの、問題なく音がでるようになった。
捨て犬とかを拾ってくる感覚に近いのかもしらん。全然違うわ。
いつかお披露目してやれるくらいにまでなれたらいいんですが、まだまだ。
そんなのの一環で、久しぶりに自宅に招きいれたのが、The Earth.
アベマプライムでの討論を見るのも好きだけれども、こいつをひと目見るほうが、なんちゃって百聞は一見にしかず、ワールドワイド的視野を持ったつもりになれるんだなと。
地球でっけぇって、なりますから。
宇宙飛行士になるか、地球儀を見るか、ですから。
西たん・南たんが可愛らしくていいですね。
何故ここだけひらがなにしたのか。
まさかマスコットキャラのつもりなのだろうか。
日本全土のゆるキャラ、日本をゆるーく守護するマスコットれいじゅう「げんぶの北たん、すざくの南たん、せいりゅうの東たん、びゃっこの西たん」
なんてこころもとない、しかし可愛い。
思えば小学生時代、実家の勉強机の上にも地球儀があった。
貧乏な大人になってみて思うのは、地球儀は中流階級以上の家庭を露わす、試金石のひとつだったのではと。
だって買わないもの、地球儀。
最低源必要な物々を買い揃えたあとに、わざわざ地球儀を買うことができる家庭というのは、経済面もとい心的にも、地球一個分くらいのそれはもうな大らかさがあるはずだと、決めつけてしまった。
地球儀を有りの家庭と無しの家庭を統計とってみたら、そこを基準に年収が綺麗に別れたりしないもんかしら。
想像してみると、地球の上に大量の小さいな地球儀が乗っている状態というのは、少し面白い気がしないでもない。
顕微鏡で見たなんちゃらウイルスみたいな形に見えなくもない。
世界的流行の最先たん。