マーマーなフェス2022感想特集 その4
小さいあたたかいあかりが灯ったような感覚に
ゆっちゃんさん(神奈川)| 妖精スタッフ
先日のマーマーなフェス、参加させていただきました。
会場に到着し、たくさんのマーマーガール&ボーイの方々がいて、この人たちみんな「声のメルマガ」聴いてるんや、と思ったら胸が熱くなりました。
みなさんが思いきり自分を表現されているのを見て、わたしも、もう存分に表現していきたいって強く感じました。
前は、「こう生きていきたい。とはいえ現実は……」なんて思う部分もあったのですが、「とはいえ」はもう必要ないですね。思いっきりやっていきたいと思います。
わたしは1日目、2日目とも、妖精スタッフをさせていただきました。
この体験が本当にすばらしく、今も胸に響いています。
2日目の朝、福太郎さんが、妖精スタッフたちに「生真面目にならなくて大丈夫」というようなお話をしてくれているのをすぐ横で聞かせてもらって、それだけでぐっとくるものがあり、そこから1日、ずっと胸が熱くて泣きそうになっていました。
実際に何度か涙し、何かの蓋が開いたんだと思います。
終了して会場をあとにするときに、福太郎さんと少しお話しさせていただく機会があってそれをお伝えしたら、「どうして?」と聞いてくださったので、わたしは「こんなにやさしい場所があったんだと思ったら泣きそうになった」と答えたんです。
家に帰りながら、なんでそう答えたのかなってずっと考えていました。
マーマ―マガジンはずっと読み続けていて、声のメルマガも最初から聴いていたから、マーマーな世界の雰囲気を理解していると思っていたし、数年前に比べるとかなり自分自身も変化したと思います。
でも久しぶりに多くの人とともに動く中で、以前の職場の「真面目にきっちりやらないと評価が落ちる」という空気や、「怒られないように、がっかりされないように」という記憶が、まだ自分の中に残っていたんだなと気づきました。
福太郎さんの「生真面目にならないで」ということばや、みなさんのやさしくて柔らかい空気を感じて、そうできる世界がこの世に本当にあるんだって、その場に身を置いて、からだでそのやさしい空気を感じられたから、そう答えたのかなと思います。
今回の妖精スタッフのお仕事の最中にも、以前のように、効率的に動くことや、こうなる前に準備をしておこう、という心配からの行動が現れたのですが、ほかの妖精スタッフさんに「なんとかなるから」といってもらい、マーマーのフェスであることをハッと思い出させてもらいました。本当にありがたいことばでした。
「厳しい場所に身を置いてきて、よくやってきたね。がんばってきたね。もう大丈夫だよ」と自分にいってあげたら、そのときの自分がほっとしたような感覚がしました。
てきぱきと働くのは好きだし、誰かのサポートができたり、喜んでいる顔を見たりすると本当にうれしいです。だから今回、受付を担当させてもらって、本当にたのしくて、うれしくて、自分の好きなことってやっぱりこれなんだなと再確認もできました。
でも、もうそこに誰かの評価を気にしたり、心配から行動したりしなくてもいいんだ、自分の気持ちをたいせつに動いていいんだということを、前より深く感じられた気がしています。
あと、小木戸さんのサイン会のサポートにも入らせてもらい、それが本当にすばらしい体験でした。
サインを希望されるみなさんの想いや涙があふれる様子や、それにまっすぐ向き合いお話をされる小木戸さんの、大きくてあたたかい雰囲気、おふたりの間に流れる響きがとても美しくて、それを感じているだけで胸が熱くなりました。
特にシアターワークの参加者さんと思われる方々とお話しされているときの様子は、わたしも涙が出そうになりました。みんないろいろな状況があって、それを受けとめて、見つめている姿が、とても美しくて胸に響いてきました。
個人的なことで、今日もひとりで不安感に襲われたり、思いきり感情を出して泣いたりしましたが、そういうとき、フェスの雰囲気や、みなさんのあたたかさ、「生真面目にならなくて大丈夫」、「なんとかなる」ということば、福太郎さんとお話ししたときに感じた大きなやさしさ、小木戸さんがかけてくださったことばや雰囲気がよみがえります。
真っ暗な中で、小さいあたたかいあかりが灯るような感覚です。
この状況でフェスに参加させてもらったことは救いでした。そしてこの状況と関係なく、これからのわたしにとって、たいせつなギフトをもらった場でした。本当に、本当にありがとうございます。
みれいさん、福太郎さん、出演・出店されたみなさん、チョモさん、くぼっちさん、妖精スタッフのみなさん、あの場にいたみなさん全員に感謝しています。
いつかまたぜひフェス開催していただきたいですし、ぜひまた妖精スタッフをしたいです。そしてまた美濃に行って、のんびりその空気をたのしみたいと思います。
たくさんの愛をこめて。ありがとうございます。
(マーマーフェス実行委員会|マーマーマガジン編集部)