マーマーなフェス2022感想特集 その5
わたしにとって完璧な一日! 帰ってからも続いています
M.N.さん(京都)| 音楽ステージ出演、妖精スタッフ
マーマーなフェス2022にて、お客さんとしての参加、音楽ステージのパフォーマーとしての参加、そして妖精ボランティアでの参加をさせていただいた者です!
「シアターワークの発表会を美濃でやりたい!」と、小木戸さんが声のメルマガでおっしゃっているのを聞いたときから「行きたい……けど行けるかな?」、「絶対行く!」、「やっぱ無理かも……」、「あぁでも……!」をフェス前日まで繰り返していました(汗)。
お天気のうつりかわりの予報を確認したとき、ピンポイントでわたしのライブ出演の時間帯に雨量が強まるのを見て、「雨女のわたしが行かなかったら雨が止むのでは?」なんてことを一瞬考えたりもしました。雨に濡れるのが苦手で、屋外でのパフォーマンスで体調を崩したらどうしよう……と悩みました。
大雨だったらマルシェは中止になるかも、と聞いて、実はホッとした時間もあったんです。長距離移動が苦手、乗り換えが苦手、ひとりで行かなければいけない、ピアノが上手く弾けるか自信がない、失敗したらどうしよう……そんな自分がいたことにも気づきました。
「大雨でマルシェが中止!」となったら、「じゃあ、しかたないよね〜」っていえる。
行くといったのに、意見を変えて辞退しますといったらどう思われるか、そんなことも気にしました。行きたい気持ちはある、けどこわい(失敗したらどうしよう、など)。
「でもでも……こわいってことは、行ったら自分があたらしい自分に変わるとわかっているからこわいのでは?」とも思ったんです。「あたらしいステージに移行するチャンスとわかっているのでは?」と。
慣れ親しんだ不幸、慣れ親しんだ世界観、「できない自分は受け入れられない(わたし自身が)」から抜け出すのがこわいんだ〜と。知らないもの、未知なものってこわいですよね。
その上で、もし体調悪くなったら途中で帰ってこよう、行けるとこまで行こう、たのしめる範囲でたのしもう(損したくなくて全部まわりきりたいみたいな性格でした)、行くかどうか自分で決めて自分で責任とろう。
そう決意した途端、気持ちの余裕ができたのか、わくわくした周波数でいたら体調を崩すこともないんじゃないかとか、「きっと今スタッフさんたちが音楽ライブの最高の環境を見つけて下さっている!」と思えるようになって、一気にたのしみになりました!
結果は……わたしにとって完璧な1日を過ごすことができました!
(それだけじゃなくて、帰ってからも続いている気がします)
雨女で、大事な予定の時はいつも雨で落ち込んでいたのですが、はじめて雨に感謝することができました。
雨のおかげで、まわる場所なども無理をせず、音楽ライブの出番とその前後の見守りも、室内にいてあたたかく過ごせたため、結果的にずっと元気でした!!
いろいろな会場をまわりながら、美濃という町全体に広がるピンク色の空気、通りのお店にも貼られているフェスのチラシ……みれいさんと福太郎さんたちが築かれてきた地域の方々とのつながり……。
そして出店者さんとの交流、お客さんとの交流、共通言語の多さ、安心感、妖精ボランティアスタッフとして満面の笑顔で距離感の近いことばがけをしても変な人と思われない(思っている方もいたかもしれないけど……みなさんやさしく受けとめてくださって感謝です。距離感を飛び越えてしまうのが、第5チャクラ全開のわたしの表現なのかなと気づきました)。
「お金のために、がまんしてやりたくないことをやっている人」がいない世界は、こんなにやさしいんだ……と胸がいっぱいになりました。
また、数々の宇宙タイミングが重なり、奇跡的な出合いがありました。事前に約束をしなくてもばったり会えたり、SNSでつながっていた方とも、会場でふと話をしただけで「あれ、〇〇さんですか?」、「そうです!」みたいにピンときたり。
スタッフのときに落としものを受けとったら、マルシェで出合った女の子の名前が書いてあって、あとでおかあさんにわたせたりとか……。ほかにも、いろいろな会場でしょっちゅう会う人がいたり……。
帰りも、シアターワークの荷物預かりスタッフを終えて帰ろうとしたら、雨のために作業がなくなったスタッフさんにばったり会って岐阜駅まで送っていただいたり……!
そんなことを体感できて、感激でした。
スマホをほとんどさわっていなくて、帰るまで充電が切れることなく過ごすのもはじめてで、今この目の前の世界を、感じるままに存分にたのしむことができました!
そんなこんなで、美濃にうしろ髪引かれまくりで、殺伐としたイメージの都会に戻っていったのですが、都会の人も、わたしが接するお店の人や電車でとなりに座る人、街なかのすれ違う人、みんなやさしくなっていました。びっくり!
わたしがマーマーなフェスモードで目を合わせながらにこやかに話しかけているのもあるし、「自分の内側が現実の世界をつくるってこういうことかー!」とも思いました。
ずっと美濃のあの空間にいたい気持ちもあるけれど、日常生活のなかで、まわりがマーマーな世界でなくても、自分がどう在りたいか。そしてその上で、まわりとは折り合いをつけて生きていくことがたいせつだなと感じました。
少し見かたを変えると、「同じものを見て同じところで笑ったり泣いたり……みんな一緒がいいー!」は共依存的な思考ともいえます。
もちろん、マーマーなフェスの空間の中でも、重なる割合は多くとも、違うところもどこかしらあって、「あなたはそう思うんだね、わたしはこう思うよ。違うね、でも大好き」という相互依存関係にいても自分は自分らしく生きていける、そんな大きな一歩を踏み出せた気がしています。
家を出て美濃に飛び込んだのも大きな一歩だし、美濃から出てまた自分の日常に戻るのも大きな一歩だったなあ、と。
マルシェでゲットしたものたちを眺めたり、30m先にいる福太郎さんと5秒間笑顔で見つめ合ったこと、チョモさんのまっすぐな瞳(なんだか立派でした!)、ライブパフォーマンス後にわたしの育てたホーリーバジルのポプリを受けとりに来てくださった方々の顔などなど、写真には残していないたくさんのシーンを思い返しながら振り返っております!
あ! あと、月星座反転ファッションルームのインスタのストーリーで、わたしの持ち込んだお洋服を手に、うれしそうに笑っていらっしゃる方がいるのを見て感激しました!
みなさんそれぞれにこのフェスでのドラマが巻き起こっていると思います。
最後に、みれいさん、福太郎さん、チョモさん、妖精スタッフのみなさまならびに、マーマーなフェス2022に関わられたみなさま、参加できずとも想いを寄せたみなさますべてに、めいっぱいの感謝と愛をこめて、音楽ライブで歌わせていただいた曲の歌詞をお送りします。
10年以上前、まだみれいさんを知る前につくった曲ですが、今回のフェスにピッタリだと思って歌わせていただきました。
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「みち」(道と未知がかかっています)
立ち止まる僕の前に道
右に左に前に道
振り返ってもきっと道
僕が確かに歩んできた道
一つ一つこの手で選んで
迷いながらも手探りでも
一歩一歩この足で踏みしめた
けして平らでは無かったけど
この道を歩いてきたから
君に出会えたんだ
どんな一歩も無駄にはならない
だから大丈夫
今はまだ気付くこと出来ないかもしれないけど
いつかきっと未来に繋がる
この道を信じて行こう
前を見れば遠く感じても
振り返れば確かに進んでた
下を向けばちゃんと立っていて
見上げたその目に映る空は
誰にでも平等にあって
太陽は光を与える
雨や風 吹雪の中で
命は育っていく
君は独りなんかじゃない
気付いていないだけなんだ
ほらごらんよ 君のそばには
大切な笑顔がある
焦らなくたっていい
要領悪くたっていい
遠回りしたらその分だけ
色んな景色を見て歩ける
そうだ
この道を歩いてきたから
君に出会えたんだ
どんな一歩も無駄にはならない
だから大丈夫
今はまだ気付くこと出来ないかもしれないけど
いつかきっと未来に繋がる
この道を選んだ自分を信じて行こう
自分を信じることがそう
何よりも大きな一歩になる
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(マーマーフェス実行委員会|マーマーマガジン編集部)