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岡映里と古明地洋哉~朗読と歌の会~『クリスマスストーリーを見つける夜』

2018年12月8日(土)

岡映里 (作家)
古明地洋哉 (シンガーソングライター)

時間 開場6:00pm 開演7:00pm
料金 2500円(1ドリンク別)
場所 ムリウイ
飲食 ドリンク&フード有り
予約 info.komeiji@gmail.com

「クリスマスストーリーを見つける夜」
私はクリスマスをたいてい一人で過ごしてきました。
子供の時からそうでしたし、結婚していた時もそうでした。一人になった今もね。
「望んだものを受け取ることができないかもしれない」と感じるときに覚える痛みの感覚がいやで、クリスマスのことを考えず過ごしてきました。
先日、私は小説を書いたのですが、それが、古明地さんの歌「想いが言葉に変わるとき」を聞いたのがきっかけでした。
さび付いた言葉の蛇口から、言葉がぽたぽた落ちてくるような感じで、やがて小説の言葉がじゃーと流れ出るように一晩で書き上げました。
その短編小説は、福島・小高にある柳美里さんの書店『フルハウス』のイベントで朗読したのですが、その時に古明地さんが来てくれて、一曲歌ってくれました。
私は幸せでした。
「誰からも与えてもらえないプレゼントは自分で手に入れに行こう」と考えるようになった私は、今年は自分のためのクリスマスを祝いたいと思いました。
その時に、私は古明地さんと朗読と歌のイベントをやりたいなと思いました。
そして、クリスマスの季節に必ず自分がとらわれるモチーフを形にしてみたいと思いました。
古明地さんの歌は、孤独の闇が深まった時に聞くとやすらぎます。
私はそこにちょっとした明かりを灯せるお話を書くつもりです。
私が想像しているのは、イベントが終わった後の、お客さんたちのストーリーです。
私と同じようにひとりをすごしている、ひとりを過ごさなければならない人が、このイベント会場を出た後に、
素敵なクリスマスのストーリーが見つけられるきっかけになるような、
何かいつもと違うことをしてみようと思えるような、そんな風を送れるイベントにできたらいいなと思っています。
会場は、古明地さん一押しの世田谷・祖師ケ谷大蔵のムリウイさんで。