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バウル歌舞いの会 vol.12

2023年4月14日(金)

出演
パロミタ友美
(エクタラ一絃琴、ドタラ四絃琴、ドゥギ鼓、グングル鈴)

時間 開場6:30pm 開演7:00pm

料金 2500円(1ドリンク別)
場所 ムリウイ

予約 tomomi.paromita@gmail.com

WEB https://tenziku.com/tomomiparomita/

愛のうたを唄うバウル、漂白の吟遊詩人と呼ばれるバウル。

バウルとは、インド東部に伝わる行の伝統で、その表現が歌舞いの形をとります。
ひとりで、うたを唄い、楽器を演奏し、足に結いた鈴を鳴らして、歌い舞います。

これまでの人生できっと一番の不調、誰のせいにも、自分のせいにもできない状況の中で、折に触れて生じてくるうたたちは、私にとっての薬のように紡ぎ出され、何度でも戻って来られる砦のように私の世界を守り、保ち、同時に押し広げてくれるようになりました。

自分のうたができるようになって、歌い続けることでよりいっそう、先人たちの紡ぎ残してくれたバウルのうたの中に本当にすべてがある、いつだってあったのだと、腑に落ちてくるようにもなりました。歌い続けることで、私たちは何度でもその詩と、作者と出会い直すのです。

バウルのうたは大昔の経典があってそれを歌いますよというものではなくて、元々は即興性も高く、師のうたを弟子が歌い継ぎ、弟子もまた新たな自分のうたと共にその弟子に歌い継ぎ……と繋がってきたものです。いつだったか私の師は、バウルの道を歩むうちに自然と自分のうたができるようになるものだとおっしゃいました。

ベンガル語のバウルのうたが基本ではありますが、今回も私の日本語のうたも歌舞います。薬として紡ぎ出されたものでも、いつか甘露になりますように。いらしてくださった方がそれぞれに何かを得て持ち帰っていただけることを願っております。

楽器:身体、声、一絃琴エクタラ、小鼓ドゥギ、鈴グングル、ドタラ。