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きっと、たまに、しかし

2022年7月5日〜10日

寺ノ子屋第3期
きっと、たまに、しかし
3作品のオムニバス公演
上演作品…「Kの反好期」「Tの妄想激」「Sの抗福論」

Kの反好期
関口空子(*ナノハナハナビ*) ・Celica・中田茅佳・生井みづき

Tの妄想激
植松ゆき・田中幸介

Sの抗福論
小原汰武・白石惇也・高橋美佳・宗綱弟

WEB
https://teranokoya.jimdofree.com/

日時

7/5(火) 20:00『Kの反好期』
7/6(水) 17:00『Kの反好期』/ 20:00『Sの抗福論』
7/7(木) 17:00『Sの抗福論』/ 20:00『Kの反好期』
7/8(金) 17:00『Tの妄想激』/ 20:00『Tの妄想激』
7/9(土) 17:00『Tの妄想激』/ 20:00『Sの抗福論』
7/10(日) 17:00『Kの反好期』/ 20:00『Sの抗福論』

開場は開演時間の30分前
上演時間は50分〜60分を予定

料金 3000円 (1ドリンク付)
※当日精算 (現金払いのみ)

場所 ムリウイ

予約 https://shibai-engine.net/prism/webform.php?d=f8qx22qd

問合せ
 teranokoya.butai@gmail.com

"息を呑む音すら身近に感じられる空間でお届けする3本の物語。この演劇を通して、密接なしで生きられない不器用な人間の冷え切った心と温もりを、すぐ隣で体感して頂きたいと思います。"

◎『Kの反好期』
主人公は1人の脚本家。カフェに篭り、プロデューサーに詰められながら執筆に勤しむ日々。そこに突然"娘"を名乗る女性が現れる。彼女は離婚した夫と暮らす実の我が子。「女優になりたい」と無垢で無謀な夢を打ち明ける。離婚のことも子供のこともプロデューサーには伝えていない!バレたら仕事が無くなるかも?!脚本家を助けようとするカフェ店員。プロデューサーにバレないようにと嘘に嘘を重ねて奮闘する3人。その最中、娘には「女優になりたい」ではない本当の目的があることを知ってしまう脚本家。そこにある結末は、脚本家の人生をも書き換えるものとなる。
寺ノ子屋1期生と2期生がお贈りするのは、今だからこそ近距離で届けたいハートウォーミングコメディ。

◎『Tの妄想激』
少し陰気な青年。この日も仕事に疲れて帰って来た。行きよりも鞄が重く感じるのは毎日のこと。家に着くと頗る明るい彼女が出迎える。そのハイテンションに乗ることもなく、男は疲れを身体中に背負ったまま椅子に座る。彼女は今日の晩ご飯が出来上がるまでの壮絶な戦いを体全体で伝えてくる。そして出来上がった料理を男の前に持ってくる。あまりの辛さに吹き出す男。大笑いする彼女。男はやっと、少しだけ微笑む。「本当に騒がしいんだから」。彼女は次の料理を持ってこようと張り切ってキッチンへと姿を消す。「本当に騒がしい…」。戻って来た彼女に写る男はもう、出会った頃の彼とは違っていた。
これは当たり前の喧騒。彼女のことが好きすぎるあまりに激走する、男の妄想劇が始まるのだ。

◎『Sの抗福論』
舞台はとあるファミリーレストラン。そこに突如集められた2人の男。そして集めた男。3人は高校時代の同級生。根暗なアイツがなぜ2人を集めたのかは分からないまま、思い出話が始まる。根暗なアイツと集められた内の1人が当時組んでいた漫才コンビ「乙女の腹巻き」。もう1人はその練習を見て感想を伝える立場にいた。キャラクターは違うものの、楽しい高校生活を終えて其々の道へと進んだ3人。話す内に、根暗なアイツの異変に気付く2人。それも束の間、根暗なアイツから不気味な質問が飛んでくる。「あなたは幸せですか?」変わってしまった根暗なアイツを諭していく中で知っていくのは、2人が集められた本当の理由。これは第二の人生の幕開けらしい…。
ありそうで無かった心理戦コメディ。会話の中から男たちの心理を読み解ってお楽しみください