ホレンテ島の魔法使い 貰鳥あむの名前の由来
もうきらら記事に関して書く気は無かったんだけど、ホレンテ最終回であんな良いもん描かれたら書かざるを得なかった、
村神都並です。
今回の表題は「貰鳥あむ」の名前の由来だ。
あくまでも個人的な推測だが、これがマジなら鳥肌ものなので記していく。
最終回ネタバレがあるけど、これ読んでるやつで読んでないやつおらんやろ?
1.モラトリアムと貰鳥あむ
そもそもこの名前は「モラトリアム」の当て字であることが前提にあり、その意味は
経済恐慌などの場合、国家が債務の履行の一定期間延長を認めること。支払猶予。比喩的に、社会人となるべき自信がなく、大学の卒業などを延ばしていること。
となっている。
これと科学による魔法の衰退を合わせると「魔法の維持」を意味する名前と考えられる。
これは1巻末のミュージカルシーンに裏付けられているが、あむ本人は無自覚的に行っているものとなっている他、魔法を否定しないあむの根幹によりこっこが触発されて空を飛ぶことも含まれる。
この部分に関しては1巻範囲でも分かる(1話や1巻末からの推測が可能)話であなのだが、問題は「モラトリアム」から当てられた「貰鳥」にあるのだ。
2.「貰」の意味
これはTwitterの方でも散見された説であり、最終回の「断片の渡り方」に関連するものとなっている。
それは、あむが最終的にこっこ、かるて、詠、ユシャの断片を集め何かに立ち向かう可能性があったのではないかという話で、仮にそんな展開ではなくとも「貰」は断片の受け取り手という意味が含まれるという話であった。
3.「鳥」の意味
Twitterを見る限り「貰」に関しての言及があったのだが、鳥に関しては無かったっぽいのでこちらは完全に私の説である。
答えから言うならば「こっこから受け取った飛行の断片」が鳥の意味に当たる。
最終回ラストシーンにて、触媒であるホウキがない状態で飛行していたこと、直前にて断片が奪われたかのような示唆があった事からおそらく間違いないだろう。
2.の段階で考えるならば、当て字は「取」の方が適切であると考えられるが、わざわざ「鳥」であることを考慮するならば有力と考える。
「鶏」や「酉」ではこっことの関係性が露骨である事から「鳥」という広義なものにしたのだろう。
4.この名前はいつ“完成”したか
さて、この「貰鳥あむ」という名前は最終回にて完成したかのように見えるが、実は1話の段階で完成している可能性は大いにある。
それは最後のコマのファーマンのセリフ「お前はあの娘のことがちょっと気にいってしまったのだろう?」だ。
既にこの段階で断片の一部を奪われた可能性は0ではなく、既にここで「貰鳥あむ」という名前が完成していた可能性がある他、実は各所でこっこはあむに「心を奪われて」いるシーンがあるため、日に日にあむに奪われて可能性が高い。
これを計上した場合、最終回にてこっこの断片は完全に喪失し、あむの手に渡った可能性は否定出来ないだろう。
5.終わりだよ~
亜楽かるての名前の由来もまぁまぁ話せる部分はあるんだけど、その辺はツイートしちゃってるので割愛。
単行本出て加筆があったらまた更新するかもな!