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ひぐらしのなく頃に業22話の考察話(郷壊し編5話)

「絶対」が強調されてましたね。


村神都並です。

今回も通常通りに行っていく。

梨花の意思を折れない沙都子

シャンデリア心中以降、少なくとも我々に明かされたカケラではルチーアに行くことなく“沙都子の自殺”により〆られる。

一度目は夢を明かした直後に言い争いの後トラックに身を投げ、二度目は夢を明かされる前に説得するも失敗し自前の包丁で首を切り、三度目は少なくとも夢を明かして以降教室内で喧嘩をし梨花の文房具で自殺。

最後は恐らく最初に夢を明かしたタイミングで身を投げずに雛見沢に戻り説得失敗し梨花と共に入水。

後にカケラ世界で沙都子自身が語るが、まだ世界に対する理解も足りていない段階でこの切り方は梨花も見習うべきだろう。いやあっちも諦めてはいたのだが。

この辺りは舞台の説明に近いため考察の余地が余りないのだが、個人的には3ループ目辺りから症候群に近い何かになっているように感じる。
しかし肝心の“オヤシロ様”はニートみたいに寛いでいらっしゃるので症候群ではなく、単純に精神的疲労から似た状態になっていると考える。

繰り返した後のカケラ世界

ここで沙都子に梨花が100年ループしていたことを明かされる。
(梨花を猿扱いはまぁ…事実だしな…)

その後、梨花が見てきた100年のカケラを“閲覧”するのだが、ここから再構築して各騙し編を沙都子が作り出したのかと考えるととんでもなく底意地の悪さがある。
この中でH173の存在や山狗、鷹野の動きを“閲覧者”として見たためにH173の強奪を可能とし大石、赤坂、公由、圭一、茜と梨花の心を折るためにそれぞれが投与されたと考えるべきだろう。
結局はその投与方法が問題なのだが、それが明かされる日は果たして来るのだろうか。

今までの考察では鷹野の心の折り方が問題となっていたが、所謂絶対の意思の持ち主は梨花変わっているため鷹野の心を折るのは従来より簡単になったと考えるのが妥当という線が濃厚になった。
恐らくは全て先回りで手を打たれて詰み状態にしたのだろう。さもなくば逃走という手段には出ないのではないだろうか。

そして100年を閲覧した上で己の意思がために「梨花の死亡後に自身も死ねば同じカケラに移動出来る力」を授けられる。
完全体から半ば意図的に破損した羽入を分離させているようなもんなので、かなり悪いっちゃ悪い上に結局死亡時の記憶を継承出来るようにしている。お前ホンマ…

この力が明かされたことにより、猫騙し編圭一発症時に梨花の死亡までは少なくとも沙都子が生きていたことになる。まぁどちらにしても死ぬのだが…
そして祟騙し編ラストの沙都子の意味不明な動きについては、梨花の死亡を確認するためで確定と見て良いだろう。
更に、綿騙し編の梨花の殺人犯は魅音か詩音でほとんど確定となる。
あの段階で沙都子が殺しているのならば沙都子が生きている意味はなく、魅音ないしは詩音が殺害していなければ成立しなくなってしまう。
恐らく梨花の死を確認するために沙都子は園崎邸に乗り込み、死亡を確認した所で戦闘、魅音を殺した後に自殺したとおもわれる。
魅音が監視カメラ越しに沙都子を見て「勘づいた」という発言は、沙都子が梨花の手先に見えたのだろう。皮肉な話である。

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梨花と同じカケラに行けるようになったのは良いが、結局どの梨花を殺したかはまだ謎である。

シャンデリア心中の梨花を引っ張ってくるのか、正史(?)に戻り梨花を殺害するのか、またルチーアまで進み殺してから戻るのか。
どれか次第で我々に与えられる心象は変わってくるのだが、残り2話なんだよな…

これらの考察や思考は皆様の考察を否定するものではありません、皆様の考察の一助になれば幸いです。
誤字や明らかな矛盾、質問等ございましたら当Twitter(@snails892)までご連絡願います。

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