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梨花の聖ルチーア入学を考える【ひぐらしのなく頃に業 考察】
今回は定期連載ではない小噺系コラム。
村神都並です。
このシリーズです。
議題は「古手梨花の聖ルチーア学園への入学の理由」だ。
今回に限っては現段階での資料不足により、仮説が多めとなる。
どちらかと言えば、思考整理に近いものとなる。
ご了承願いたい。
まずは梨花の聖ルチーア入学に関することをおさらいしていく。
前提
・鬼騙し編2話時点の梨花の年齢は?
年齢は明確ではないが、アニメ監督インタビューにて高校生であることは確定している。
つまり、ひぐらし本編において梨花の納得するカケラが見つかってから、少なくとも3年は経過していると見て良いだろう。
・梨花が聖ルチーアに入学したという根拠は?
これは主に、鬼騙し編2話アバンの梨花の姿に由来するものである。
簡単に比較出来る画像をご用意した。
上は2話アバン冒頭の梨花が目を覚ますシーン、下はOPの魅音と詩音が背中合わせに座っているシーンである。
マークの形、位置から聖ルチーアへの入学が確定していると言える。
・聖ルチーアの校風等
聖ルチーアに入学するものは
・完璧な淑女に育てるべく、汚らわしい俗世間から遮断するために、学園に入れられた筋金入りのお嬢様。
・複雑な生い立ちや世間体のために、決して表に出すことができない訳ありの子供。
この二種類である。
前者はは外部のアクセスを遮断し、時によっては命の危険から守るため。
後者は世間の目から完璧に隠ぺいするため、学園は外部から完全に切り離された世界。
仮説
・梨花の聖ルチーアへの入学
前提として「祭囃し編」の後日談として仮説を立てる。
まず考えなければならないのは、梨花の女王感染者としての力だろう。
否定された48時間の方ではなく、女王感染者の元を離れた際の村人の発症の問題である。
これには仮説があり、
・梨花ではなく村にその効力があるのではないか
・そもそも梨花ではない別の誰かが女王感染者ではないか
といったように、梨花自体にはその効力が無いのではないか、というものになる。
羽入が女王感染者である仮説がないのは、カケラの世界にて羽入の存在から、この説を立てられないのではないかということから、一時的に外させて貰った。
つまり、聖ルチーア中等部からの入学でない限り、最低でも3年はある月日によりその事実が発覚するか、症候群への対策が出来ていることになる。
そして肝心の入学理由だが、野村(高城)が絡んでいるのではないかと考えている。
表向きには・聖ルチーアの校風等の後者に近い形であり、万が一の鷹野の狂行からも身を守ることや、法律上公由が保護者ではあるが、両親不在ということから寮生活を選ぶのは難しい話ではない。
しかし実際は、万が一梨花が雛見沢症候群を発症し、狂行や自殺に出ても隠蔽しやすく、反小泉派の反旗を断つことの出来る環境である事を考慮し、野村が進言したのではないか、というものだ。
野村側の思考は梨花には把握出来ていないものであり、思惑に至ることは恐らく不可能だろう(鷹野を黒幕と断言していることから)
・沙都子の問題
そして梨花が寮生活をすることになる以上、倉庫小屋で同居していた沙都子にも、スポットはあたることになるだろう。
アニメ監督の発言から、梨花と沙都子の間になんらかの確執があると語られたらしい(ツイッターにてそう言った発言が確認された、詳細求む)ので、症候群の高L発症者ということもあり野村から危険視、身寄りが鉄平くらいしかいないことから、沙都子としても首を縦に振ることだろう。
・羽入の問題
2話アバンの
「もう目が覚めた時、最初にあんたの顔を見ることはないって思ってたわ」
「何だっていいわ、こうして話が出来るのだから」
という台詞からも、聖ルチーアへの入学を示唆する発言の他、この話が祭囃し編ベースの話であるということが考えられる。
まず前者は、惨劇を乗り越えた梨花からすれば当たり前の話である。
そもそもカケラを探す必要がないため、羽入の顔を見る必要はないのだ。
後者は単純に、聖ルチーアに入学することによるものと取る事が可能である。
堅牢な学園からは電話を発信することも不可能(目明し編参照)なため、まともな形で対面することはない。
羽入はあくまで雛見沢の神であるため、興宮まですら車を要する土地に構える聖ルチーアにまで干渉することは難しいだろう。
そもそも梨花が全員罪を犯している澪尽し編を「勝ち取った」と豪語するのには疑問が残るので、祭囃し編こそがひぐらし業に続くストーリーとして適正であると考える。
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今回はこの辺まで。次以降にカケラの世界や聖ルチーアに関する話が出た場合にまた更新の予定だ。
これらの考察や思考は皆様の考察を否定するものではありません、皆様の考察の一助になれば幸いです。
誤字や明らかな矛盾、質問等ございましたら当Twitter(@snails892)までご連絡願います。