血液考
地球上の誰かが、ふと思った
『血液って、今考えると不思議なものではないだろうか…』
まあ、その誰かとは私なのだが。
成人の血液量は、体重の7~8%と言われている。
私の体重は86kgなので6.02kg~6.88kgぐらいしかないわけだ。
その血液の1/3を失うと人間は亡くなると言われている。
それはさておき。血液は、私たちの身体から出てくる水分の大元である。私はここが不思議だと思ったのだ。
考えてみて欲しい。
尿、汗、唾液、涙、鼻水、等々が元をたどれば血液なのだ。
健康的な人間だと体外に排出される際に、体内で濾過作業があるので、それら全ての色は赤っぽくない。病気になると赤っぽくなる場合もあるが。
突然だが、植芝理一という漫画家が描いた『謎の彼女X』(講談社刊)という漫画がある。この漫画は、主人公がヒロインの涎を舐め、そのことにより《《恋の病》》に発症することから物語が始まる。恋の病とは涎に対する禁断症状のことで《《も》》ある。つまりは、主人公はヒロインの涎を摂取しないと普通に生きていけなくなったわけだ。この漫画はアニメ化しており(2012年だからもう12年前なのか。余談だが、ヒロインの卜部役は現在も放映中のビズ〇ーチのCMの女性です。)、私はそれを見てこの作品を知った口である。見ていた当時はなんとも思わなかったが、涎は血液が元と考えると、ヴァンパイアからもらった血液を舐めたことで、その従者になったと解釈ができるのではないだろうか?(いやならんか???)アニメは途中で話が終わっており、原作マンガはまだ途中までしか読めてないので、私の中でヒロインである卜部はまだ謎の彼女Xのまんまであるので1つの解釈として考えていただきたい。
というか、植芝理一のデビュー作で『ディスコミュニケーション』というタイトルの漫画があるのだが、この漫画でも血液が元の液体を舐めるシーンが印象的に描かれている。それは涙だ。『ディスコミュニケーション』はエヴァが放送される前にセカイ系をやっていた先進的な漫画なのだが(後に植芝理一は、エヴァと京極堂とおジャ魔女に飲み込まれるが)、それはさておき、『ディスコミュニケーション』を私は全巻呼んだのだが、植芝理一は変態であるからか体液の描写が結構出てくる。血液や汗を舐める描写もあったはずだ(記憶違いならすいません)。変態×恋、これが植芝理一の漫画の特徴なのだ。
植芝理一の話は置いといて。血液は不思議って話の続きをしよう。
血液型占いというものが日本ではずっとあるが、血液型は大きく分けて血液はA型、B型、AB型、O型の4種類ある。医学用語で言うと血液型はめちゃくちゃ、ややこしい名前になるので、まあこれだけと仮定する。
この4つの血液型の中でO型とAB型は特殊能力を持っている。
O型の血液は赤血球、AB型の血液は血漿に関しては輸血の際にどの血液型の人に入れても身体が拒否反応を示さないのだ。しかし、一方で両者とも他の血液型の人からは血漿、赤血球ともに輸血ができない。まあ、実際は同血液型しか輸血はしないのだが。
血液型占いではA型が真面目、B型がマイペース、O型が大雑把、AB型が二重人格的と言われるが…実は当たり前だが、これは根拠が無いのである。
言われてみれば××型の人ってそういうところあるよね~、という一種のバイアスを利用した手だ。
考えてみれば、O型の人の赤血球をB型の人に輸血したところで別に性格が変わるわけないやろ!となるのではなかろうか。
(私は悪口に血液型を使われたことが多々あるので、血液型占いを恨んでいる)
血液型占いは、日本以外の国だと「何言ってんねん」と思われるところも多いらしい。(国によったらある特定の血液型が多いところもあるため)
今回は、血液について考えてみた(いやここで終わるんかい)