
【今日のnote】ミヤジみたいなボサボサ頭のおじさんに憧れているので、髪の毛伸ばす。
どうも、狭井悠です。
毎日更新のコラム、162日目。
今日はちょっとゆるめにコラム書く。
最近、ほんとうに目まぐるしい毎日で、「あと30分後には打ち合わせがあるから家を出なきゃ」とか「タクシーの中で書かなきゃ」みたいな状態が続いていて、ゆっくりとコラムを書く時間がなかった。
ジョーブログのジョーくんの事業計画がどんどん加速していて、運営での濃いミーティングが日々行われているのだ。
フリーランスになってから、これまでの2年間、代理店さんとのゆるやかなチームはあったけれど、こうして打ち合わせを重ねながら作り上げていく事業に参画するのは、前職の新規事業部以来なので、実に3年ぶりくらいになるのかな。
仲間と仕事をするっていうのは、やっぱり楽しい。刺激があるし、励ましあって良いものを作っていけるという手応えがある。来年はきっと色々とすごいことになると思うので、楽しみにしていてください。
そんな日常を送りながら、今週末〜週明けにかけては、ひたすら篭り仕事の予定なので、久しぶりに、ゆっくりと自室でパソコンを開いている。
ところで、ミヤジである(めちゃくちゃいきなり話題変えてゴメン)。
ミヤジとは、エレファントカシマシの宮本浩次氏のことだ。
昔から好きなのだけど、椎名林檎とのコラボレーションである「獣ゆく細道」が良すぎて、最近しびれている。かっこいいっすよねえ。
ミヤジは圧倒的なロックンローラーだし、かつ、男の哀愁というか、悶々としたものをずっと抱えて生きているような雰囲気を持っていて、なんともセクシーだ。
今日は、「暑中見舞 -憂鬱な午後-」という曲を聴きながら(もう冬だけどね)、朝方に、祐天寺の駅から歩いて家に帰っていたら、なんだか朝日が眩しくて、涙ぐむような気持ちになった。
晴れた日の午後 町の光
通り行く人や車の音
今日は俺は部屋の中ひとり
転がったまま考えてたのさ
勝利のことやあなたのことを
とりとめもなく浮かんで消えても
世の中はいつでもさりげなく
やさしさや孤独を投げかける
俺たちそれなりに生きているけど
あなたもきっと気づいてるだろう
言うなれば俺たちゃ流浪の民よ
さすらう魂を
幸せと言えば言える
俺たちの憂鬱を
晴れた日の午後 町の光
例えばあなたと町を行けば
あなたをそっと抱きしめたくなるけど
あなたもきっと気づいてるだろう
幸せと言えば言えちまう
天国も地獄も知らない果敢なさを
戦う場所求めさすらう俺たちの憂鬱を
晴れた日の午後 町の光
通り行く人や車の音
今日は俺は部屋の中ひとり
転がったまま考えてたのさ
勝利のことやあなたのことを
とりとめもなく浮かんで消えても
俺の両腕いまだ勝利無く
されどこれという敗北も無く
豊かな国の流浪の民よ
転がったまま考えてたのさ
勝利のことやあなたのことを
とりとめもなく浮かんで消えても
幸せと言えば言える
俺たちの憂鬱を
俺たちの憂鬱を
勝ち負けにこだわることはダサいことだろうか。
僕はたぶん、20代の頃にずっと負けっぱなしの悔しい人生を送ってきて、その不足分を30代で一気に取り戻そうとしているのだ。
けれど、いったい僕は、何と戦っているのだろう。
今の僕には、もう敵と呼べるような存在はどこにもいない。夢を実現するために支え合う仲間や、一緒に仕事を楽しみながら進める代理店の先輩方がいるだけだ。
戦うべき敵は、自分の心の中にいるのかもしれない。
そう、結局のところ、僕はいつだって、自分自身と戦ってきたのだ。過去の弱い自分に勝利することで、今の自分を保ち、前進を続けてきた。
でも、ひとりぼっちで走り続けるフェーズは終わった。
無理やり敵を作って戦う必要はない。これからは、人と人が尊重し合い、認め合っていく世界を作るために頑張ればいい。離れていってしまった友達が教えてくれた言葉を思い出している。僕はたぶん、どこかで無理をし続けていたのかもしれない。だから、ここから少し、走り方を変えていきたい。
なんで、僕はあんなにも頭に血が上っていたんだろう。
疲れのせいになんて、いくらでもできるけれど、それでも、時間が巻き戻せるならば、ちゃんと友達と対話できていた頃に戻りたい。時間はいつだって、一方通行だ。仕方がないさ。あらゆる物事は、避け難くその瞬間に起こるものだ。そして、後悔がまた、僕自身の糧になって、明日を真摯に生きようという想いを与えてくれる。
俺たちの憂鬱を吹き飛ばしてくれるのはでっかい夢だ。
ここまで走り込みを続けて、遠くを目指して生きてきてしまったのだから、後戻りすることなんてできない。戻りたい場所なんて、やっぱりない。過去は最低で、今が最高だし、未来はもっと素敵だ。俺たちの憂鬱は、でっかい夢を実現させることで吹っ飛ばすしかない。何もかも吹っ飛ぶくらい、でっかく生きてやろう。
さあ、がんばろうぜ。
前のめりに走り続けながら、若い頃と何一つ変わらない憂鬱を抱えて、それでも希望を忘れることなく、でっかく生き続けるために、とりあえず僕はミヤジみたいなボサボサ頭のおじさんに憧れて、髪の毛を伸ばしている。
もう二度と、戻らない日々を、俺たちは走り続ける。
今日もこうして、無事に文章を書くことができて良かったです。
明日もまた、この場所でお会いしましょう。
それでは。ぽんぽんぽん。
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