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MURATA黄昏40を延期します

村田正樹

現在も不安の続く日々ですがこの大変な状況下の中、最前線で働く医療関係者の皆様に感謝しております。本当にありがとうございます。また闘病中の皆様の回復を願っております。このような状況が1日も早く収束を願っております。そのために自分にできることを意識しながら日々過ごしていきます。

このnoteでは今年実施予定のMURATA黄昏について書きます。

この1ヶ月間。毎日家にいる中で色々と考えました。

プラスな感情もマイナスな感情もこころを駆け巡りながら決めました。

10月31日〜11月3日に開催の「MURATA黄昏40」公演は延期することにしました。

5月1日で40歳になります。2010年の30歳から毎年。

年に一度はソロ公演をやろうと小さいながらも続けてきました。

今年がその10年目。

ひと区切りとするつもりでした。

1年をかけてしっかりと作品をつくり、ライブ活動し、たくさんの方に見ていただけるように行動しようと去年の11月から動いてきました。

40歳の誕生日の5月1日、公演半年前に詳細を発表、チケット販売を開始し、猛アクセルで駆け抜ける計画でしたが残念ながらその計画も難しくなりました。

この未曾有の事態は簡単に終わるものではないということ。安心してお客さんにお届けすることが困難になるだろうという懸念。金銭的リスク。この数ヶ月で考えていることが変わってきていること。様々な理由がありますが、自分にとってもお客さんにとってもベストなタイミングではないと感じているので、早い段階ですが延期することにしました。

これからの活動

周りのアーティストの皆さんや様々な業種で働かれている皆さんの大変な状況の話を聞きます。お店をやっていた知り合いが閉店を余儀なくされたり、会社をいつクビになるかわからない、これからのアーティスト活動を迷う人など、身近な方々の話はやっぱり一番ずっしりと重く感じてしまいます。それぞれがこのウイルスとの闘いの真っ只中にいて、そんな話を聞くたびにとても辛いです。

今まで通りにいかない事が増え、小さなことや大きなことなど変化しなければいけない事がたくさん起き、一人ではどうしようもできない事が僕にも周りの方々にも突きつけられてくると思います。

でも、だからこそ長期戦と捉えた上で、みんなと協力し助け合いながらこの苦しい状況を乗り越えていく。変化しながら新しい自分の生き方や踊りへの向き合い方をみつけていく。と心の中で決意しました。


初日が開くはずだったその日まで

半年後のソロ公演は延期と決めましたが、何もせずにいるというのは本当に悔しいです。なので、そこまでにひとつ新しく挑戦を始めました。

「200日後にマッチョになるガリ」

僕は高校時代からこの25年ずっと体重が変わらず、ずっとガリガリのままでした。何度も筋トレに挑戦しては、挑戦しては中途半端なところで劇的な変化が出来ませんでした。生活に流されてしまうダメなタイプの人間なんです…。でもなんだかこのタイミングはやれる気がする。（家にずっといるからそう思っているだけなのか…）こうなったらみんなに監視してもらい、みんなに挑戦することを見守ってもらいながら、目標達成するとこをみんなと共有したい。

MURATA黄昏40の初日（10月31日）となる予定だったその日までにマッチョになります。そんな一つの挑戦を自分に課しました笑

（タップダンスのことじゃなくてすみません）

twitterに毎日更新していきます。良かったら是非一緒に見届けてください。


黄昏に関するプロジェクト企画について

今年は黄昏に向けて全国をライブで回りたい、世の役に立つことをしたい、くだらないことを存分に、とやりたい企画が沢山ありました。

が、それも今となっては難しくなりました。仕方のないこと。発想を転換しながらこの状況と向き合っていきます。

黄昏に関する企画とその今後について書き記しておきます。


1、保育園・幼稚園・児童館　無料タップダンス体験教室

今は絶対にできないような状況になってしまいました。いつかコロナ収束した時に沢山の場所に訪れます。この期間は今年の公演までとしていましたがコロナが収束し、できる状況になったらそこから無期限に延長します。またこのような時期だからこそオンラインでの親子向けの紙芝居ライブやお家で出来るタップ体験などの企画も考えてます。


2、村田と酒場と

都内のいろんなスペースでやり始めたこの企画はオンラインでもできるので、変わらず定期的にやります。

オンライン飲み会というものがあっという間にスタンダードになった1ヶ月。そうだ。人と人が交流するのにお酒ってやっぱりいいね。リアルではまだ2回しか実施できなかったけど、それでもいろんな人とのつながりが生まれる場所や時間はとても大好きな時間だなと改めて思いました。オンラインでも何か見えてくるだろうな。

Twitterや


3、4月29〜30日にMURATA配信40をやるつもりでした

4月29〜30日に40時間配信ライブをやるつもりでした。30代最後の時間にアホみたいなことしたいなと思ったからなんです。今年の2月から企画して1ヶ月前に告知しようと思っていたらこのような状況に。告知のタイミングも逃したまま、やらずじまいになりました。

30代最後の時間をバンジージャンプ中継や無観客ライブや対談企画など考えたけど、僕自身が移動することも難しくなったので、中止にしました。でもこの企画も必ずやります。バンジージャンプしているところをとにかくライブしたいというエセテレビ番組感をどうしてもやってみたいんです。必ず秋か冬にやるよ。


4、日常ソワレ

こちらも5月6月に企画していましたが、計画段階で無念。沢山の音楽アーティストの皆さんとライブをする予定でしたが時期を変え、形式を変え、やれたらと思っています。


5、野外で黄昏

今年の夏に野外で（川辺・山の中・田んぼの中・公園）など、とにかく外で日没が迫る刻、白幕を張ってプロジェクターを投射してMURATA黄昏メドレーをやろうと思っていました。この企画は…もしや今の状況でもできる形になりうるのではと。この形式ももっと詰めつつ、社会の様子をみながら実施できそうならば色々な形でやります。


MURATA黄昏40

10月開催は叶わなくなりましたが必ずどんな形かでやります。黄昏との10年間を僕自身がやっぱり形にしたいと強くおもっています。時期は未定です。41歳になる前にできるような世の中になっていたらいいな。そんなことを考えながら僕の中の表現欲とゆっくり付き合っていきます。


MURATA黄昏40に関わる企画は、延期にした本公演のその日まで形を変えながらやっていきます。

これから先、必ず芸術や文化が社会にとても必要になると信じています。何が必要で何が不要など、優先順位を決めなければいけない状況事態がとても辛いですが、全ての業種はみんなが豊かに生きていくためにどれも必要なものだと思うので、この未曾有の事態をどうにかみんなで乗り越えたいです。


長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。皆さんも体に気をつけてお過ごしてください。

またリアルな場で会えることを楽しみに。

いまはやれることをやっていきます。

2020.04.28



タップダンスをより多くの方に知っていただくための活動資金（様々な土地でのライブ・ワークショップの経費）にさせていただきます。よろしくお願いいたします。