正直、武者修行終わった時の気持ちなんて覚えてない。が、、、
先日ストーリーに武者修行終わった日らしいと投稿したのだが、正直、どんな気持ちだったのかなんて覚えていない。
なんかあったな。懐かしー。😁
ぐらいのノリだ。しかし、武者生とその後関わりのない私の投稿にも関わらず、若干2名が同様のストーリをあげた。みんな思うところがあるのだろう。時間もあるし、ひたすら足を動かしたあの2週間を振り返ることにする。
0.きっかけはLINE
小中高の友人から「たかのりこういうの好きやろー」という一言とともに動画のリンクが送られてきた。
ビジネス!ベトナム!ってだけで行くことを決めて、説明会参加とか諸々手順を踏んで参加。
1.最悪のメンタルで参加
インターン開始の一週間前ぐらいに恋人と別れ、関空水没のせいで前日までフライトが確定しないというドタバタの中でインターンが開始。わお。
2.右も左もわからずに徹夜で作った英語プレゼン
最初の3日間で日本で企画してきたものを実際にやった。現地でのヒアリングもない空想の企画では企画採用を目指してするプレゼンが通るわけがない。誰の声を聞いたのか。どんな声を聞いたのか。1ヶ月かけて日本で作って3日間ベトナムでできるか試そうとして徹夜で作った英語プレゼンはめためたにされた。
3.進むべき方向を見失い、チームの歯車が狂い出す。
持ち込んだ企画は崩れ、ゼロスタート。朝から夕方まで歩き回ってしたヒアリングはうまくいかない、日はないのに遅々として進まない、それどころか行く先も見えない企画。何をすればいいのかわからなくなったし、成功しないヒアリングに自信を失っていった。チームとしての足が止まった。自分で一杯一杯でチームに時間を使えなかった。自分で一杯一杯だからチームに時間を使うのがいいんだと今は思う。いろいろ話して、やることを整理して、進み出す。3回目のスタート。
4.ギリギリまで走り回る。
やることは見えた。シンプルになった。あとはやるだけ。走り回った。やることをした。企画が少しずつ形になる感覚。お客さんも入った。FBもらえた。改善ポイントが見える。改善。最終プレゼンギリギリまで走った。プレゼンを午後に控えて、午前までホイアンを走り回った。
5.結果は...
自分たちのチームのことはやるだけやった。周りのチームのためのことはできなかった。最終プレゼン。企画は条件付き採用。詰めるべきポイントを詰めたら採用。ギリギリのライン。優勝チームとはかけ離れた結果に感じた。
6.振り返りの日
半日の間、2週間駆け回ったホイアンを歩きながら振り返りをした。道端に座って、ひとり。考えた。ただただ、できなかったことが多かった。動き出せない自分が多かった。わからないと蓋をして止まっていた。理想はあった。道もぼんやり見えてた。手段を選んだ。自分が苦しまない道を選んだ。それがよくなかった。
7.変態...したのか?
していない。それが答えだと思う。きっかけは十分にもらった2週間だったはず。今も変態できていない。そんな気がする。「もっと自信持てよ。」「まず自分を変えたいと思うところから始めなさい」「考えすぎるな」3人のファシリテーターからはそんなニュアンスの態度と言葉をもらった気がする。
8.本当に覚えていないのか?
気持ちを覚えていないというよりは、整理ができてなくて言葉になるものではなかったというのがたぶん正しい。言葉にならないのなら覚えていられるわけもない。言葉で世界を認識するのだから。
今なら言葉にできるかもしれない。苦しそうだからと苦手だからと避けた選択肢があって、さらにその事実にも目を背けたかった。カスみたいな自分を認めたくなかった。もっとかっこよいと見せたかった。
悔しさと情けなさと不甲斐ない気持ちだろう。僕は負けたんだ。
2年経って筆をとってやっと整理がついたようなついていないような。武者修行で感じたカスな自分を少しでもカスじゃない自分に変えられたときに整理がつくんだろう。
2年越しにやっとスタートラインに立ったのかもしれない。