【ナカノヒトと村田ボーリング技研の日常】中小企業が合説をつくる
皆さん、こんにちは!
村田ボーリング技研のナカノヒトです。
なんとなく今日は
前置きを長くするよりも
読んでもらった方が早いと直感的に思ったので、
前置きはこれぐらいで…(笑)
(1)合説をつくりました
やります。
成功するかは置いておいて、
一旦つくってみました。
合同説明会。
初の試みなので、規模は小さめですが
参加する企業は「人や理念を大切にする企業」だけ。
私たちが自信を持って学生におすすめできる企業の方々、
そして学生のために何かしたいという思いを持った
素敵な社会人の方々が動いています。
ちなみに静岡市や商工会議所にも
ご後援いただけるということで…。
と勝手に思っています(笑)
現在は参加する学生集めやコンテンツづくりに奮闘中。
規模は小さいけど、
でも静岡の就活に何か1つでもいい影響が
出たらいいななんて妄想を膨らませています。
というか。
私たち村田ボーリング技研は
静岡市にある、いち中小企業に過ぎません。
しかも私たちは製造業。
採用とは関係のない業界です。
ではなぜ、いち中小企業が合説なんて作ろうとしたのか。
今日はその背景をお話していこうかなと思います。
(2)今までの採用フロー
ナカノヒトが所属する社長室では
新卒採用も手掛けています。
手掛けると言っても、
たくさんの人(社員や外部の方も)にご協力いただきながら、
当の本人たちは「お祭りだぁ!!!」と
騒いでいるだけなのですが。
今まで村田ボーリング技研では、
学生と出会ってから、内定を出すまでに
次のようなフローを踏んでいました。
①学生と出会う
まず名前の知られていない私たちは
学生の皆さんに知っていただくところからスタート。
従来は合同説明会へ出展したり、逆オファー型のツールを活用し
約何百人の学生と出会います。
②1次選考会(会社説明会)
学生と出会った次は
興味を持ってくださった学生に対して会社説明会を実施。
ここでは社長光生さんによるTOPライブや
先輩社員とのNGなしの座談会などを行います。
コロナ禍以降はweb会社説明会も実施することになりました。
webでやるようになってから、
全国の学生と気軽に会えるようになり、ありがたい…。
③2次選考会(グループワーク)
会社説明会の後はグループワーク。
仲間と共に会社の未来を考え、自分と深く向き合います。
内容は秘密だけど、
この2次選考会が新卒採用の肝。
現在は2次選考会の企画運営も若手社員が中心となって行い、
個人的には社員教育の場にもなっていて、
いいなぁと思っています。
④3次選考会(面談)
2次選考会の次はキャリア面談。
少し年の離れた社員と
学生の実現したい未来がムラタで本当に実現できるのかを
対話しながら擦り合わせていきます。
ここでは具体的に親御さんがどう考えているのか、
通勤はどうするのか(実家通いなのか、1人暮らしなのか)、
ムラタで働くとなった時の不安は何かなど
実際に「ムラタで働くとなったら…」の話も含めて
相談ベースに
改めてお互いの意思の確認、未来のすり合わせを行います。
➄4次選考会(社長面談)
最後は社長面談。
重要な質問を1つだけして、あとは雑談
らしい…(笑)
社長の目指す方向性が本当に自分の目指す方向と合っているのか、
もちろん社長自身と自分の相性も含めて
実際に社長と話してもらう、社長の話を聞くことで
最後の意思確認を行います。
⑥内定
最後は親御さんを招いて、内定式を行います。
親御さんを招く理由は
大切なご子息、お嬢様が
どんな会社で働くのかを見てもらいたいから。
少しでも安心してもらいたいから。
この①~⑥までを終えて、
村田ボーリング技研の新卒採用は終了します。
時期的に行くと1月~6月がこの採用期間にあたりますが、
現在は採用活動も時期が関係なくなってきて
インターンシップやイベントも含めると
通年で動くのが当たりまえになってきました。
(3)課題感もある
と、まぁ我が社の新卒採用のフローは
こんな感じなのですが。
その中で感じていた課題感がいくつかあります。
①出会えない
1つ目は
なんといっても「学生と出会えない」が1番の課題感。
この課題感は何も村田ボーリング技研だけではなく、
多くの企業が悩んでいるところ。
学生もいる。
企業もいる。
でも出会えない。
出会いきれていない。
…ような気がしていて。
そりゃ、そうですよね。
数に関しては学生の人数が減っている一方で
企業数は大小さまざま増えているので。
だから純粋に、学生との出会いを増やしたい。
企業と学生が出会う機会を増やしたい。
せっかくなら質のいい出会いを増やしたい。
ここでいう「質のいい出会い」とは
たくさんの人数と出会うことよりも
自社にマッチする学生と1人でもいいから出会うこと。
ということで、
今回は「人を大切にする企業」というテーマを設定し、
開催する運びとなりました。
②ミスマッチ
2つ目。
皆さん、こちらをご覧ください。
こちらは厚生労働省が令和5年10月に公表した
「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)」データ。
↓詳しく知りたい方はぜひ、こちらをご覧ください↓
この新規学卒就職者の離職率、
ここ十数年大きな変化はありません。
ずっと30%前後(大学卒)を推移しています。
もし、この離職率の背景に
「企業と学生のミスマッチ」があるとするならば、
それって事前に防げるのでは?
と思っています。
ミスマッチを完全に防ぐことは難しいけれど
でも、ミスマッチを防ぐ努力は
どこの企業でも学生でもできると思うんです。
お互いに幸せになるために生きているし、
就活も採用もしているじゃないですか。
だからこそ
合う・合わないはあるにしても
事前に出来る限りミスマッチを防ぐことは
すごく重要だと。
ということで。
このイベントでは「ありのまま」を1つの
キーワードにしています。
プログラムにある「ありのまま企業紹介」では
HPに載っているような企業概要ではなく、
自社の価値観や目指す未来、
そして今ある課題感もありのまま話す。
そのうえで、課題の解決も含めて
共に歩んでいきたいと思える企業と出会い、
マッチングすることを
このイベントでは目指しています。
③しずおかで働く
そして3つ目。
大学進学と共に静岡県外へ。
そして、そのまま県外にて就職…。
私の友人の多くもそうでした。
でも。
しずおかにはいい会社があるんです…。
しずおかにはいい大人がたくさんいるんです…。
だからこそ、
学生の皆さんにはもっと知ってほしいなと
私は思っています。
綺麗ごとではなく、
村田ボーリング技研に入ってほしいから
このイベントを開催するわけではありません。
このイベントは
あくまで学生と企業が出会う1つのきっかけ。
このきっかけを機に、
静岡で楽しく働く社会人が1人でも増える。
そしてそれが
いずれ静岡の発展にも繋がる。
この「いいサイクル」をしずおかに生むことこそ
私たちの目指す未来です。
(4)「あってよかったね」を目指したい
参加企業の皆さんと打ち合わせをする中で、
このイベントそのものが
学生にとっても、企業にとっても
「あってよかったね」と思ってもらえるような
イベントを目指していきたいなと思っています。
正直、すごいことはできないと思います。
斬新なアイディアがあるわけでもないし、
有名な人を呼べるわけでもないし、
使えるリソースも限られているので。
でも、それでもいい。
どういう形であったとしても
「来てよかったなぁ」とか
「勇気を出してよかったなぁ」と
参加者の皆さんに思ってもらえることが大事。
そして、
「後輩たちにも参加してもらいたい」
「他社にもおすすめしたい」と
少しずつ少しずつ輪を広げていき、
いつか静岡中を巻き込むような
イベントになったら万々歳。
まずは自分自身が
このイベントと誠心誠意向き合う。
残りもがんばります…!!
(5)今日の一言
私たち採用担当の仕事は
辞めることを見越して、たくさん採用し、
数年後に「やっぱりね」と言って
他社に送り出すことでしょうか。
と途中で書こうかなと思ったのですが
ちょっと暑苦しかったので
一番最後に持ってきました(笑)
書かないという選択肢はありませんでした…!(笑)
まぁ結局、私が目指したいところはここです。
この想いを実現できるよう、
まずはこの合説をいいものに形作っていきたいと思います!
それでは、また次回。