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名もなき家事のコストは?(暑い寒い対応編)

家にはあまり関心がないけど、必ずしも家の環境に満足できていない飲み友達の吉田に、快適な家について説明しています。今日は新春特別ゲストとして吉田夫人をお招きしました。

村田(以下、む) 久しぶり。最近は吉田とよく家の話をするんだけど、家の話なら夫婦揃ってした方が盛り上がるかと思って。

吉田夫人(以下、ふ) この人、急に家のこと気になりだしたみたい。家を建てるときは全然興味なくて、全部こっち任せだったんだったけど。

吉田(以下、よ) ほら、STAYHOMEとかでさ、家にいる時間が長くなったから。

ふ) これまでの話も聞いたよ。換気とか、空気清浄機とか、暖かいとか寒いとか、太陽光発電とか・・・。一番興味あったのは犬のための家の話かな。あと家の話だったら、私は収納とか、家事とかの方が興味あるなぁ。

む) 家事かぁ。家事って一言で言ってもいろいろあるよね。最近は「名もなき家事」っていう言葉も話題になったって聞いたことある。

ふ) そうそう、本も出てるよ。

「名もなき家事」の一例
 ・シャンプーやリンスの補充
 ・トイレットペーパーの補充
 ・調味料の補充
 ・洗った食器を元に戻す
 ・玄関の靴をそろえる
 ・洗濯ものをタンスにしまう
 ・子どもを起こす
 ・洗顔・歯磨きさせる
 ・子どもに食べさせる
 ・子どもの服の準備と着替え
 などなど

よ) 特別ゲストに呼ばない方がよかったんじゃない・・・

む) なるほどぉ、そういう視点ね。こういうのって家族一人一人の心掛けや行動でなんとかなるものと、それだけだと難しいものもあるよね。家が寒いとか暑いってのも結構関係あるよ。

よ) お、強引に自分の領域に持ってった。

ふ) そうなの?例えば?

む) 家の中が寒かったり、暑かったりするからやらないといけないこと。例えば、ストーブの給油や温度調整。あ、その前にタンクに灯油を入れる。とか。

ふ) たしかに!そのとき灯油をちょっとこぼして手についちゃったりすると臭くて、手も洗わなきゃいけないし、大体そういう時って夕食の支度してたり、子どもが帰ってきたりとか。あ、もうイライラしてきた。

む) でしょ。雨の日なんか、ベランダで濡れながら灯油入れてね。で、消したら消した臭いし、換気したら今度は寒いし。

ふ) あなたが仕事から帰ってきて、ちょうどいい室温なのは、そういう努力のおかげだからね。

よ) はい。感謝してます。

む) 今日は吉田の口数が少ない。。

ふ) あと、朝布団から出られないことで失う時間。夜、コタツから出れずに失う時間。厚手の布団や毛布を出し入れしたり、結露の後始末のために失う時間。夏の夜に汗かいて着替える時間、減る睡眠時間、とか。

む) 寒い暑いって、不快なうえに時間も失うんだよ。

ふ) 確かに。。これは家族の誰かが頑張るとかの問題じゃないわね。

む) 今の話を一覧にしたのがこれ。項目も時間も超主観的な感覚でまとめてみたけど、30年間の合計だと4,465時間。で、専業主婦の時給として参考にされてる【平成30年内閣府・無償労働の貨幣評価 1,450円/時】で計算すると、なんと約650万円。

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ふ) 650万!これ自分のことだけじゃなくて、子どもたちのことも考えると、もっとたくさんの時間がかかってるはず。リフォームしよっか。。

よ) まぁまぁ、そういう話はまた家でしよう。せっかくだから、今すぐ役に立つような話も聞いてみたら?ほら、この時期の乾燥が気になるって言ってただろ。

ふ) そうそう、加湿器ってどうやって選べばいいの?

む) じゃあ、乾燥対策の話をしよう。

《つづく》


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