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インセプションデッキがプロジェクト成功へ導くって話 #アジャイル日記7日目

みなさま今日もお疲れ様っす。
今日は、いつも以上にしっかり記事を書こうと意気込みまくりでございまっす!アジャイルに精通していない方も是非みてくださいっ!

こんなことに遭遇したことありますか?

・このプロジェクトどこ向かってるの?
・みんな言ってる事が違う...
・QCD全部大事と言われても無理...
・なんかモチベーションが湧かない....

こういう原因は主に2点
★ 創始者達がプジェクトの"ゴール", "過程", "背景"
  "ビジョン", "価値" について認識統一できていない
★ 上記の認識を開発者含めた他メンバーや
     途中参画メンバーに共有ができていない

うーんっ確かに!
(と思ってくれていることを期待...笑)

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その悩みインセプションデッキが解決しますっ

インセプションデッキはプロジェクトの核心をつきその共通理解広範囲関係者全員手軽に伝えるためのアイテムですっ

アイテムと言っても、ただのパワポ資料

以下がポイントになるよっ
できれば「全員」で作成する
★ 仲間が増えたらこの資料を見せる
★ ゴールやビジョンが変われば更新する
★ 迷いがでたらこ資料を確認する

ふむ、、、、
何か凄そうだし、運用方法も分かったけど
結局資料の中身はどうな感じなのさっ

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おーけーおーけー
資料の中身については今から話しますぜ

インセプションデッキは10の要素で構成してるよ

なので、だいたいパワポの資料10スライド分になります!

「え〜意外と少ないっすぐ作れるじゃんっ」と思ったあなた!NOです!インセプションデッキ作成に要する期間は数日から2週間程度見込んでくださいっ。長々文章があったら誰も読みたくならない、ひとつのことにフォーカスして、とことん議論し、その思いを過不足なく、できる限り短い言葉に落とし込むことが必要なのだ。それには多少なりとも時間がかかるよねっ

10の要素の内訳はこれだっ!!

全体像を捉えるためのセクション
No1. 我々はなぜここにいるのか
No2. エレベーターピッチ
No3. パッケージデザイン
No4. やらないことリスト
No5. 「ご近所さん」を探せ

具現化させるためのセクション
No6. 解決案を描く
No7. 夜も眠れない問題
No8. 期間を見極める
No9. 何を諦めるのか
No10. 何がどれだけ必要か

ボリュームたっぷりなので、今回は前半の全体像を捉えるための要素について解説していくよっ

Let's go  !!!!!!!!!!!!!!

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※ 注意
このあとインセプションデッキの要素となるサンプルおよびテンプレート資料がございます。...が、実際はもっと豪華に資料は作られます!!色合い等は目を伏せていただけますと幸いです。(そこまで作り込む気力がなかった...泣)

No1. 我々はなぜここにいるのか

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おお、、いきなり核心をついてくる....
というかなんか厨二病っぽい....w
(ぼくはこういう言葉結構すきですw

例えば...
「あるプロジェクトで自動車の開発を任された」として「なぜあなたはここにいるのか」という問いかけがあったとします
Aさん 「売れる自動車をつくるため!」
Bさん 「かっこいい自動車をつくるため!」
Cさん 「誰でも安心できる自動車をつくる!」
うん。見事にバラバラですね
こうも各人のMISSION(使命・任務)が異なるとコミュニケーションや具体的な取り組みの優先度も齟齬がでてきてしまうよね。

こういったことを防ぐためにも
・何のためにチームを組んでいるのか
・顧客/エンドユーザーは誰なのか
・このプロジェクトの背景はなにか  etc...

こういったことを再確認していくよ

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この質問に答えられることができれば...
★ 的確な判断を下せるようになる
★ バランスやドレードオフを加味できる
★ 斬新で核心的な解決案を生み出せる
自分たちのMISSIONを腹落ちしているからこそ、自信を持ってこんなアクションに繋がります!いいねっ!

No2. エレベーターピッチ

このワードはご存知の方も多いのではないでしょうか。

たまたま乗ったエレベーターに超有名投資家が...!! 30秒後に目的階に着いてしまう...!! 簡潔で明快で情熱が伝わるプレゼンをして資金援助をGETするんだ...!!

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ってやつです。

みなさんは今取り組んでいるプロジェクトについて「30秒」「2センテンス」で簡潔に明快に情熱を持って伝えることができますか?

難しいかな?
しかし、これを呪文のようにパッと答えられる、そして自信を持っていればプロジェクトの本質を理解できていることになります。これをメンバー全員ができれば素晴らしいっすよね!

作成には以下のようなテンプレートを使うことが多いですっ

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エレベーターピッチを習得できれば
★ 曖昧さが取り除かれゴールが明確になる
★ プロダクトやチームの強みがわかる
が期待できるよ!是非やってみようっ

No3. パッケージデザインを作る

「パッケージデザイン?」
「別に商品化はしないんだけど......」

うんうん。それでもこれはとても大事な作業です。

私たちには必ず競合がいます。
ライバルに負けないアピールポイントは何でしょう?

顧客やユーザーも必ずいます。
彼らが喜ぶアピールポイントは何でしょう?

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もちろんデザイナーまで雇って
本物のパッケージを作るまでしなくても以下のポイントを押さえて作成すれば十分だっ
・プロダクトの特徴ではなく効果を考える
・キャッチコピーを決定する
・デザインをする

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こんな感じっ
どうでしょう、早く開発したい!プロダクトを届けたい!って気持ちが強くなったのではないでしょうか。

★ 何を何のために制作するのか明確になる
★ アピールポイントが明確になる

特に開発者にとっても、モノを作るのが目的ではなく、その先の体験を提供することが目的であることが印象付きますよね!

No4. やらないことリストを作る

やりたくない!やりたくない!
やちたくなーーーーーーーーーい!!

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やりたくないことありますよね。
ていうか、プロジェクトって
あれもやれ」「これもやれ」って多過ぎません?

開発者側や請負側は
やらされ仕事になり、その作業の本質を考えなくなってしまいますし、「これって意味あるの...?」って思いつつも口に出さなくなってしまう。

さらには、ステークホルダーが後々になって「○○はやらないの?」と鶴の一声で作業が増えることもあります。

これを防ぐために、そして本当に価値のあることを優先して作業するために「やらないこと」を"プロジェクト開始前"に明文化しておくのです!

フレームワークとしては
① やること
② やらないこと
③ あとで決めること
上記3点にカテゴライズしますっ

こんな感じ....↓↓

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これを通して
★ 本当に価値のある作業への集中
★ スコープ内外の明確化
★ 突飛な作業の追加防止
が期待できるよっ!

No5. 「ご近所さん」を探せ 

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例えばお医者さん。

お医者さん一人では手術はできません。
・汗を拭いたり、メスを渡してくれる看護師さん
・麻酔を打ってくれる麻酔師さん
・機器を扱ってくれる臨床工学士さん
・血液や異物の汚染を防ぐ清掃員さん
もっと外には、、
・見学や勉強にきた研修医さん
・メンバーを評価しに来た院長さん
・取材にきた記者さん
がいたりもありえます。

「おいおい手術で疲れているのに、いまから研修医へのアドバイスと記者とのインタビューがあるのか、患者さんを診る時間が減ってしまうよ....」とお医者さんの嘆きが聞こえてきます。

これが開発においてもよくあります。
・レビューしたがるアーキテクトチーム
・審査したがるセキュリティチーム
・ドキュメントを作らせたがるマネージャー

やめてくれぇ
ぼくたちは価値あるものを顧客にいち早く届けるために開発に集中したいんだ!邪魔をするなぁぁぁぁああ。

と思いつつも、彼らが悪い訳ではない。重要なのは、こういった「ご近所さん」と"うまい"付き合いをしていくことだ

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早めに「ご近所さん」を洗い出すことで
★ 事前に気をつけるべきポイントがわかる
 
(セキュリティ遵守など)
★ 弊害要因の早期対応ができる
★ 信頼関係を事前に築くことができる

とくに三つ目が重要ですっ。
前もってマンションのお隣さんと仲良くしておけば、家の鍵を無くしたときに助けてくれるかもしれないよね。そういうことっ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
アジャイルに限らず、システム開発に限らず、どのプロジェクトにも適用できるアイテムと理解いただけれたら凄く嬉しいです!

今回はインセプションデッキの前半部分である「全体像を捉える」ためのセクションでした。もし反響があれば後半部分の「具現化する」ためのセクションを解説する記事も作成したいと思うので、イイねやコメントお待ちしております!!

本日もここまでお読みいただきありがとうございました!引き続き一緒に頑張っていきましょう!


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