漫画紹介30 片喰いと黄金
一言説明
圧倒的なしあわせを求めて
簡単なあらすじ紹介
時は1849年、イングランドは未曽有の大飢饉を迎えていた
やせ細った大地と人
家も土地も家族も失ったアメリアと従僕のコナーは
カルフォルニアで見つかったという黄金を求めて
アメリカ大陸へ向かうことを決めた
「たとえこの先
ささやかな幸せを見つけて
笑いあえる、そんな日が来たとして」
「私たちが味わったあの苦しみが
それしきのことで、到底賄えるものでは・・・・・・ない!」
「大富豪……飢えも知らず、病気も知らず……
そんな未来が、子孫にまで残るような……」
彼女は夢をかなえるため、カルフォルニアを目指す
見どころ
アメリアの心の強さ
大富豪になる為の必死さと
失われない他者を認めて寄り添う優しさが心をうち
それに振り回された人たちの救われた様子が読者の心をうちます
奴隷制の残っていたころのアメリカを横断するという作品柄
登場人物の苦悩、決断、混沌が良く描けた作品になります
当時のアメリカに実在した人物が出てきたり
当時の文化・歴史が学べる作品でもあります
また、当時の文化などに注目しつつ作中でおかしな点は
巻末のおまけで捕捉を入れたりなどの解説が楽しいです
好きなキャラクター
イザヤ
初めて見たときは妖精に見えるけど
口を開いて、全然妖精じゃないまでが1セットと
紹介されていたのがツボでした
いい感じにサイコパスで、でも人を寄せ付ける何かがあります
最後に
集英社で連載開始後途中で講談社で連載の続きを始めた変わった作品
ウィンランドサガのような作品が好きな方にお勧めです
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