編み物界隈ディグ-その1〜江戸と令和を繋ぐ『裂織』の哲学〜Tomo Kishida(トモ キシダ)さん
1.今回紹介する動画
【ゴミから服へ】江戸時代から続く『裂織』の哲学を今、ファッションに落とし込む【uni iroikas is, - the mind of Sakiori -】
Youtubeでこのようなタイトルの動画を見つけました。
「ゴミから服へ」というワードにインパクトがあり動画を視聴しました。
後に紹介しているTomo Kishida(トモ キシダ)さん、終始落ち着いた話し方で本当に聞きやすかったです。
2.大まかな内容
・大阪を拠点とするクリエイター、Tomo Kishida(トモ キシダ)さん。
・服飾学校時代に、シーチングなど(主にパターンの練習に使用される安い生地)が大量に捨てらゴミになっていくことを目の当たりにし、廃棄される生地を利用して何か面白いことできないかと考える。
・工場や生地屋から端切れを仕入れて、裂いて布を作り、その布で服を作り始める。
・動画では西脇市の播州織の工場「織馬鹿」さんから本来なら捨てられる布の端切れを購入していた。
3.Tomo Kishida(トモ キシダ)さんのすごいところ
・全部の工程を一人で行っている(リペアもご本人が受け付けている)
・謙虚
たった一人で、前例のないことをやり通せることがカックイイなと思いました。そして、そのような素晴らしい行動をしているにもかかわらず、偉そうにすることはなく、むしろ謙虚。「地球に優しい活動」とか「SDGs」って言いたいからやってるとかではなく、本当に問題意識を持っているから、実一人でも行動してしまえる。取り組みに対する本気さが伝わってくるからこそ、工場の人々や、生地屋さんから信頼を得ているのではないかなと思いました。
Tomo Kishida(トモ キシダ)さんの作った『裂織』のジャケットは丁寧に作られていてどれも温かみがありました。(播州織のスカーフが欲しかったけどこちらのジャケットも欲しくなりました… ) 動画で是非見てみてください。