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サークル元気で行こうさん(かあつかつろーさん)のひろがるスカイプリキュア同人誌「ボクの彼女は虹ヶ丘ましろ(19)」レビュー「男のオタクって普段何考えて生きてるのか?」

男のオタクって普段何考えて生きてるんだろう?

…そんな皆さんの素朴な疑問に答えるのが
かあつかつろーさんの
「ひろがるスカイプリキュア(通称ひろプリ)」同人誌
「ボクの彼女は虹ヶ丘ましろ(19)」となります。

かつてキュアプリズムに変身して世界の危機を救った
「プリキュア」のひとり・虹ヶ丘ましろも今や19歳。

「プリキュア」中は恋愛は御法度なのですが今は彼氏もいる状況で
その彼氏には自分が昔「プリキュア」だった事を隠して交際してます。

そんなある日彼氏さんがキュアプリズムのファンだと知り
虹ヶ丘が
「昔…ワタシ…キュアプリズム…のコスプレをしていた…」
と非常に苦しいウソをついたところ
彼氏さんが食いついて
「今!コスプレして見せてくれ!」
と要求し,虹ヶ丘は久しぶりにキュアプリズムに変身して
彼氏さんの写真撮影に応じる…。

本同人誌は「健全」であり…。
キュアプリズムのコスプレ(…との名目で変身)した虹ヶ丘と
(コスプレえっちと呼ばれる)性交渉に及ぶ描写はありません。

虹ヶ丘が人生初「ナンパされ」に挑戦するも全敗して落ち込んでいるのを
彼氏さんが
「虹ヶ丘ましろは…最高に可愛い!」
と慰めて虹ヶ丘から
「貴方のそういうとこ…大好きだよ♡」
と言われてハッピーエンド。

…と実に他愛のない内容なのですが…。
彼氏さんの発言に「看過出来ないもの」を感じ
僕は拙レビューを書き始めたのです。

ソレは彼氏さんの「ナンパ」に対する考え方。
「失敗率の高いナンパなんて非効率的でしょ?」
「マッチングアプリの方が効率的だよ」
「断られてメンタルにダメージ負うのもイヤだし」
「(ナンパなんて)メンタルの強い昭和男子のすること」

成程なあ。

好きな女子に「付き合って下さい」と告白して
「ヤなこった」と拒絶されメンタルにダメージを負うのがイヤだから
(絶対に拒絶される心配のない)アニメの登場人物に恋をするんだ。

「プリキュア」は友達になりたい子がいたら
思い切って自分から声を掛ける大切さを教えているのに
彼氏さんは「プリキュア」から
そうした大切なことを何も学び取っていないんだ…。

そんな考えで「恋人」って出来るんでしょうか。

僕の妹は昭和の女子ですが合コンで現在の旦那と出会って
旦那さんは
「俺は変わり者で一生結婚出来ない」
って考え方をしてたのですが
妹は合コンが終わると
「次はいつ会えますか?」
と次に会う約束を取り付けて,
その後も押して押して押しまくり
そのまま寄り切って結婚しました。
今では旦那さん=義弟に「趣味は何ですか」と尋ねると
「嫁(=つまり僕の妹)」
と臆面もなく答える程ラブラブですよ。

妹が「肉食系」なのではありません。
妹が男に対して積極性を発揮したのはコレが最初で最後。
人生には「勝負すべきとき」があって
妹はその勝負から逃げなかったんです。

「ナンパなんて昭和の遺物」

とか寝言言って傷付くことを恐れ
勝負から逃げ続けているから
未来永劫恋人が出来ねえんだよ。

「勇気を出して困難と戦うこと」

コレは「プリキュアの教え」の基本中の基本じゃないか。

一体!
「プリキュア」から何を学んだんだッ!
オマエは…!
「プリキュアファン」なんかじゃないッ!

本同人誌は男のオタクが何故ダメなのかを赤裸々に描いているのです。

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