東出イロドリ×コノシロしんこ両先生主催の特殊性癖結集合同誌「安易な性癖」レビュー「『特殊性癖』…ソレは最後のフロンティア…」

「特殊性癖」と言うのは…端的に言えば…
どういうシチュエーションで性的に興奮するかであって…
現代社会において特殊性癖は細分化され…
ガラパゴス諸島の様な独自かつ特異な進化を遂げており…
「とても一口では言えない」
…を最大の特徴とするのだが…

ココに…
東出イロドリと…
コノシロしんこと言う…
蛮勇の持ち主が…
現代のダーウィンが…
ガラパゴス諸島に分け入って進み…
特殊性癖の進化の謎を解明しようとしたのが本書となる…。

語り部として最初に「自分の特殊性癖」を
明かしておかないのは
不誠実と思われるのでココに記しておく…

完璧超人の姉に…
学業に於いても運動面に於いても容姿に於いても人品骨柄に於いても…
何ひとつ勝るトコロのなかった鬱屈の化身の妹が…
「他人の彼氏を寝取る能力」
に於いて…初めて姉に勝り…
風呂場で…
「エウレカ!(見つけた!)」
と叫んで素っ裸で町内を走り回り…
手始めに「お姉ちゃんの彼氏」を…自宅のトイレで寝取り…
ハメてる状態で彼氏さんとお姉ちゃんに
扉1枚挟んだ状態で会話させるシチュエーション…

ハイ…コレが「特殊性癖」と言うものです…。
ね…「分からない」でしょう…?
どうしてそういうシチュエーションがスキなのかは…
この僕自身…説明が出来ません…。

閑話休題

本書は両先生が5年前から温められていた企画で…
なんで5年も温めたかと言えば…
コロナ・パンデミクスがあったからで…

総勢18名の絵師の皆さんが一堂に会する…
「特殊性癖」をお題とする1頁漫画合同誌を実現するには…
パンデミクスの終焉を待たねばならなかったのです…。

最初の20頁は…
「東出イロドリ先生のターン」と
「コノシロしんこ先生のターン」とが
交互に描かれ…「こうヤるんだよッ」という…
手本と言うか見本となってます…。

21頁以降は「ゲスト作家さんのターン」が続く構成…。

・リップが剥げてしまう程のエッグいフェラ…
・メルモちゃんのキャンディ食って小っちゃくなって
従姉妹と一緒に風呂に入ってアレヤコレヤとイタズラ…
・オトナのオモチャと自分のチ×コを入れ替えるスタンド能力者が
オモチャで励んでいる同級生にスタンド攻撃する…
・ドスケベシスターが
「さーて今のはどっちの穴でしょうか…?」
と出題する…

等々様々な特殊性癖が
我々探検隊の前に立ち塞がり…行く手を阻んで来るのである…
真理の探究とは斯くも困難を伴うモノなのか…。

「特殊性癖」…ソレは最後のフロンティア…
コレは合同誌「安易な性癖」の18名のクルーが…
その任務を遂行し未知の世界を探索して…
新しい生命と文明を求め…
人類未踏の宇宙に勇敢に航海した物語なのである…。

東出イロドリ…宇宙船「安易な性癖」のカーク艦長…
行く先々でオンナにちょっかい出す下半身の衝動の化身…

コノシロしんこ…「安易な性癖」のミスタースポック…
「艦長…アナタの行動は極めて非論理的です…」
とオンナに突っ込んでる艦長に突っ込める唯一の存在…

カークとスポックはウマが合い…
表紙と裏表紙をまたいで…ふたりでひとりバロロームな…
股間によるチXコを挟んだ「友情のバロムクロス」を披露されている…