月刊ヤングキングアワーズ誌2025年1月号レビュー「『ナポレオン』の長谷川哲也先生の新連載は銃剣男子と歴史修正主義者との戦い?『ドッグ・タイムズ』堂々開幕!」
ヤングキングアワーズ誌2024年8月号で
22年に及ぶ「ナポレオン」の連載を堂々完結された
長谷川哲也先生の待望の新連載
「ドッグ・タイムズ」が今月号に掲載されました。
1916年・第一次世界大戦下の西部戦線。
病気の妻の治療費を稼ぐために従軍した愛妻家のパーンは…
功を焦って突出した結果…
敵兵に撃たれる…
が…弾丸が中空で静止し…
彼が「ケルベロス」と名付け…
餌付けしていた黒い犬が彼に語り掛けて来る…。
「アナタはココで撃たれて死ぬのが運命…」
「ですが…ワタシの手伝いをして下さるなら…」
「命を助けましょう…」
「この世界の歴史は大まかに決まっていますが…」
「『エコー』と呼ばれる歴史修正主義者が…」
「『過去の歴史』を変えて…」
「人類の歴史をトンデモ歴史にしようと企んでます…」
「現に…『エコー』が歴史を変え…」
「アナタの奥様は『最初からいない』コトにされました…」
「ワタシの使命は…『エコー』を退治して…」
「歴史の修正を阻止するコト…」
「アナタの様な…」
「歴史では『死んだコトになっている』方は…」
「実はワタシ達の協力者となっている場合があるのです…」
もしも黒犬の申し出を断ったら…
「アナタはこのまま死ぬだけです…」
と言われては断り様もなく…
パーンは黒犬の申し出を受け…
様々な時代を行き来する…
タイムパトロールの見習い的存在しとして…
『エコー』の退治に勤しむコトとなったのである…。
第1回の今日は…
1821年のフランスにやって来た黒犬とパーン。
1821年5月5日…
英国領セント・ヘレナ島でナポレオンが没していて…
どうやらその直後の様だ…。
黒犬には若干の記憶操作能力があり…
アドルフ・ティエールという…
後のフランス第2代大統領となる男
…と同僚という設定をアドルフに信じ込ませ…
パーンはアドルフとタレイランとの面会に立ち会う…。
タレイランは余りにも傑物過ぎて
黒犬のスターウォーズのフォース的暗示が一切通用しない…。
続く!
第1回を拝読させていただいたのですが…
パーン君と黒犬が歴史上の重要人物と面会し…
その話を聞き…『エコー』の企みを阻止する…
横山光輝先生の「時の行者」や…
藤子F不二雄先生の「T.Pぽん」を思わせる展開…
第1回はもうね…
「ファンサービス」以外の何物でもないと思ってます…。
「ナポレオン」という超長期連載を終えられて…
肩の力がイイ感じに抜けて…先生の作品では…
「オカルト・マキアート」に近い緩いオカルト物になるのか知らん。
所謂「大河」感とか
壮大な物語の序章といった気負いが感じられず…。
スッスッと読めるのがイイですね。
はたしてパーン君と黒犬は今後…
如何なる歴史上の有名人と出会うのかが楽しみですね。