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サークル「サカナとタイガー」(せたさん)の「響け!ユーフォニアム」第3期ファンブック「アンサンブル」レビュー「優れた創作物は多分に予言的であり…せたさんがエスパー魔美であることが証明されたのだ。」

2024年6月30日に「響け!ユーフォニアム」第3期が堂々完結しましたが
この日には同人誌即売会があり…。
サークル「サカナとタイガー」の主催者せたさん的に葛藤があられた筈。
(無理せず夏のコミックマーケットを待って
「アンサンブル」完全版を出した方が良いのではないか…?)

待てるかボケッ!
ワタシは…い・ま・ファンブックを出したいんじゃい!

こうしてジオングが70%構築された段階で前線に投入された様に
「アンサンブル」は
「ユーフォ」の結末が分からぬまま前線に投入されたのであった…。

「アンサンブル」は「ユーフォ」のお家芸の「不和」が描かれてない
肩の凝らない吹奏楽部の日常を描いた実に健全な内容で
「ユーフォ」本編で地獄の底を引き摺り回され
最終話で漸く報われた身の上には
「体に優しいつくり」が本当に有難いのです。

僕は3番目の話がスキです。
オーボエ担当の2年の剣崎梨々花と同じくオーボエ担当の1年生の話。
「オーボエ担当の1年生」の名前が判明しておらず
ソコに「アンサンブル」の「見切り発車」の苦しさがあり…。
このエピソード終了後に
「この1年生…加千須みくちゃんって言うらしいです~」
との描き足しがあり「リアルタイム」感が爆発してて最高なのです。

…最終話で剣崎梨々花と加千須みくが一緒に練習してる模様が描かれ…
剣崎が鎧塚みぞれから教わった
オーボエの「糸巻き」の様な手入れの仕方を
加千須に実演して見せてる描写に重なって行く描写に…
せたさんは「報われた」思いがあられたんじゃないかなあ…。
優れた創作物は多分に予言的であって
せたさんがエスパー魔美であることが証明された名場面でもあります。

…僕の例えがいちいち古いのは
僕がオイボレだからで
僕のレビューの「仕様」なのです。

オイボレついでに言っておくと釜屋すずめの容姿が
アスカとマリのハイブリッドに見えると何故誰も突っ込まない…ッ!
僕がオイボレだと…言うの…か…。

閑話休題

最終話の吹奏楽部91人全員紹介で剣崎梨々花と加千須みくが並んで描かれ
せたさんが感涙に咽び泣かれている姿が目に浮かぶ様です。
「ユーフォ」本編には散々情動を揺さぶられたのですから
最後くらい報われないとウソですよね。

サークル「サカナとタイガー」(せたさん)が
2024年6月30日に頒布された
「ユーフォ」3期ファンブック「アンサンブル」は…。
頒布された同日夕刻に
「公式」から補完されて堂々完結させられたという…。
「リアルタイムで出す意義」を体現した同人誌として
末永く記念されるべきだと思う次第である。


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