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コラム「是空社既発6タイトルの『普及版』を1年間の期間限定で発売決定!」

2024年10月4日深夜0:00に是空社より告知があり…
是空社既発6タイトルの『普及版』なるものを
今年の12月20日にリリースし…
1年間の期間限定で販売すると言う…。

その6タイトルとは以下の通りで…
各々3,500円+税で売り出すと言う…。
「アリス・スウィート・アリス」
「人間解剖島/ドクター・ブッチャー」
「DAGON -ダゴン-」
「マイドク」
「フランケンフッカー」
「デッドライン」

実を言えばなコオロギくん…
僕は上記6タイトルのうち「デッドライン」を除く
5タイトルを購入しており…
「DAGON -ダゴン-」は故あって手放したが…
残る4タイトルは依然として所有しており…
コオロギくんに購入の際の
助言めいたコトが出来るのではないかと思って…
拙レビューを書いている次第である…。

有体に申し上げて僕は…
是空社の売り上げに少なからず貢献していると言う自負がある…。
だから…今回の『普及版』とは一体何なのかについて…
相当突っ込んだコトが言えると自負しておる…。

先ず全体的な話として…
是空社は…
リリース当日に(多くの場合予約して)購入する客に…
あらん限りの歓待をするメーカーだと言うコトだ。
その歓待方法は大きく言って2種類あって…

1.当該ソフトのVHSビデオのジャケットデザインを模した
アウタージャケットを初回製造分に限って用意する。

まあこんな具合だ。

次に…
2.ブックレットを初回製造分に限って用意する。

つまり…初回製造分を購入しないと…
1.アウタージャケットも…
2.ブックレットも…
付属しないのだ…。

アウタージャケットはともかく…
ブックレットが初回製造分より後には付属しないと言うのは…
「是空社のやり方」に慣れていないと相当面食らう筈で…
非常に…一見の客にとって敷居が高く思える筈だ…。

是空社の敷居が一見の客にとって高いと思われる
ふたつめの理由は…
単純に円盤の値段が高いと言う点であり…
僕が所有する4タイトルのうち…
「アリス・スウィート・アリス」「フランケンフッカー」「マイドク」は…
希望小売価格が6,000円+税であり…。
円盤2枚組の「ドクター・ブッチャー」に至っては…
希望小売価格が7,800円+税と設定されており…

前述した初回製造分がハケてしまったら…
これはもうなかなかに手を出しにくい…。
付録も付かない高いのダブルパンチを喰らって…
尚も買う一見の客は少なかろう…。

恐らく是空社としても問題意識はある筈で…
今回の「普及版」という大ナタを振るう決断に至ったと思われる…。

是空社が大ナタを振るったのは…
「価格」面であって…
6,000円+税も…
7,800円+税も…
一律3,500円+税で売りましょうと言う大盤振る舞い…。

Amazonや楽天ブックスの割引率を鑑みれば…
3,000円強で購入するコトが出来る…。

勿論アウタージャケットもブックレットも付属しないワケだが…
新規ジャケットデザインを…
通常版のアウタージャケットに似せると言う…
なかなかにニクイ真似をする…。

「アリス・スウィート・アリス」「フランケンフッカー」「マイドク」に
関しては…円盤の仕様も特典映像も全て引き継がれる様だ…。
つまりこの3タイトルにとっては…
普及版=廉価版と言っていいだろう…
ブックレットが付属しない点に目を瞑れば(つぶれば)…
「買い」なのではないだろうか…。

ケツの穴狭いコト言っとらんで…
ブックレットくらい付けろ…
この…バカがッ!

「ドクター・ブッチャー」は本来円盤2枚組で…
元々はフルチの「サンゲリア」(原題:ZOMBIE)と…
ルッジェロ・デオダートの「食人族」(原題:CANNIBAL HOLOCAUST)の…
いいとこ取りの映画「ZOMBIE HOLOCAUST」として制作された
イタリア映画の本作が…
米国で公開されるに当たって…
やり手プロデューサーのテリー・レヴィーンという実に食えぬ男が…
「このままじゃ売れねえ」ってんで大幅に編集し…
ロイ・フランケス監督の別作品の一部を取り込むなどの「裏技」を駆使し…
「DOCTOR BUTCHER M.D.」(気違い医者ブッチャー=ドクター・ブッチャー)として売り出した経緯があり…
つまり…「人間解剖島ドクター・ブッチャー」には…
イタリア版(ZOMBIE HOLOCAUST名義)と
米国版(DOCTOR BUTCHER M.D.名義)の2バージョンあって…
それが故に円盤が2枚組となっているのであるが…
今回の「普及版」では…
イタリア版本編と…
ソレに付属する特典が割愛され…
円盤1枚組(米国版のみ)で出すと言うのである…。

つまり「ドクター・ブッチャー」の普及版とは…
廉価版ではなく…
仕様の半分を割愛した割愛版と言えるのだ…。

ハァァァァァ?
バカじゃないの?
21世紀最大の愚行がッ!
たった今大決定したッ!

コレは考え方の話だが…
僕は「仕様が減る」のも「特典が減る」のも…イ・ヤ・だ。
仕様と特典が半減するなど…論ッ外ッ!

フザけんなボケッ!
死ねェェェッ!

従ってコレから「ドクター・ブッチャー」を購入する方には…
普及版ではなく…
既に売られている(高い)通常版の方を…
強く強く強くッ!
オススメする。

コオロギくんの趣味が…
「安物買いの銭失い」だってんなら話は別だがなッ!

最後に「ドクター・ブッチャー」「フランケンフッカー」「マイドク」の
拙レビューを掲載する。
役に立つのか立たんのかは知らんが…
徒手空拳よりはマシだろう…。

僕とて人の子であるから「映画の好み」くらいある。
絶対的に圧倒的にスキなのは
「ドクターブッチャー」と「フランケンフッカー」…
「人造人間キカイダー」のハカイダーに
シンパシーを感ずるなら「マイドク」…。
「ダゴン」という大海獣特撮に関心があるなら「ダゴン」…。
レインコート姿で出刃包丁を携えて襲って来る
キチガイの殺人鬼によるスラッシャー映画に関心があるなら
「アリス・スウィート・アリス」を推す…。

「デッドライン」は全くの未見・未知数故に
僕は「普及版」を購入する…
その際に面白ければレビューは書く…。

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