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グミクラゲ先生の一次創作同人誌「スライム娘に気に入られてお持ち帰りされる話」第2レビュー「人造人間が…その造詣が精緻を極めた場合…その極限値は『母親』に収束するのか…?」
先般デミクラゲ先生の
「スライム娘に気に入られてお持ち帰りされる話」
を拝読させていただいてからというもの…四六時中考察し続け…
考察過程を発表しなければ…僕の五体が爆裂四散してしまうので…
ここに考察過程をメモしておきたい…。
「スライム娘」は「母親の模造品」「地母神の模造品」なのであるから…
グミクラゲ先生にとっての
「人造人間エヴァンゲリオン」なのだと僕は思ってる。
人造人間が…その造詣が精緻を極め…人間に限りなく近づいた場合…
その極限値は「人間」に…「母親」に収束するのか…
という論題は極めてSF的…というよりも理系的であり…
一切の情実を排し…純粋理性のみで考察するに値する論題であると思う…。
映画監督のルカ・グァダニーノは…この論題に対し…
「母親は…あらゆる者の代わりとなれるが…」
「何者をも母親の代わりとはなれない…」
と…「断じて否」の立場を採る…。
ルカ・グァダニーノ版「サスペリア」…
通称「ルカぺリア」に心服するグミクラゲ先生にとって…
ルカのこの言葉は…その後の御創作の指針とも成り得るが…
同時に「枷」でもあり…少なくとも深刻な影響を与えているコトが…
本同人誌を読めば一目瞭然…。
同じ論題に対して庵野秀明さんは…
「人造人間は決して『最愛のオンナ』に収束せず…」
「『最愛のオンナ』は何処にも存在せず…」
「ただ『息子』に…『最愛のオンナ』の面影が宿り…」
その事実が…ゲンドウを苦しめ…「息子」を遠ざけるのだ…。
「『最愛のオンナ』はただ…己の心中にのみ宿り…」
「母親は父親と生きるべきで…」
「息子は母親を卒業し…別のオンナと生きるべき」だと…
人造人間は…『最愛のオンナ』にも『母親』にも収束しないと
庵野さんは結論するに至る…。
グミクラゲ先生は…コレからどのような御創作をされるのだろうか…
あくまでもルカや庵野さんの影響を受け続けるのか…
全く別の方法で「女性優位」を立証すべく…
考察と追及に余念のない日々を送られるのか…
ソレは…浅学菲才の身の上である僕には…俄かに予想出来ない…。
先生は…この作品で「抜ける」のか「抜けない」のかを
盛んに気にしておられたが…
その問いかけに対する僕の「答え」はこうだ…。
僕は…大学で数学を専攻し…
難問を解くに当たって…常に枕元に筆記用具を用意し…
「意識」の力だけでは解けない難問を…
「無意識」の力を援用して解くという行為にしばしば耽溺し…
「解けた」トキの快感たるや…射精に匹敵するコトもしばしば…。
故に「スライム娘」を考察する行為は…
僕にとって「快感」であり…
海綿体が大いに充血する行為であると
告白するに何らやぶさかではないのだ…。
僕の思索の根源は「劣情」から発し…
「なんで僕は勃起してるのか」
を解明する行為だと言っているのである…。
「質問」に対する
「回答」になっていないかもしれないが…
レビューは僕の自慰行為であるから…
実に気持ち良く射精させていただいてますよ…
先生…