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サークル麦畑(高橋むぎさん)の「響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト」ファンブック「"It`s For You"」レビュー「公式からの燃料の供給の停止は二次創作の死活問題なのだ。」

昨年(2023年)の夏「ユーフォ」映画の
「アンサンブルコンテスト」が公開され公式から燃料が投下されました。

さて「公式から燃料が投下される」とは一体「何」なのでしょう。

高橋むぎさんは長年「ユーフォ」の同人誌を描かれておられる方なのですが
2019年12月発行の「卒業旅行」がコロナ禍の前に出た
「ユーフォ」同人誌の最後で,
その後2年5ヵ月間「ユーフォ」同人誌は出ていません。

公式の供給が少ないとなかなか話が作れないんですよね。
公式(自分の場合は主にアニメ)からの燃料の供給がない状態だと
妄想が明後日の方向に発展し始めてしまうことがあると思いますが,
自分の場合は成人向けの方向に振ってしまいました。
まあ昨年(2022年)の野外放尿本の方が
余程明後日の方向だと思われているんでしょうけど。(高橋)

「昨年(2022年)の野外放尿本」とは
2022年4月発行の「北宇治野外放尿倶楽部」を指し,
「成人向けの方向」とは
2023年8月発行の「うわきえっちKitauji」を指します。

公式…原作や原作をアニメ化したものとかの
新作の発表が無くなることを「公式からの燃料の供給がない」と表現し
二次創作同人作家は「公式からの燃料」で妄想の炎を燃やして
二次創作同人誌を作るのであって燃料の供給が無くなると
妄想の炎を燃やす事が困難となり高橋さんの場合は
「野外放尿本」とか「成人向けの方向」とかの
明後日の方向に妄想が発展すると仰られてるのです。

つまり昨年(2023年)の夏に公開された「アンサンブルコンテスト」は
久しぶりの公式からの燃料投下であって
高橋さんが妄想の炎を燃やして創作された同人誌が
2023年12月に発行された「"It's For You"」となる訳です。

あの事件のせいでメインスタッフの変更もあり
若干絵の印象は変わりましたが
変わらずの京アニのクオリティで良かったです。
あまり期待し過ぎないように気を引き締めて(?)
観に行きましたが全然問題なかった。(高橋)

同人誌の良い所はこういう忌憚のない意見が聴けるところで
高橋さんは「言いにくい事」を一切オブラートに包まず
ズバッと言って下さるのでいっそ有難いです。

僕は「秀一IF」が好きです
「ユーフォ」1期第1話で久美子が秀一に
『「しゃべってくんなブス!!」って秀一が言うから喋らないんですが?』
と言った事を拾われていて良かったです。

「かつての不思議ちゃんコンビ」も好き。
「私の「代わり」が…ちかお!!」
って台詞に大笑いしました。

「小笠原晴香のウザ絡み」も最高です。

実は「うわきえっちKitauji」も購入させていただきました。
これがもう本当に素晴らしい出来で…。
愚息も「高橋さんに良く礼を言っておいてくれ」と申しておりました。
愚息に代わって厚く御礼申し上げます。

高橋さんの「ペンネームの由来」も拝読させていただき
望外の喜びです。

実を言えば昨年4月から半年かけてのBS12でのユーフォ1期&2期の再放送,
年末年始のNHK Eテレでの「ユーフォ」映画4本のテレビ放映があって
僕も久しぶりにユーフォ熱が再燃した次第でして
高橋さんの「ユーフォ」同人誌を久しぶりに購入させていただきました。
旧作ではありますが,
まこと公式からの燃料投下は有難いものだと痛感しております。

今後の益々の御健筆をお祈り申し上げて
拙レビューを閉じさせていただきます。



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