デンマークのフォルケ(IPC)の日々を思いだした話
今日のゲスト:デンマークの学校『International People's College(以下:IPC)』の卒業生、これから行こうとする人たち。
今年、7月までIPCに滞在していた卒業生が、報告会の場として宿「ローカル×ローカル」を選んでくれました(感謝)。
実は店主も今から10年前、6ヶ月ほど時間を過ごした学校です。
IPCは、デンマークの社会人教育プログラム「フォルケホイスコーレ(以下:フォルケ)」の一つ。
そこは試験もなければ、成績表もつきません。
原則として17歳半以上であれば、国籍・人種・宗教を問わず、誰でも通えます。
学校のタイプはデザイン、建築、介護、デンマーク語などさまざま。
私が通ったIPCは、いわゆる専門の学科はありません。
ですが一番、世界中(約30か国以上)から生徒が集まり、異文化にふれる学校で知られています。
ちなみに店主は、ケニア人のヘンリー君と同部屋で、隣はメキシコ人のレオパルド君、その隣にはカメルーン人のクリス君、その隣がスロバキア人の〜みたいな感じ。
IPCでは、一緒に絵を描いたり、演劇をやったり、合唱をしたり、スポーツをしたり、自国の文化を教えたり。
異なる文化、異なる価値観の者同士が、3ヶ月〜6ヶ月一緒に時間を過ごします。
私は全く英語が話せなかったのですが、ソーラン節、折り紙、似顔絵、コスプレ(仮装)、映像制作、など。
あらゆる”言語以外”の手段を使い、少しずつ交流を深めていきました。
その時の経験は、今、何かしら自分の血肉になっている気がします。
皆さんの報告会を聞きながら、あの頃のままだ(進化しつつ)と、嬉しい気持ちになりました。
・・・・
日本では学校を卒業した後「すぐに就職せよ!」みたいな空気がある気がします。
自分のタイミングとは異なる何かによって、迫られる、というか。
「そういう時期って、本当は自分のタイミングで決めていいのでは?」
そんな悠長な(?)ことを考えても、そうもいかない空気があるというか。
ですが、デンマークでは学校を卒業した後、海外を旅したり、何かを学び直したりするのが「文化」として日本より根付いてる気がします。
それは特に年齢も関係ありません。僕がいた時は、30代も40代も、60代もいました。
自分の人生を振り返ったり、充電したり、新しいことをやってみたり。
そんな時期を”ギャップイヤー”とも呼ぶそうですが、もっと日本にも広がってもいいのに(ないなら、つくるまで、とも思いますが)。
報告会を受けて、IPCに行こうとしていた人たちが、これからどんな出会いが待っているのか。
7月に帰ってきたばかりのIPC生がこれから何をしていくのか。
とても楽しみです。
というわけで!
こんな風に報告会、勉強会など!
ローカル×ローカルを貸し切りにして使うこともできます(最後はしっかり告知)!
ご予約、貸し切りのご相談、お待ちしてます!
お申し込みは、下記メールアドレスまでお問い合わせください!
フォルケの話は、また書きたいと思います。
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