イベント ローカル×ローカル。テーマ「住みたいまちって、どうつくる?」
こんにちは!
2018年に南伊豆町に移住し、現在は宿「ローカル×ローカル」と漫画家をやっています。一徹です。
この企画は、「地域おこし」「地方創生」って、一体どういう状態だろう?そんな問いを持った僕が、さまざまなローカルで活躍する先輩たちを訪ねて、学んだことを報告するイベントです。共催は日本仕事百貨です。
2019年6月から2020年2月まで、9人の先輩とイベントをやりました。あらためて書いてみると、錚々たるメンバーに来てもらいました。
* 肩書きは当時のまま
vol.01「人が増えるってほんとに豊かなの?神山つなぐ公社理事 西村佳哲さん
vol.02「効率化ってほんとにいいの?」真鶴出版の川口瞬さん・來住友美さん
vol.03「文化ってどうつくられる?」群言堂広報誌 三浦編集室 三浦類さん
vol.04「好きと稼ぎを考える」 株式会社BASE TRES代表の松本潤一郎さん
vol.05「地域のしがらみ、どう超える?」長野県塩尻市市役所職員 山田崇さん
vol.06「いいものって、何だろう?」デザイン事務所TSUGI代表 新山直広さん
vol.07「事業ってどうつくるの?」greenzビジネスアドバイザー 小野裕之さん
vol.08「 体験を、どう届ける?」キッチハイク代表 山本雅也さん・プロデューサー古屋達洋さん
vol.9「まちづくりってなに?」株式会社machimori代表 市来広一郎さん
その後、Vol.10、11と続けていく予定でしたが、コロナで休止に。という訳で、3年ぶりにイベント「ローカル×ローカル」を開催します。
今回、お越しいただく先輩は、BAGN Inc.代表/Double Famousの坂口修一郎さん。
坂口さんに伺ったテーマは、「住みたいまちって、どうつくる?」です。
個人的な話になりますが、僕は縁もゆかりもない土地で起業して2年になります。その間、僕は自分の事業をどうやって黒字化させていくかで精一杯でした。
自分が住みたい、暮らしたい社会(自分の半径)をつくるために、事業をやってきたけれど、このままいくと・・・手詰まりな気がしました。
というのも、宿にさまざまな人を招き、まちを好きになってもらうようなイベントを企画しても、どこか気がかりなのは、そこに住んでいる地元の人たち。
自分が地域に関われば関わるほど、その土地に住んでいる人と、どうやって関係をつくっていくかをより考えるようになりました。
これは見知らぬ土地で起業して、胎で実感したことでもあります。
とはいえ、「みんなのため〜」とか「地域のために〜」とか主語がでかいことは言えなくて。とはいえ、旧来型の地域のシステムに「それってもう刷新した方がよくないですか?」と、言いたいこともある。
まちとの関わりかたの、いいバランスを探しています。
もちろん、自分の事業を地域の人全員に理解してもらう、なんて不可能かもしれませんし、みんなと仲良くなんてむずかしいのかもしれません。
ですが、年齢も職業も趣味嗜好も異なるバックグラウンドを持った者同士が、気負わずにどうやって地域内でコミニュケーションを育んでいけばいいのか。
みんながいろんな垣根を超えて、協働し合う関係ってどうやってつくっていけばいいのだろう?
それが自分の振る舞い、工夫で、"グッドネイバー(良き隣人)"になれる道があるなら、その方法を探したい。学びたい。
そんなことを考えていた時に、坂口さんを思い浮かべました。
坂口さんは無国籍音楽バンドDouble Famousのトランペットを担当するミュージシャン。2011年には震災のチャリティーイベントで来日したフランスの歌手・女優のジェーン・バーキンとワールドツアーもやっています。
一方、坂口さんは2009年から故郷鹿児島で、音楽・クラフト・アート・食・文学などを楽しむ年に1回のクロスカルチャー体験型野外フェスティバル『GOOD NEIGHBORS JAMBOREE(以下:グッドネイバーズジャンボリー)』も主宰されています。
会場では、実行委員とシェフ達によるレストランによるフードやドリンク、音楽ライブ、地元クラフトマンを中心に展開されるワークショップ、多種多様なカルチャーを体験することができます。
会場様子(2019年)。とにかくいい雰囲気なんです。
今年で13年目を迎えるグッドネイバーズジャンボリー。もともと会場の「かわなべ森の学校(旧長谷小学校)」は、周辺に民家がない、過疎化が進んでいる集落でした(今もそう)。
坂口さんが、このカルチャーを持ち込んだとき、地元の人にとって相当劇薬だったんじゃないかな(笑)。
一時は、会場の旧小学校が廃校になる動きもありました。ですが、坂口さんは地元の人たちとコミニュケーションを重ね、複合自然体験施設『リバーバンク森の学校』として再生させました。
坂口さんは、異なる文化が混ざり合うとき、どんな工夫や配慮があったのだろう。
それぞれの住みたいまちを、ありたい未来を、どうやって調整させていくのだろう。
当日は、僕が事前に坂口さんにインタビューを行い、そこで学んだことを皆さんにシェアして、さらに深めていきたいと思います。
イベントでは、坂口さんがグッドネイバーズジャンボリーの活動を綴った著書『GOOD NEIGHBORS JAMBOREE ローカルの未来を照らすコミュニティ・フェスティバルの12年』も紹介しながら、本では収まりきらなかったお話も伺っていく予定です(販売も予定)。
進行の相方は、日本仕事百貨の中川耕輔さんです。
▼日時
2023/7/13(木)
19:00 開場 19:30 開始
【1部】トークセッション:19:30(開場19:00)〜21:30
【2部】懇談会:21:30〜22:30
▼場所
ボーナストラック
〒155-0033 東京都世田谷区代田2丁目36−12
ギャラリースペース1階
https://bonus-track.net/access/
▼参加費
3,000円(懇談会も含む)
▼タイムテーブル
19:00 開場
19:30 開始(1部)
21:00 質疑応答
21:20 集合写真
21:30 交流会(2部)
22:30 終了
※交流会では、坂口さん、中川さん、伊集院がそれぞれのご当地おつまみをご準備します
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